■1582年 夏 本能寺炎上 クリア済大名36/36
 
 
・伊達輝宗
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 シナリオ2から成長は見られないものの、難易度は大幅に低下。戦略も奥州地方を手中にして関東地方進出を企むことに変わりなく、強敵の北条家とて上杉家・徳川家との争いが並行するので厳しい障害にはならない。序盤は北方向に手広く攻め、不要武将を処分しつつ常に敵城を包囲しておく。この際、南部家は普請した寺池城に招き入れて全滅させれば効率的。南陸奥国は防波堤として働かせ、北条家や佐竹家にそこ以上の侵入を許さないように。柴田家との同盟は追い風になる確率が高く、足枷にもなりにくい。
 1584年には伊達政宗と伊達成実が元服し、素晴らしい能力と見栄え良い顔でプレイヤーの気力は俄然高まる。一部配下からの人望が薄い輝宗との交代は、自然な流れより人為的に行うのが望ましい。ただ、悲しいかな両人共に百姓一揆を食い止められない為、危うい気配の城には軍団を置いて凌ごう。あと、規模の割に人材は揃っているが、士気が全体的に低い。
・蘆名盛隆
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 相馬家と同盟かつ上杉家・北条家・佐竹家が友好と、周辺諸国との平穏な大名関係は救いだが、伊達家や最上家より関東地方に近く、安全が確保された期間は短い。貧弱な国力で他家に攻め入るのは無理で、答は降伏一択となる。上杉家に助けを求めた場合は順番調整と降伏即謀反で石高を倍に増やし、兵力を蓄えてから南陸奥国を統一して常陸国へ南下を。北条家と佐竹家との争いに乗じられれば理想で、黒川城は捨て石に使って構わない。関東地方が混戦状態に陥ることを願おう。別候補の佐竹家とは経路が繋がっていないものの、隣りの宇都宮家も確実に同じ道を歩んでくれるので大丈夫。常陸国の半分でも支配下に置ければ、それを元手に北上が可能になる。こちらの時は北条家から無視されるように努めるが、同盟が成立しないので運が大いに絡む。関東地方が混戦状態に陥らないことを願おう。
 頭数不足は意外に平気で、仕官と奥州地方からの寝返りにより自然解決する。また、1589年に盛隆が早世して一族が途絶える不幸もあるが、これは配下の忠義低下に歯止めを掛けられる切っ掛けに歓迎してしまうのが人情だろう。天下人に上り詰めた際、金上盛備は盛隆の後を追うように没しており、猪苗代盛国にはとうの昔に裏切られで、蘆名家譜代の武将は残っていなかった。尚、1604年元服の蘆名盛久の軍事は15と高く、1597年元服の蘆名義広も盛隆よりはマシな力量であり、現れないのは残念だ。
・最上義光
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 極少の石高と対照的な配下で各人に割り振られた兵数は見るも無惨とは言え、それを逆手に取って処分可の武将を敵大将に激突させれば、小野寺家の撃破が可能。義光の高い士気が可能にする、捨て身の戦術だ。次に伊達家の米沢城を攻めたいが、伊達家の主力が葛西家の目前から移動したら困るので自城の山形城には軍団を配置せず、各所の「城レベル>兵数」の均衡を崩さないように。故に、豊作のイベントは痛し痒し。その後は葛西家を攻撃した隙に白石城を包囲、南部家を攻撃した隙に寺池城を包囲と、伊達家を利用して領地を広げる。その過程で北条家が南陸奥国への進出を遂げることも多く、これは休戦や先攻めで難を逃れるしかない。
 配下の忠義は一部を除き安定せず、序盤は氏家守棟と1586年の出羽国に登場の楯岡満茂くらいしか頼りにならないが、やがて伊達政宗・伊達成実・片倉景綱が手に入るので我慢を。あと、先んじて羽柴家と同盟を結んでおけば中盤以降に役立つ。
・佐竹義重
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 初っ端から約3倍の戦力差がある、強大な北条家との全面対決。とは言え、隣接する宇都宮家は自ら降伏してくれるし、下総国の佐倉城を包囲中の里見家を全滅させての遺領総取り権を行使すれば、短期間で100万石への到達すら夢ではない。奥州地方は無視を決め込めるので、北条家との交戦に集中出来るのもありがたい。
