■1600年 春 関ヶ原 クリア済大名34/43
 
 
 
・伊達政宗
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 これまでのシナリオでは奥州地方の貧土に悩まされたが、土地が極端に肥えた上に隣接する東軍の城が無人の為、開始直後の謀反で50万石以上を奪取可能。大名と配下の結構な質と、攻め易く守り易い地利も併せて、東軍の外様大名では最も簡単だ。
 とは言え、序盤から東軍に太刀打ち出来るはずもなく、西軍との同盟後に順番を操って休戦と空城攻めを繰り返すしかない。この時、西軍の上杉家と佐竹家が目障りなので、早く全滅するように東軍へ間接的な協力を。
・上杉景勝
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 見違えるように豊沃となった奥州地方の恩恵を一番授かるのが上杉家で、初手の謀反により100万石超が手中に。最大級の兵力を維持しつつ独立を遂げられ、別段の不安も抱えない。シナリオ4を外様大名で初挑戦したい人に最適だ。
 周囲が敵の大軍だらけになるにも拘わらず、それらを押し返せる力は備わっておらず、出だしだけは難しい。ここは割り切って先攻めで食い止め、その間に佐竹家を滅ぼして地盤作りに勤しむ。頑丈な会津若松城は防波堤に役立つが、一旦落とされれば膨大な石高を失ってしまう為、暫定的でも敵に渡してはならない。
・最上義光
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 伊達家と似た境遇と思わせて、初期場所が北陸奥国ではなく出羽国である点により雲泥の差。初手の謀反では領地拡大に必要な資本が得られず、運なり手間なりが必要だ。
 運に頼るなら、関東地方や北陸地方に移動を命じられてから仕切り直せば良い。拍子抜けするくらい簡単な場合がある反面、駄目な時は何度挑戦しようが駄目だったりする。手間を惜しまないなら、謀反後は出羽国の霞ヶ城に籠って東軍の興味を逸らし、西軍との同盟を成功させておく。次に、出羽国の長谷堂城と南陸奥国の二本松城が留守になった瞬間を見逃さずに北陸奥国の白石城に移動し、行動済の西軍に降伏即謀反を決行。これで独り立ちに十分な元手を得られる。
・佐竹義宣
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 大変化を遂げた奥州地方には負けるものの、関東地方は相変わらず謀反に絶好の土地であり、常陸国から開始の佐竹家に別段の問題は無い。上杉家との比較では不利を隠せないが、数多の外様大名の中では優位だ。
 勢力図と街道の繋がりの関係上、どうやっても完全な休戦状態を作り出せず、初ターンは煩雑。まずは南陸奥国の二本松城に移動し、東軍が常陸国への侵略を企てないようにしよう。会津若松城に陣を構える上杉家は厄介だが、東軍が本気を出して叩きのめすまでの短い辛抱。右に左に部隊展開が忙しい東軍はやがて関東地方をがら空きにするので、その隙に城を頂戴すれば良い。
・里見義康
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 大名の士気22と余命11年は十分な取り柄だし、後継者は正木時尭で決まり。配下は理想的な人数で開幕後、薦野頼俊と里見忠義が1606年までに元服の他、1602年に地元を治めていれば戸田氏鉄の仕官も。彼らの軍事と政治が軒並み一桁なのは、忠義の維持費が少なめで済む代償だと捉えたい。弱小勢力の割には明るい材料が揃っている。
 客観的に見て、戦力と地利は大問題。東軍との同盟が無理な為、街道の行き止まりで逃げ場が一切無い現在地での謀反は、自殺行為に思える。しかし、本気で潰しに来られるまでには意外な猶予があり、自軍の徴兵と敵軍の反応が噛み合った時に起死回生の侵攻が可能だ。敵対心を刺激しないような寡兵を用いて最初の攻城戦をこっそりと終わらせ、空城攻めか降伏即謀反にて上総国の先に広がった石高の楽園に突入しよう。東日本の西軍が粘り強く生き残ってしまったら処置無しだが、軌道に乗るまでの期間は案外短いので、超上級者ならリロード無しのクリアすら夢ではないかも。
・蒲生秀行
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 初見では見破れない、不思議な加護を受けられる。詳細は下記の通りで、超広大で超大所帯な東日本の東軍に属しながらも、開幕の安定度が高い。武将の没年は、シナリオ1以来の登場となる三雲成持が1608年、大名は史実よりも相当長い1621年で、1613年には蒲生忠郷がきちんと元服してくれる。