 北条家はわざと堅城を包囲させる等して局地的に有利な合戦を重ねていけば、戦線を立て直す技術に乏しいCPUは次第に衰えていく。関東地方の戦況が落ち着けば奥州地方に手を伸ばし、伊達家の優秀な武将を討ち死にさせてしまわないよう、合戦では少数の騎馬隊や鉄砲隊の動員も視野に。中堅勢力ながら天下統一に向けて頼らなければならない運が小さい為、プレイヤーの実力が問われる大名だ。
・里見義頼
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 十数年間のプレイによりクリアが叶った大名の中で、最も困難だったのがシナリオ3の里見家。客観的に比較すれば戦力と地利で更に厳しい勢力は多々あるものの、武将数が乏しいにも拘らず1587年が寿命の里見義頼には憤ること請け合い。相続では一族が皆無となり、跡継ぎは一族限定のプレイ姿勢を貫くことすら無理だ。無能な板倉昌察を経て佐竹家から奪い取った有能な太田資正に継がせて天下人となったが、データ上では里見義康が1590年元服となっているのに、強制的に血筋が途切れてしまうのは如何なものか。この酷い経験により長い年月、シナリオ2での里見家が手付かずとなってしまった。
 当面は北条家・佐竹家の留守を狙い、細々と空城を攻めてゆくしかないと思われる。しかし、南関東は石高豊かな土地ではあるが三国間での争いになる為、休戦すら至難の技。どちらかの勢力に降伏し、謀反を窺う方が楽か。
・宇都宮国綱
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 最大の自慢が当主の若さと言う可哀相な宇都宮家は、まず同盟が成立してくれない北条家の存在が不幸の源。戦力はシナリオ内で最下位を争える規模で、一門の宇都宮義綱と芳賀高武の登場とて十年以上先の話と、2つの評価Fを覆す材料は見当たらない。それ故に家運を北条家の胸三寸に委ねられた感が強いものの、複雑に絡み合う周辺の戦況と各種数値の恩恵で余計な手を出さなければ気付かれにくい立ち位置におり、共闘関係の佐竹家を乗っ取る為に必要な潜伏期間を唯一の自城で待つことも可能だ。
 中堅勢力に成り上がるまでの期間は2年で済み、以後は少し辛い佐竹家の感覚で進められた。具体的には、総出で古河城を包囲中の佐竹家に降伏し、即座の謀反で実り豊かな太田城に無血入城が一歩目で、続けて古河城は落としたものの瀕死に陥った佐竹家を打ち破り、凡人な上に孤独な国綱を支えてくれる家臣団を結成後、北条家の妨害を貫いて府中城まで進軍してきた里見家を全滅させ、遺領配分の優位で約100万石を達成。長らく北条家に忠誠を誓わねば現状からの脱出は無理で、その後の救命にもリロードの大量投与を覚悟しており拍子抜けだったが、再現は難しいか。
・北条氏政
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:初級
 東海地方からは徳川家、北陸地方からは上杉家、甲信地方からは滝川家、関東地方からは佐竹家・里見家と、関東地方一円に広大な領地を治める為に序盤から敵が多い。しかし、向こうには向こうの都合がある勢力ばかりで、戦力では圧倒的に有利なのだから各個撃破は容易だ。最初に滅亡してもらうのは里見家と佐竹家で、上杉家と滝川家の攻撃を武蔵国を犠牲に受け止める間に全軍団を動員して叩き潰そう。里見家はわざと攻めさせてから対応すれば、一手で滅びてくれる。その後は徳川家を牽制しつつ奥州地方に標的を移すが、伊達政宗と伊達成実の元服までは伊達家を生かすこと。
 配下は一流とは言い難いものの、政治の値が二桁ある武将が多いので許容出来る。全体的な忠義が下降線を辿り褒美が必須となる問題も、序盤から引っ切り無しに届けられる進物で潤う財政が支えてくれるし、手堅くいくなら人心掌握術に優れた北条氏直に継がしても良い。シナリオ3の大名としては非常に難易度が低く、初心者でも1596年が制限時間になる氏政存命中のクリアを目指せるだろう。ちなみに、太田氏房を1582年の秋までに討ち死にさせるか重臣追放すると…?
・織田信長
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:初級
 シナリオ3で織田家信長を選択した場合は本能寺の変の直前から開始され、時代背景のナレーションから武将の登場パターンまで異なる、独自のシナリオと化す。見所は美作国にある毛利家の高松城で、最初から自軍が包囲している珍しい光景が。あれだけ有利だったシナリオ2から更に膨れ上がった戦力に、北条家・徳川家と同盟まで結んでいるのだから、よっぽどの天の邪鬼を通さねば滅亡する方が難しい。エンディングを即見たい人には都合良いし、別の切り口として重臣追放と同盟破棄で忠義を低下させた配下を各所に散りばめて謀反を促し、そこから仕切り直してみては如何だろう。
・滝川一益
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 説明書の中級者向けとの記述が誤植としか思えない、不遇の積もり積もった勢力。石高が貧しい上に武将は2人だけだわ、今にも攻め込まれそうな北条家・上杉家・徳川家との同盟は非成立だわ、外様大名を抱える為に降伏も不可だわと、まさに手も足も出ない。更に、一益が1593年に没すると跡目に相応しい者がおらず、踏んだり蹴ったり。魅力としては真田家を使えるのと、なぜか前田慶次が元服したことがあった。1586年の尾張国に登場なのに不思議だが、プレイによっては現れなかった時もあり、謎が潜む。尚、後継者選択画面でも一門扱いである。
 厳しい序盤の打開には上野国の箕輪城の死守が最重要で、ここが周囲の城レベルの関係で攻められにくいのを利用し、休戦状態にする。そして、近辺の弱小大名を滅ぼしていくが、毛利家秀頼と河尻家は徳川家を隔てる要所なので無視。上記三家の潰し合いを促す為に改めて箕輪城に兵力を集中させ、都合良く北条家と上杉家が甲斐国と武蔵国へ深く侵入してくれたら、柴田家と同盟を結んだ上で越後国を攻めよう。柴田家の東への進路を封鎖するのは、羽柴家の成長防止にも働いて一石二鳥だ。他に、最初から東海地方への突撃に専念する手もあり。
・徳川家康
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 石高と武将と兵力の数値が噛み合わず、やがて羽柴家と北条家の二大巨頭に挟まれてしまう徳川家は、西に攻めても東に攻めても一長一短で悩ましい。しかし、最も嫌な相手の北条家とは領地を接している割に後々まで争いは起こらず、その猶予を近辺の弱小勢力の平定に費やして戦力を蓄えれば、持ち前の配下の優秀さも手伝って不安要素は消せる。尚、重臣の鳥居元忠は士気が最低となっており、処分しないのなら知行の設定に注意。開幕には寝返り候補も少々いる。
 進行ルートは尾張国及び信濃国を経由して美濃国の二方面から、手駒を選り好みしつつ羽柴家か柴田家と手を結んだ上で東に向かう。余裕があるので西なり北なりに隙も見付かるが、北条家のみならず上杉家との開戦すら守り切れなくなる恐れが大で、自重が好ましい。同盟を禁止するなら西には一切手を出さず、滝川家と河尻家の支配城を進撃起点に北条家を早い内に弱体化させてしまおう。敢えて辛い道を選んだご褒美に、伊達家家臣を貰えて嬉しい。
・織田信包
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 織田三重唱。尾張国の支配と周辺勢力との折り合いがついている状況を活用し、東海地方から忍び寄る大勢力と真正面から戦える様は、シナリオ1の織田家信長に似ている。ただし、大名の能力が足元にも及ばないのが玉にキズで、配下にも全く恵まれていない。
 美濃国の稲葉家や氏家家は城レベルの高さから攻め込まれず、伊勢国の織田家信雄とは同盟か休戦が簡単に成立させられるので、序盤から徳川家に全力を注げるのは前述の通り。初手では三河国の岡崎城を包囲し、孤立した刈谷城に攻め入って武将の補充に繋げたい。見た目の印象よりは簡単で、CPU担当でも稀に善戦する。
・織田信雄
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 織田三重唱。初期領地の場所以外は織田家信包と大差は無く、どちらを選んでも難易度は同程度になる。大名及び配下の低い能力を適度な戦力と外交努力で補い、快調に進めば全兵力を注いでの羽柴家との対決すら可能な反面、背後から迫り来る徳川家や頭上から降り注ぐ柴田家の脅威を考慮すれば、戦うにしろ協力するにしろ同盟は成立させておくのが手筋だ。
 大和国・和泉国・紀伊国を獲得する為、手始めは筒井家に侵攻。領地を接する明智家と織田家信包は例によって、「城レベル>兵数」が続きがちだ。特に前者は堅牢な安土城であり、安心して安濃津城に全兵力を集結させられるだろう。筒井家は大抵数ターンの内に他家へ侵攻するので、空城になるまで待つかはお好みで。尚、不幸にも1ターン目に謀反の恐れあり。
・河尻秀隆