 最初の謀反権は行使厳禁。八戸城と菖蒲城が無人な中で檜山城に単独配置と言う、おあつらえ向きの再開機会が容易に訪れるからだ。続けて西軍と同盟し、休戦&空城攻めでちくちくと攻めてゆく際、やはり否めないのが人手不足。そこで1ターン目に上杉家と佐竹家から寝返りが起こり易い境遇を、予め活かしておこう。
・中村一氏
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:
 未クリア。
・山内一豊
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:
 未クリア。
・池田輝政
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 東軍が完全支配する東海地方で前線からの距離も遠いものの、一歩目の謀反を封じるかのように隣り合わせる城がいずれも有人では無価値だ。しかし、最短2年で3名の元服及び余命を含めた大名の全数値が輝いており、絶望に打ちひしがれてはいけない。命運はいつどこに移動を命じられるかで決まり、定跡や攻略法は提示出来ないのでクリアまでの流れを。1600年の夏に出羽国の檜山城で再起し、近隣の上杉軍・佐竹軍と連携すべく西軍と同盟。大雪に隠れられる境界線に沿って進軍しつつ、中央の争いで圧倒的優位に立った東軍と越後国で激戦を積み重ね、天下人に辿り着いた時には20年弱が経過していた。
 一門の能力を式で表すと利隆+忠継+忠雄≒輝政となり、序盤の池田家は鶏群の一鶴と言った風情。兵力と資金で補える軍事と政治はともかく、重臣抜擢が欠かせない武将の士気が著しく低いのは厳しいので、別口から雇い入れた重臣の知行配分に配慮を。1616年に政治17・魅力19の光政が颯爽と登場して、少しは苦労が報われる。
・福島正則
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 東軍と西軍が一進一退の攻防を繰り広げる、両者の境目付近が福島家の配置。正則は配下ならば勇猛で心強い武将だが、大名としては素質に欠ける印象がしないでもない。
 尾張国の45万石を我が物にする権利を有しての開始だが、そこで謀反を起こしても生き残りが困難で、別所に移動するまでの根気が試される。奥州地方や関東地方はもちろん、越中国の富山城に単独配置された時も好機だ。
・九鬼守隆
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 石高3と極めて虚弱な九鬼家は、居城が東軍本拠地の東海地方から隔絶されており、唯一の配下が初年に必ず没する不幸も重なり、まさに崖っ縁。これは悪い話ではなく、好調な西軍を逆用しての再出発を狙うには好都合で、東日本を右往左往しなければならない東軍の諸大名よりも苦労は小さい。
 隣りの桑名城で境遇を共有する富田家と合流してはその権利を失う為、真っ先に謀反。西軍には同盟で、東軍には先攻めで、両軍に挟まれた安濃津城を意地でも守り切ろう。伊勢国において、桑名城は空っぽなら奪っても良いが、長島城は仕切り板になるので放置を。西日本を西軍が制圧して好調維持ならば晴れて中盤突入となり、安濃津城が起点の降伏即謀反を足掛かりに近畿地方の空城攻めへ転じる。ただし、ここまでに最低1人は配下が加入していないと、先攻めの人手が足りずに寝返り&謀反待ちも不可能なハマリに陥ってしまうかも。総じて後述の桑山家と瓜二つの勢力だが、東軍からの干渉を受け流しにくい位置と、1603年の伊勢国に1人だけな仕官の不利により、少し難しかった。
・浅野幸長
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:
 未クリア。
・真田昌幸
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 シナリオ1の富樫家並に滅亡が目前に迫っており、武将2人に対して隣接する敵城は3つと先攻めの仕掛け人すら足りず、最初の選択肢は一つのみ。しかし、このシナリオを高難易度の大名でプレイする場合、東軍に降伏して東日本に配置されるまでが最も辛いところであり、これを労せずして達成可能なのは長所だ。少数だが精鋭な2人も心強い。