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 徳川家と北条家の緩衝地帯を根城する上に、武将を城数が上回る状況では守備兵の首が回るはずもない。意義のある同盟が結べるのも滝川家くらいで、無駄な抵抗は止めて降伏に取り掛かろう。北条家を経由して常陸国で反乱を起こせれば理想だが、開幕当初は本意を見破る確率が徳川家よりも高い為、一手目の降伏先を徳川家に指定して将来の鞍替えを狙う。1584年に跡取りの河尻秀長が元服するまで、本格的な始動は自重すべし。尚、秀隆の寿命は1589年也。
 秀隆と秀長は大名としての資質を持ち合わせておらず、重臣は少なめに抑えないと収入のほとんどが褒美に消えてしまう。軍事と政治が12の保科正直は河尻家の重鎮として最後まで活躍するが、1ターン目に謀反もすれば知行をいくら注いだところで忠義の安定が見込めない、扱いにくい人物でもある。この河尻家に忠誠を誓ってくれる武将など、探すのも大変だが。
・真田昌幸
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 配下と兵力が皆無なのに、命運尽きかけた滝川家の降伏大名として開始。昌幸が如何に優れた策略家だとしても、現状では滅亡へまっしぐらである。そこでプレイヤーが彼の代わりに、生き延びる術を考えなければならない。
 1ターン目から謀反を起こせる権利を行使して北条家に降伏するのは、その場から侵攻を命じられた挙げ句に滅亡の不安が少々ある。出来れば上野国の箕輪城に移動してから行い、北条家が関東地方を制覇して奥州地方に攻撃の手を移そうとした段階で、常陸国にて謀反となれば最高の流れ。短期的な戦略ではないので面倒だが、真田幸村が元服する1585年までは大人しくすべきだろう。関東地方に配置されるまでのハードルが高くないお蔭で、河尻家・上杉家・北条家を降伏→謀反で行き来する滅亡上等の成り行き任せのプレイを試してみると、結果的にリロード無しのクリアも成った。
・稲葉一鉄
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 四者で一国を等しく分け合った結果、全員が等しく滅びの道を進んでいる愚かな美濃国衆の一人。現在地の危険度は見た目程には高くなく、自力で命を繋いで稲葉貞通の元服を待つことも可能とは言え、現実的には他力が必要だ。真北にいる蒲生家を欺いての北近江国強奪が狙い目で、拒まれがちな降伏願いは同盟を経てから改めて頭を下げると騙されてくれる。余所の国に出張した蒲生軍の留守を預かる形から謀反し、軍事15の渡辺了と政治18の増田長盛を家臣とすれば中堅勢力の座は近い。
 本格始動後は手当たり次第に同盟を持ち掛けて敵を絞っていくが、基本軸は羽柴家との結託。羽柴家の東進を完全には阻まないように配慮しつつ、おこぼれを頂戴するくらいの気持ちで穏便に自城を増やす。30万石を供給してくれたかつての主家を追って近畿地方で暴れる他、稲葉軍による退路の寸断から羽柴軍による柴田軍主力壊滅が決まれば、少ない人手で領地拡大が望める北陸地方の独り占めが視野に。高齢の一鉄は79歳まで現役だが、流石に天下統一は間に合いそうもない。
・上杉景勝
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 シナリオ2から所領が狭まり支配下は越後国のみ、シナリオ1で軍事王国を築いた猛将たちの姿は見る影も無くなった。そして、強国の柴田家と北条家が保持戦力の大半を仕向けてくる為、必死に守備に奔走してもいずれ追い付かなくなるだろう。しかしながら腐っても上杉家、景勝と直江兼続の二人三脚で道は開ける。死期の差し迫った者が3人いるが、重臣抜擢・再編成せずに吉江景資の寿命をやり過ごせば、吉江資堅は救出可能だ。
 とにもかくにも敵を減らさなければ話にならず、柴田家との同盟が生命線。例え交渉が失敗しても、先手を取って魚津城から軍団を引き上げれば呼応してくれる確率は高い。そうして主力を沼田城に集結させ、散り散りになった北条家の軍勢を少しずつ削っていく。石高に恵まれた北条家は傷付いた戦力を即座に回復してしまうので、手間を惜しんで大将部隊だけを狙ったりせずに必ず全滅させて城に閉じ込めること。武将数が減れば北条家の脅威は縮小し、上杉家の地盤は確固たるものになる。滝川家や森家を攻めれば徳川家との交戦が早まるので、当分は友好的な態度を示そう。あわよくば北陸地方の総取りが出来る、初手を柴田家との大決戦に置き換えて死に体にしておく別解は、滅亡させるまでの時間が思ったより長いのが難点。
・柴田勝家
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 羽柴家の好敵手に見えて、実際には結構な不利を背負っている。序盤は守りに適した自領と、武将過多で兵力を集中出来ない羽柴家に対して逆の性質で有利だが、近畿地方は奪取後の確保が難しく、勢いに任せて西に拡大していくとじり貧に陥る。羽柴家とは手を結ぶのが無難で、真っ向勝負を仕掛けたいのであれば毛利家・徳川家・北条家まで同時に敵対関係となることへの覚悟を。慎重を期するなら攻めるべきは東であり、伊達家家臣を狙えるおまけも美味しい。
 政治に優れた武将がおらず、騎馬と鉄砲を編成した部隊が無闇に多いのは足枷である。味方を装うと向こうから頭を下げてくる蒲生家と細川家は結果として敵を増やしてしまいがちで、損得を見極めてから受け入れを判断されたし。勝家の寿命は1590年と老い先短く、残る一族に期待を寄せられないと言っても存命中の天下統一は容易ではない。
・蒲生賢秀
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 率先して動かなければ滅亡は近い。最初に思い付く戦略は柴田家との同盟で背後を固めて南下する方法だが、好調に進んでも保有武将が増えてくれない悩みが。そこで同盟済の柴田家の行動終了と軍団が配置されていない越前国を確認後、北近江国の小谷城へ移動してから柴田家に降伏し、次のターンで謀反を起こしてみよう。労せずして一気に70万石以上を獲得した上に、戦力が著しく減退した柴田家を北陸地方から押し出すことが可能で、得られる利益が高い割に運の要素が低いのも魅力。次に羽柴家との同盟をお忘れなく。
 蒲生家は武将数の少なさが癌となる為、北近江国から仕官する1583年の渡辺了と1584年の増田長盛は逃さないように。また、賢秀は1592年に没するものの配下の忠義が下がりがちなので、武将の頭数が揃った際には躊躇せず蒲生氏郷に首を挿げ替えたい。
・山岡景隆
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 明智家の領地を東西に分断する勢力として存在感を発揮しているとは言え、石高極少・配下無人・大名不才・滅亡間際と悪条件が完璧に揃った山岡家は、現状を好転させるには経験や技術よりも運と根気が求められる。ただ良い話もあり、攻められにくい絶妙な位置取りの加護で何もせずに数年間生き抜くのも可能で、初年には山岡景友と山岡景宗が元服。景隆が1594年に戦線離脱するのも、開始数年で死亡する弱小大名が多い中でよくぞ長生きしてくれたものだと考えたい。
 序盤の選択肢は多岐に渡り、出来る限りの大名家と同盟して周辺が平和になるのをひたすら待つ戦略も成立しそうだが、やはり降伏先を見付けるのが手筋か。羽柴家を頼ると次の一手まで時間が掛かる代わりに、羽柴ー山岡ルートが開通するまでの間に少しずつ兵力を蓄えさせてもらえるのが利点。明智家を選べばすぐに謀反を起こせるが、活動範囲が混戦地帯で独立後の安定が見込みにくく、降伏と謀反を節操無く繰り返す流浪の民になりがちではある。参考にクリア成功時の手順を書くと、明智家に降伏→謀反→羽柴家に降伏→謀反→毛利家に降伏→謀反→更に毛利家に降伏→更に謀反で九州地方に上陸し、数多の無礼に激怒中の毛利家と強引に同盟を組んで龍造寺家への宣戦から天下統一に乗り出した。
・明智光秀
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 元織田信長家臣との外交関係は軒並み敵対で、誰を相手にするべきなのか迷う程。最強の難敵となる羽柴家には全身全霊を捧げて決戦に臨めば一度二度の勝利を収められるものの、自軍の被害を穴埋めする前に強烈な反撃を受けてしまう為、羽柴家の滅亡を優先としないこと。無駄に広い領地は守り難く、山岡家のせいで完全に二分されているのも辛い。更に配下まで数だけ揃えたとしか言えない面子だが、光秀の優秀さを救いに突破口を見い出そう。
 同盟は成立不可に設定された大名でない限り、どんなに敵対していても成功の確率はある。よって、嫌われ者とて羽柴家や柴田家と瞬時に折り合える訳で、地力を秘めた明智家の将来は結構明るい。その際は東海地方ないし北陸地方に繋がる街道を、同盟国との友好と潰し合いの為に残しておこう。外交に一切頼らないなら、安土城を始めとした幾つかの堅い防御壁で時間を稼ぐべし。羽柴家は空城を餌に包囲させてからの全滅が、柴田家は蒲生家を餌に大雪を待っての退路遮断が有効で、仮に全ての初期領地が奪われても大和国・和泉国・紀伊国を治めれば問題無しだと考えよう。この戦略なら開幕から羽柴家へ積極的に寝返りを仕掛け、黒田官兵衛・亀井茲矩・池田輝政らを得ておく余裕も。
・羽柴秀吉
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:初級
 その優遇振りからして、シナリオ1の今川家的存在。周囲の毛利家・織田家信孝・十河家と同盟しており、元々豊かな兵力を元々劣勢の明智家に集中運用が出来る。秀吉の才能はもちろん、配下にも羽柴秀長・黒田官兵衛・加藤清正を代表に俊英たちが寄り合い、更に独立勢力並の宇喜多家のおまけ付。人員過剰で知行が足りない為、序盤から不必要な武将は次々に処分したい。ただし、開始直後に裏切り候補が少なくないのと、財源に乏しいのは悩みだ。
 戦略は素直に東へ攻めれば良いが、自領と侵攻方向の関係上、敵を滅亡させても遺領を他家に奪われてしまうのは難点で、特に柴田家には注意を。和泉国から伊勢国への進路を開けて中国・四国・九州地方の遺領総取りを狙うのも、待ち時間が長くて現実的でない。織田家信孝と十河家との同盟は邪魔なら破って構わず、石高を安全に稼げる。翌年に控えた大谷吉継の仕官を考えれば、最初の3ターンで山城国を占領したい。
・織田信孝