 謀反を決断する土地の選定は石高を重要視せず、東軍との休戦が成立させられるか否かに置く。そこから西軍と同盟を結んで東軍の空城に突入していくが、配下を増やせないことには戦力の増強が全く進まない。寝返りが期待出来る位置関係や、落城後に降伏する者を討ち取ってしまった時には、満足な結果になるまでやり直す手間も必要。他に注意すべきは、2人に中途半端な数が編成された鉄砲で、初期の侵攻は慎重に行わなければならない。1615年までのクリアが叶わないと昌幸と真田幸村が同時に没してやる気が急激に失せるものの、同年に元服の真田大助のお蔭で一族断絶が回避されるのは救い。
・徳川家康
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:初級
 石高と戦力で豊臣家に見劣りするとは言え、巨大勢力にとって重要な配下の忠誠心は大幅に勝っており、天下統一に向けて立ちはだかる障害は存在しない。最初は西方向からの攻撃を受け入れ、東日本の完全掌握を目指したい。四国地方は捨て石として適当に処そう。このシナリオに限り、一揆が続発してしまうのは難か。
・堀秀治
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 石高と鉱山値が高い越後国が支配下となり、東軍との全面的な衝突も発生しにくい、謀反のお膳立てが揃った場所にいる。ここから西軍への降伏を経て奥州地方での再起を望んでも構わないが、西軍と同盟が楽に結べるのと北陸地方に隔絶された東軍の城が複数存在する好材料を考慮し、独力で領地拡大に乗り出したい。出羽国への進路もあり、西進においては深く入り込まずに越中国さえ確保出来れば十分で、特に信濃国の海津城は見逃しておき、上杉軍・佐竹軍との連携で北陸奥国への到達を本命に据える。この両軍は東日本に残存されては取り扱いが厄介なので、中期的には滅びてもらわないといけない。
 配下の能力に見るべきものが皆無なのが弱点だが、その対価として凡人の主君にも従順な律儀者が揃っており、不満は感じにくい。1610年までに3人が元服と、一門が多いのも立派な利点。ただし、1614年と1615年に秀治と堀直政が立て続けに寿命を迎えてしまうので、それまでに情勢を決定付けておこう。
・前田利長
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 奥州地方と関東地方に次いで独立に適した土地が北陸地方で、とりあえず初手は謀反。この時、西軍・東軍共に休戦が自然成立して非常に助かる反面、武将数不足は悩ましい。
 最初に狙うは、西軍の前田家利政が守る能登国の七尾城だが、金沢城を無人にしておかないと即潰される。その後の進行方向は、両雄の均衡が崩れないように、押し気味の方を優先して攻めたい。
・前田利政
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 同じ前田家でもお隣の兄とは大違いで、まさに完全下位互換状態。ただ、西軍と合流して西日本で謀反、東軍に鞍替えして奥州地方で謀反、能登国で独立後に同盟した西軍が越後国に達してから降伏即謀反と、選択肢は広い。その中では旗揚げを北陸地方に定め、西軍と協調しつつ東軍領を掠め取ってゆくのが最良か。
 まず、太田長知が寝返ってくるまでリロードし、謀反後に東軍が降伏を受け入れてくれるまでリロードし、金沢城に単独配置されるまでリロードし、直後に大聖寺城から誰かが寝返ってくれるまでリロードし、謀反後に東西両軍と休戦が成立するまでリロードし、西軍が同盟を結んでくれるまでリロードし、東軍への空城攻めが一つ一つ成功するまでリロードしよう。最初は本当にこんな感じになってしまうが、石高満載の奥州地方を平定可能な経路を持つ将来性から、波に乗れば猛烈な勢いに転じられるのも確かで、個人的には1619年の前田利孝の元服を見ずに天下統一を成せた。
・丹羽長重
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 北陸地方からの開始なので早速謀反を起こしたいが、丹後国の東軍に対応して西軍が越前国の小浜城に兵力を集める為、休戦を作れない。これの打破には外交戦術が必要だ。
 理想の展開は、同盟・降伏・謀反の三段階。同盟を結んでおいた西軍が行動済で付近の城を空にしていることを確認後、越前国の北庄城に移動して西軍に降伏し、謀反で周囲の城を奪い取る。これで一気に80万石を獲得可能なものの、悲しいかな豊臣秀頼には冷たい反応をされがちで、同盟の成就には忍耐が求められるか。こちらは裏切り者の立場だし、政治力に優れた者もいないのだから、少々の苦労は受け入れるしかない。
・大谷吉継