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 織田三重唱。比較すれば大名と配下の能力が若干上回り、三者の中で初めて選ぶ勢力としてお勧め。港を持つと悩みになりがちな水軍力が豊かなのも売りだが、何より感謝すべきは羽柴家との同盟か。強力な後ろ盾に守られつつ大和国や紀伊国を獲得し、後は四国地方に上陸するか伊勢国に侵攻するか思い通りに…とはいかず、羽柴家は無情にも裏切ってくる。そこで展開するべきは弱腰の平和外交で、進物を毎季節のように贈って機嫌を窺えば許してくれるであろう。
 初手では長宗我部家と筒井家に侵攻されないように、紀伊国の堀内家を叩く。次なる相手の筒井家は同等の戦力を持ち手強いので、信貴山城攻めは空城になるまで待ちたい。同盟国の鈴木家は隣接する城をレベル10程度まで普請して放置し、大和国と伊勢国の支配を目論んで侵攻を重ねてゆく。十分な石高を得てからは、羽柴家との同盟を続けて徳川家と戦うか、徳川家と休戦して羽柴家と戦うか。泣き所は1596年の信孝の寿命までに初期面子5人中4人が死亡することで、初年に小西行長を取り逃がしたらやり直し。あと、世継ぎの織田政信の能力を見てはいけない。
・津田信澄
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 織田家信孝傘下から開幕の津田家を選択する際は、必ず所有石高と信澄の魅力を確認せずに始めよう。忠臣の糟屋武則と立地条件の良い大坂城があれば、他に何が必要と言うのか。一門の跡取りがおらず1593年にはお家騒動が勃発するものの、誰が相続しようが皆の結束は確実に高まるので心配無用だ。
 この勢力が持つ唯一の売りは、初手に大坂城で謀反を起こせること。透かさず羽柴家との同盟を取り付けて、空になった尼崎城と高槻城を見た途端に降伏即謀反で摂津国を掌握し、ここで羽柴家が先程の悪行を許してくれれば和泉国や大和国への進軍が可能になる。ただし、津田家の拙い交渉術では最後の関係修復が大難関であり、織田家信孝に1ターンだけ投降して羽柴家の敵対心を清算するまでが必須手順に入るだろう。
・筒井順慶
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 筒井家と言えども日和見は厳禁で、どの勢力にしろ大和国に進入されてしまうと取り返しがつかない。やはり羽柴家との同盟が先決で、他に選ぶ道は無いと思われる。心の拠り所である軍事に秀でた島左近の存在も、政治と士気の値が低く徴兵と野戦がままならない欠点があり、楽しみを見出だすのが難しい。
 まずは同盟済みの羽柴家が明智家の勝龍寺城を包囲し、織田家信雄が安濃津城から全兵力を撤退し、織田家信孝が堀内家に侵攻して城を包囲した状況が作り出されるように周りを促す。初っ端から要求される仕事のハードルが異様に高くて嫌気が差すが、こうでもしないと事態が好転してくれない。和泉国の堺城さえ手に入れば、弱体化した織田家信孝から領地と武将を同時に奪っていける。1584年に元服の筒井定次は跡継ぎとなる重要人物なので、順慶譲りの無能さには目を瞑って丁重に扱おう。
・堀内氏善
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 配下と城兵がいないに代わりに戦略は練り易く、即詰み間際の見た目よりは挑戦しがいのある勢力。最も安直な手段が織田家信孝への降伏で、次点に鈴木家への降伏と言ったところだが、どちらも数年間の延命と引き換えに悲惨な末路が待っていよう。ここは危険回避の確実性に劣る反面、将来への楽しみが広がる織田家信孝との同盟を推薦したい。
 第一目標は留守になった堺城を偽降伏から巻き上げることで、時機が来るまでの勤めは城の普請で僅かな石高をお隣りさんから譲ってもらう程度。再起に成功後は和泉国を死守しつつ羽柴家に阿り、同盟に進路を塞がれるより早く大和国を抑えられれば安泰だ。ただ、独りぼっち故に持ち前の行動力が低く、謀反までに木村重茲の仕官か糟屋武則の寝返りが発生しなかった場合は、どうしたものか。
・細川忠興
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 羽柴家と柴田家から厳しい圧力を食らい、CPU担当時には抵抗することなく降伏を選ぶ。プレイヤーが担当しても同様で、羽柴家・柴田家のどちらかに降伏して気長に謀反の機会を待つのが定跡だろう。他にも羽柴家と同盟後に柴田家の留守を狙って越前国に侵攻するか、蒲生家のように同盟と行動順と謀反を併用して城を奪い取る手もあるが、いずれも運に頼らなければ成功しない。
 忠興と細川藤孝の能力は派手ではないが平均以上の数値ではあり、その勢力の規模から考えれば恵まれている。ここまで弱小では焼け石に水だとしても、他家に誇れる魅力が何一つ無いよりはずっと良い。
・毛利輝元
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:初級
 東日本の北条家と中央の羽柴家に勝るとも劣らない速度で日本地図を自分色に塗り潰してゆく、西日本の強豪勢力。大名の素養は平凡以下だが家臣団の結束は固いし、武将数も石高に対して理想的であり、兵力を戦場で攻撃力に還元する際の無駄が出にくい。別段の弱点や注意点が見当たらず、CPU担当でも毎回のように大勢力へと成長するのが初級者向けの証拠だ。