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 石高14・武将3・兵力28の小勢力だが侮るなかれ、無益な争いを回避しつつ将来性も抜群な開始位置の恩恵により、難易度は平均より低い。頭数が少ない上に赤座吉家の裏切りが確定的なのは越前国からの仕官武将が、1607年に巻き起こる相続問題も大谷義治が、対策を講じなくても自然に解決してくれる。どちらも前提として、その資質を問わなければ。
 吉継の交渉術で西軍と仲直りした後、加賀国に孤立中の丹羽軍を東軍が壊滅させるまでは本番が始まらない為、内政や調略を試す他に丹後国まで城と武将を拾いに出掛けてみるのも一考。やがて北陸地方は無人になるので奥へ奥へと進んでいき、敵の気配を感じたら引っ込むを繰り返そう。必要なのは順番調整と中央の力関係における運と時間だけで、西軍の優位が確定した際は思い切って先制攻撃に出たい。
・京極高次
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:
 未クリア。
・前田玄以
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:
 未クリア。
・豊臣秀頼
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:初級
 徳川家に対して石高・兵力・所持金で有利な代わりに、大名の能力が非常に低く、謀反の心配が最後まで尽きない。大兵力の上杉家と佐竹家が東日本で孤立しているのも気掛かりだが、各地で侵攻を重ねていれば数年で天下統一を果たせるので、どちらの不安も考えずに済む。秀頼や小早川秀秋のような士気値が低い者が、大将となり易い点に注意を。
・筒井定次
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:
 未クリア。
・桑山一晴
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 石高2・武将1・城数1で西軍の虜同然となっていても、ここは運に左右されにくい大逆転が可能な場所。一晴の寿命が1627年と遥か先だから、元服者の不在も足枷にならない。この大名での攻略は、西軍が東軍を押し込みながらも天王山は起きない絶妙な膠着状態が長期的に必要なので、自分の身の振りよりもリロードを利用した全体の調整力の方が重要だろう。
 初手では後の苦労を考えて贅沢を言い、謀反→杉若無心の寝返り発生→西軍と同盟までを要求したい。近畿地方以西が無防備になれば降伏即謀反により、和泉国と紀伊国を支配下に。以降の大目標は西軍の東日本閉じ込めだが、水軍戦や大坂城の自力突破は絶対に出来ないので、謀反即臣従による幸運な解決も頭の隅に入れつつ、先攻め・休戦・空城攻めを交えて大和国から日本海側へ抜けてゆこう。この時、和泉国で1603年〜05年に3人が仕官し、西軍と睨み合えば寝返り者も続出でありがたい。
・細川忠興
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 東軍の主力と合流するには長時間と超展開が求められ、丹後国と因幡国を往来した挙げ句に挟撃される恐れが強く、現状維持で待つのは将来性に乏しい。明るい未来には独立から西軍との同盟、丹後国を死守するまでが必須の仕事となる。周辺の東軍が駆逐され、北陸地方のいざこざに決着が付くと好機に転じ、西軍行動後に田辺城で降伏→即謀反で約50万石を奪取して本番へ。敵を刺激しにくい配置なのも助かる。
 その後は二大勢力が均衡を保つ程に有利な為、主導権を握るのが西軍であれば中国地方へ、東軍であれば北陸地方へ領地を伸ばす。ただし、瀬踏みした際に反撃の気配が感じられたら、大人しく丹後国にでも引っ込むこと。1601年に細川忠利が元服、1602年に青木俊矩が越前国に登場して武将の数には困らないが、細川藤孝と稲富祐直の忠義は低下傾向にある。
・宮部長煕
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:
 未クリア。
・亀井茲矩
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:
 未クリア。
・木下家定
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:
 未クリア。
・宇喜多秀家