 毛利家に真正面から刃向かえる者は西日本に存在しない為、適当に好きな場所へ攻めていけば良い。四国地方はやがて決戦となる羽柴家への思惑によって扱い方が変化し、この実り少ない土地を敢えて譲って間接的に東への進行速度を遅らせるか、自分の支配下に置くことで直接的に邪魔するか、これまた好きな方を選べば良い。戦場で大活躍してくれる吉川元春の寿命は1588年なので、思う存分に酷使を。
・宇喜多秀家
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 羽柴家傘下から始まるものの、戦力と人員は中堅程度の規模を有し、このシナリオにおける羽柴家の快進撃は宇喜多家の協力があってこそ。外様大名を選ぶと謀反を起こせる機会を待たねばならないのが辛いが、宇喜多家は開始時に単独で配置されており、一手で30万石以上を携えて独立を果たせる。羽柴家と毛利家の二大巨頭に挟まれ、そこから先が苦労と忍耐の連続になるにしろ。手痛い損失を与えた羽柴家はともかく、奪い取れる領地が増えて喜んでいるであろう毛利家との同盟は生命線だ。
 最初に目指すのは美作国の統一。羽柴家が四国地方の讃岐国に侵攻したのを見届けてから一旦は津山城に引っ込み、岡山城が無人化したら包囲する。文章では簡潔に纏まるが、完璧に成功させるには順番の操作が欠かせない。軍勢が二手に分断された羽柴家は領土拡大競争から脱落し、柴田家の台頭が約束されるので予め同盟しておこう。リロードを封印したいなら初手で出雲国に出向き、羽柴家と休戦を成立させれば安定度が高かった。
・三好康長
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 大名選択画面で実情に反して外様扱いの三好家は、無い無い尽くしな上に一手詰めの最貧困勢力。危機回避の為に素早い四国地方脱出が必須で、羽柴家か織田家信孝に泣き付いて救援を待つ以外の術は考えにくい。前者は滅亡から逃れ易いものの謀反後の立ち回りは困難を極め、後者は本州上陸の確率は下がるが独立を果たせれば楽になる。一例に前者を使用した序盤のパターンを記すと、因幡国で謀反→毛利家に降伏→その場で謀反→柴田家と同盟・毛利家と休戦で羽柴家攻めの忙しい流れとなり、リロード封印は試そうとも思えなかった。
 配下が1人しかおらず、元服する者も存在しないお詫びのつもりか、開始時から高齢の康長は89歳まで生き長らえてくれる。ただ、この貧弱な才能ではありがた迷惑で、10年早く死んでもらえた方が武将管理の面で大いに助かったろうに。こんな凡人と苦境の下でも、最初に1回だけ褒美を与えておけば最後まで裏切る素振りを見せなかった、重臣の船越景直はとても偉い。
・十河存保
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 存保は軍事と士気で羽柴秀吉や長宗我部元親を凌ぐ、実に勇ましい人物である。実戦では意味を成さない比較なのはさて置き、敢えて高難易度に立ち向かった自分を騙す餌として利用されたし。現実的には強豪勢力への降伏から流れに身を任せた方が近道ながら、初期領地の讃岐国を捨てず軌道に乗せる手順を以下に。
 羽柴家との仲は初っ端から破談寸前。四国上陸阻止を水軍に任せたりせず、豪華な贈り物で敵意を宥めよう。そうして岡山城の人気が消えた時に降伏即謀反で直轄領を膨らますが、下手に兵力があると降伏と謀反の間に出陣を命じられて台無しになる為、徴兵はしないこと。そして、毛利家との同盟交渉で結果を出し、長宗我部家の反発が強い伊予国方面の制圧を委ね、自分らは阿波国へ。美作国西側の分断された羽柴領に魅せられても、羽柴家との交戦は確実に毛利家の機嫌を害するので注意。独立までに羽柴家に大勢いる離反候補が誰も動かなかった場合は、仏殿城に寝返りを持ち掛けてみよう。尚、別段勇ましくない十河存英への家督相続は、1592年に起きる。
・河野通直
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 手駒は冴えない大名と冴えない武将の2枚のみで、長宗我部家の前に滅亡寸前まで追い込まれては他家の協力が不可欠と、規模や位置関係も含めて三好家とそっくりな境遇である。こちらは九州地方への海路を有している分、少しは恵まれていると言えなくもないか。金を渡さなければ誰からも敬われない通直の存命中は重臣を増やすにも勇気がいるが、1590年の寿命と共に一族も途絶えるので将来に鬱憤は晴らせる。
 最寄りの大友家に頭を下げて豊後国を強奪するのは、四方から攻め寄せられて日々衰退していく勢力の中では厳しく、頼る先は毛利家しか残らない。博打性が高くても良ければ、毛利家と羽柴家を無節操に行き来して敵意を受け流しつつ戦力を膨らます方法をお勧め。準備が整い次第、東に攻める羽柴家と西に攻める毛利家の間を南下して、武将の増員と同盟の構築に尽力するのが安全策となる。この時、休戦が成立し易い両家の空城攻めの誘惑に襲われるが、片方と敵対するともう片方との同盟が有名無実化する不利益を承知しておこう。