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 各項目評価が中の上に入る優秀さも、激戦地に囲まれる地利に足を引っ張られ、迂闊な謀反は手詰りに直結しがち。自重を続けても謀反に適さない甲信地方・近畿地方・四国地方を転戦した挙げ句に、事故に遭って滅亡することも。理想としては北陸地方に単独配置されるか、甲信地方で東軍に鞍替えしてから奥州地方・関東地方への移動を命じられるかだが、これは乱数との我慢比べに他ならない。
 初の天下統一成功時は、西軍所属のまま数年後に播磨国で反旗を翻し、近隣の敵領を掠め取って第三勢力としての地位を確立出来た手順に拠る。間も無く、肥大した東軍の本隊が越前国から押し寄せて万事休すと思われたが、丹後国にわざと招き入れれば大雪を利用した退路遮断が決行可能で、幾度と難を逃れられた。ちなみに、前述の北陸地方や奥州地方に始まる戦略にも挑戦はしたものの、見事に失敗している。
・毛利輝元
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 石高140・兵力163の巨大な規模を有する、シナリオ4の外様大名で最大の勢力。初期配置が独立するに適しているとは言えず、現状からの謀反では60万石しか手に入らないものの、西軍を完全に分断出来るのが美味しいので基盤は中国地方に据えて問題無いだろう。ちなみに謀反時、30の水軍力が付いてくる。
 海を挟んで四国地方に待ち構える東軍とは争わず、狙うは中国・九州地方の西軍。左右二手に分かれた西軍の内、近畿地方から攻められる心配は薄く、敵意が強い九州地方の軍勢も、敵大将が著しく士気の低い小早川秀秋になれば兵力差は無関係に連戦連勝が可能。むしろ、わざと攻めさせて損害を与え続けよう。
・蜂須賀家政
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 現在地の四国地方だけを眺めれば属する東軍の有利で展開しそうだが、対岸から西軍に傾れ込まれるのが確定的であり、東軍からの救援も間に合いそうにないので、何よりも西軍への鞍替えが最優先。大名の能力が取り分け素晴らしい訳でもなく、配下も蜂須賀至鎮しかいない蜂須賀家は、将来の展望が暗い。
 そこからどのようにして首の皮を繋げるのかと言えば、謀反に適した土地への移動を祈るしかなかった。経験談では北陸地方に光明を見出だせたが、これは運が良かっただけだ。
・生駒一正
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 シナリオ4の生駒家で見逃せないポイントと言えば、1621年に元服する生駒高俊。なにせ、本作において600人に1人しかいない「軍事・政治・魅力がオール1」の人物であり、物は試しと一度は家督を相続させてみたいのが人情だ。しかし、重臣の生駒親正は1604年に、当主の一正も13年に死亡し、彼は実質的に登場出来なかったりする。
 初手では45万の知行を捨て、讃岐国と西軍の同盟を得る。当面の目標は2人しかいない頭数の増加で、一正に西への先攻め・親正に阿波国への侵攻を命じ、蜂須賀家の蜂須賀至鎮を確保したい。次の手は西日本から東軍が消えるまで長らく待たねばならず、寝返り発生に期待しつつ讃岐国で内政を。時が満ちれば多度津城で西軍行動後に降伏即謀反、騙し騙しの攻めで南北に国境を貫き、西軍と中国・四国・九州地方を分断すべし。ただ、この時点で中央の力関係が東軍優位ならば、生駒家←西軍←東軍の模式で圧殺されてしまう為、やり直しが賢明か。
・藤堂高虎
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 石高10・兵力21の今にも滅びそうな数値に、村越光が1603年に死亡するので武将数は実質2人と、最悪級の出発点。しかし、根拠地に出来る伊予国には戦略が組み立て易い利点があり、絶望的な苦境ではない。配下を増やす機会も用意され、勝負形に持ち込める確率はそこそこだと言える。
 同盟を結んだ西軍には率先して力を貸して四国地方の平定を早め、それと共に一人でも多くの味方を加えるのが序盤の必須作業。数年後に中国地方と九州地方を含めた近隣の平穏が保証されるので、西軍の行動済確認→降伏→謀反から空城攻めに転じよう。謀反は安芸国に進める松前城と豊後国に進める大洲城の二択で、どちらを選んでも一長一短。前者は九州地方に転がる無人の城を拾えなくなるものの、短期間で一定の石高を稼げるのと軍船建造費が不要なのが長所。後者は獲得可能領地の上限が高まる代わりに速度が遅まり、本州上陸への水軍力を要求されるのが厳しい。西軍が戦線を押していれば松前城、東軍が優勢で中国地方への到達が早そうなら大洲城か。
・長宗我部盛親
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 土佐国に孤立して前途不安の長宗我部家は、近所の蜂須賀家と同様に運の要素が強い高難易度大名であるものの、所属や武将数の面から両家を比較すれば簡単だと言える。盛親は軍事力だけではなく、政治も9と最低限欲しい数値を上回っているのが偉い。重臣の質には不満が募り、一族の津野親忠に至っては存在を認識するよりも前に死亡してしまうが。
 中国地方と九州地方から到着する援軍により、四国地方からの脱出は円滑に進む為、見た目とは裏腹に切迫した状況ではない。謀反を先延ばしにして流れに身を任せても意外に平気で、体験談では山城国で東軍に乗り換えて奥州地方まで無事に送り届けてもらえたことで、幸運にも天下統一を成せた。戦略を練る余地が無い勢力でもあり、人事を尽くさずに天命を待つのが効率的だろう。
・黒田長政
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 九州地方の東軍となる黒田家は加藤家共々、全方向を西軍に囲まれて孤立中な上、貧相な戦力が苦しさに拍車を掛ける。配下の黒田官兵衛を唯一の救いとして、最初は外交に尽力させよう。尚、港を所有して独立すると水軍力が10になるが、ちっとも嬉しくはない。
 手始めに謀反を起こして西軍と同盟。その後は九州地方から西軍が完全に引き上げるのを静かに待ち、行動順が後になったのを確認して降伏し、次ターンに再び謀反で50万石が得られる。また、長門国の勝山城と豊後国の臼杵城を包囲しておけば、九州地方に西軍が戻れない。二度目の謀反の適時はすぐに訪れるが、四国地方の抗争が終結してからにしよう。
・大友義統
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 低成績で揃った大名データと武将パラメーターに、高難易度が裏打ちされていそうな大友家。その反面、シナリオ4における「初手の謀反が成立するか」と「武将数は足りているか」の二大条件には恵まれており、最上級の中では易しいグループに入るだろう。凡人の義統と似た者同士の家臣団が妙に仲睦まじいのも挙げておきたい長所だが、この3人は1610年までに全員が死去するので気は抜けない。1600年と1604年に元服の一族は貴重だ。
 攻略方法は周辺の外様大名と共通で、頃合を見計らって同盟済の西軍より遅い順番で降伏から独立を実行するだけ。九州地方の東軍が一掃されるまでの観察期間を長門国の整備に使って有意義に過ごせば、やがて勝山城を中心に一帯が支配下に組み込まれて80万石以上が我が物となり、以後は水軍力への投資も不要である。例え無人でも山陰地方に手を出すのは西軍のみならず東軍との衝突まで誘発する為、西方面の制覇が叶うまでは辛抱を。
・福原長尭
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 同盟中の西軍の空城に囲まれれば降伏即謀反で約60万石を掌握出来て、更なる領地拡張も容易な府内城は良い位置取り。大名が史実よりも20年近く長生きし、1617年に福原昌尭の元服を見届けられるのも嬉しい。たった1人の配下の熊谷直盛が1606年に寿命を迎えるので、頭数の確保に失敗すれば石高を持て余したままに終了だが。
 開幕と同時の独立は、西軍との同盟及び東軍への先攻めも成功させないと即死必至ながら、この位置を捨てるのはやはり惜しい。最初の運試しに勝てれば、四国・九州地方は西軍が圧倒的有利な為、降伏即謀反の機会は早々と訪れる。周囲から寝返り者が来ず、南九州に敵軍を閉じ込めも出来なかった場合、武将不足の解消に敢えて野戦を仕掛けねばならないが、福原軍は西軍に対して攻城戦を継続出来る当てが皆無な上に北九州には堅城が立ち並ぶので、予め落城寸前にしてから誘い込むこと。どの道、正攻法のみで軌道に乗せられる確率は0に等しいし、国境に単独配置された低忠義の敵軍団が謀反→降伏を起こすまでリロード、なんて邪悪な手も私は許容した。
・小早川秀秋  
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 秀秋は大名として著しく出来の悪い人物であり、野戦の戦術を狭める戦意皆無な士気値は特に頂けない。そして、恐ろしいことに家臣の全能力が一桁で揃っていては、他家が羨む豊かな戦力も相殺である。ただ、謀反の起点を探して彷徨う必要は無く、難易度は上級と最上級の中間くらいだろうか。