・長宗我部元親
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 戦国の世の辛酸をなめてきた長宗我部家もシナリオ3にして、周辺の大名に見劣りしない国力まで育った。最初から港を複数持っているのに水軍力が皆無に等しく、羽柴家・毛利家・織田家信孝に海上で抵抗出来ないので、相手からは攻められるのに自分からは攻められない過酷な状況だが。そもそも、未だ四国地方統一すら叶っていない。
 毛利家・羽柴家共に休戦を成立させるのは容易いが早期の同盟は必須で、三国同盟となってからも中盤以降を見越して適度に進物を贈っておくこと。軍事面では讃岐国を捧げるつもりで気長に使者を送りつつ、三好家を正攻法で滅ぼし、河野家は自城を包囲させてから処理したい。近しい敵を一掃した後は、和泉国に水軍力の低い勢力が来るまで力を蓄えたいが、羽柴家に東進を阻まれてはおじゃんだ。ノーリロードを目指すなら、思い切って大和国まで一気に貫くつもりで、最初から水軍に大金を投じてみよう。
・大友宗麟
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 九州地方を三分する龍造寺家・島津家は順調に領地を拡大したにも拘らず、シナリオ2より前線を後退させており先行きは暗い。配下は出来不出来の差が激しいのが特徴で、出来の方では屋台骨となる立花道雪と高橋紹雲に加え、1582年の豊後国から立花宗茂が仕官。寿命の関係で3人が揃って活躍してくれる期間は短いものの、家名が傾きかけた大友家への指名に値する魅力だ。
 敵の数は間に合っており、毛利家とは必ず同盟。しばらくは徴兵と守備に専念して各大名家の動向を窺い、島津家と龍造寺家が争うように仕向けたい。この時、毛利家が四国地方に掛かり切りであれば、筑前国には自ら侵攻する。島津家は肥前国経由で龍造寺家の領地奥深くに突入していくので、その隙に肥後国を乗っ取って島津家の全軍団を閉じ込めてしまおう。反撃は大将部隊への集中攻撃で跳ね返し、不要武将の処分を兼ねて空城を攻め、ある程度の兵力が確保出来たら島津家を滅亡させれば、見事に数年で九州地方制覇となる。
・龍造寺隆信
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 隆信を筆頭に龍造寺家が誇る猛将たちは健在なものの、近い将来に続々と生涯を閉じてしまい、隆信自身も1587年に没する。家督を相続させた鍋島直茂と軍勢の立て直しを急がねばならず、大幅に減少する石高や強大な織田信長の存在を差し引いたとしても、シナリオ2の方が気持ちを楽に遊べるかもしれない。
 CPU担当だと九州地方の激戦を勝ち抜くのは稀で前途は辛そうだが、毛利家との同盟さえ成功すれば島津家に対して兵力と編成で有利。まずは龍造寺家からすれば無価値な同盟者の阿蘇家に島津家が侵攻するように誘導し、そこを攻撃の起点にして一気に南に押し返してゆく。余裕があれば、投降してくれる優秀な敵武将を討ち死にさせず、配下に加える配慮が欲しい。
・阿蘇惟将
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 三分された九州地方の中程で時代の流れから取り残されたかのように、ひっそりと独立を保ち続けている。龍造寺家・大友家と緊密な間柄とは言え、島津家に対して和平も抵抗も不可能では開幕から他力本願になるのも仕方無く、その場から再出発したいなら龍造寺家に、新天地への移動を望むなら大友家の軍門に下ろう。阿蘇家周辺に配置された兵力は最初に引き上げてくれるので、どちらを選択しても順番を遅らせてからの降伏→謀反で20万石以上を頂ける。九州地方から離れない場合は徹底して島津家を叩くのが重要で、その作業の大部分は新同盟国の毛利家に担ってもらおう。
 弱小勢力に付き物な人手不足の悩みは、序盤から寝返りによって解消される可能性が低くない。ただし、1594年に政治11・魅力17の阿蘇惟光が加わるとパーフェクト・データブックに記載されているのに、惟将が没すると同時に一門が消滅して実際には出現しないのが大変悲しい。頼みの綱の甲斐宗運とて、1593年までの命である。
・島津義久
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 大友家の屋台骨も龍造寺家の猛将も、島津家の家臣団には到底及ばない。ただし、知行の振り分けが均等なことから兵力が分散し、野戦の安定勝ちが難しい。そこで武将を整理したいが、ふるいに掛けても網目を落ちてゆく者がほとんどいない、贅沢な悩みに苛まれる勢力だ。
 九州地方統一に向けての戦略は、侵攻が成功しそうな敵領を見付けては北上を繰り返すのみ。西日本の他勢力では必須に近い毛利家との同盟も、島津家に限っては邪魔になる。大友家と龍造寺家は無難に個別対応したいが、同時に相手にしても不都合は生じないか。しかし、台風と飢饉で石高が一気に強奪される九州地方だけに、リロード禁止の挑戦は胃が痛い。
 
 
 
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