 開幕の方針は黒田家に準じたいが、多額の進物を贈ろうが豊臣秀頼から承諾を引き出すのは困難であり、1度目の謀反の次に東軍への降伏を追加して大名関係を初期化する手順を推す。2度目の謀反で取り戻した筑前国にて西軍と和睦後はしばし傍観の時間で、豊前国に迷い込んだ東軍がいれば武将の投降を願っての挙兵を。3度目の謀反は実入りを増やす為、実行前に長門国への移動を忘れずに。1610年に一門が歴史上から姿を消すのは、大変喜ばしい。
・立花宗茂
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 戦力・配下・地利と総じて境遇は誉められないが、宗茂の立派な軍事能力は心の拠り所。隣接する城の関係上、その場で謀反を起こしても筑後国を取れるだけなので、第一感ではどこぞへの移動に身を任せつつ反乱の機会を窺う流れになりそうである。
 しかし他にも、豊臣秀頼の懐の深さを利用した別の方法が存在する。実は初ターンの謀反後に裏切ったばかりの西軍と同盟が結べることから、これを利用して黒田家と同じ手順で進めれば良い。そこそこの領地を獲得しつつ西軍との休戦が作り出せるので、続けて空城攻めに励もう。
・鍋島直茂
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 軍事に秀でて政治に疎い傾向の強かった龍造寺家も、その血脈が途切れたせいか様変わり。大名の直茂はもちろん、重臣の成富茂安と寺沢広高の政治も及第となっている。逆に軍事は物足りないと言うより見すぼらしい程だが、内政・外交要員に困りがちな小規模の勢力としては合格点の配下だ。
 中期的な戦略は立花家と同じで、初期配置の場所の違いから鍋島家の方が若干簡単になる。肥前国に平戸城が孤立しているのは見逃さず、西軍に降伏するまでの空白時間に獲得を。
・加藤清正
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:上級
 西軍が大部分を支配する九州地方で、東軍の加藤家は四面楚歌となっている。このままでは何の抵抗も成すことなく滅亡に追い込まれてしまうので、早急に手を打たなければならない。
 九州地方の外様大名にお馴染みの謀反→同盟→降伏→謀反を行えば、筑後国の全土・肥後国の大半・豊後国の半分を労せずして奪え、その石高は90万石近くまでに。加藤家は東軍からの離反なので西軍との同盟は高確率で成功し、次に日向国の県城を封鎖しておけば南九州の横取りも安易いので、領地拡大は順調に進むだろう。知行を与えられる武将がすぐに足りなくなってしまう為、肥後国から1601年に仕官の犬童頼兄は必ず確保を。
・秋月種長
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:最上級
 現状は福原家と似たり寄ったり。その場で降伏即謀反を決めた時の石高が低い反面、唯一の配下が身勝手に死んだりはしない為、こちらの方が易しいか。1615年に血脈が途切れ、一門の最後を飾るはずの秋月種春が出現してくれないのも、遙かな未来の1627年の話とあっては実質的に無関係だ。
 戦略も福原家と似たり寄ったり。初手の謀反で自城を複数得られるが、城当たりの石高が全国最少の日向国では利益に繋がらず、そちらに拠点を移しても不利が増すだけであり、同盟と先攻めで再出発まで滅亡を回避する攻略方法は変わらない。西軍が僅かに東軍より優位の力関係が中央で続くのを祈りつつ、北から武将を、南から領地を蓄えよう。
・島津義弘
 
大名:戦力:
配下:地利:
難易度:中級
 初手の謀反で大隅国の全土及び薩摩国と日向国の一部を自領に出来るも、石高は32万石と振るわない。しかし、西軍との休戦が成立していることと、シナリオ4の外様大名で最高の家臣団を抱える利点で帳消しになるだろう。家臣は高齢化が目立つ割に長寿な者が多く、最初に脱落する島津豊久でも1608年と十分な猶予がある。
 天下統一は速度。早い段階で西軍が東軍を完膚無きまで叩くと島津家は苦境に追い込まれるし、東軍が西軍をでもまた然り。序盤は空城に侵攻していくだけなので快調に進むが、中盤になると大量の水軍力が必要になり年単位の足止めが予想される為、資金の無駄遣いは避けたい。止むを得ない野戦においては、兵数8に対して鉄砲8を有する島津豊久が手元にいるので、被害の軽減に活用を。
 
 
 
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