■最弱召集ユニット決定戦 | |
偵察と探索と生け贄として活躍する、最安価格の召集ユニット。たまには戦場で実力を発揮させてあげようと、彼らの中で一番弱い者を決める場を設けました。 |
●参加ユニット
ジーク軍より参戦。魔法も射撃も飛行も無い一般人ですが、HPが少ない代わりに装甲が僅かに厚く、攻撃力が小さい代わりに命中率が高い為、平均的な強さは持っていそう。尚、死の呪文を指定しても「意味がない!」と拒否される等、複数の状況でマスターとして扱われます。
バストラル軍より参戦。野蛮人の証である士気は抜きん出た数値で、これが弱小ユニットに欠けがちな交戦意欲を刺激すれば結果を残せるかも。HPの高さも素敵。
シェルファ軍より参戦。普段は専ら回復と祝福が専門ですが、魔力に乏しいこの相手なら魔法レベル2の攻撃魔法が通用するはず。皆無の格闘能力と瞬時に尽きてしまう士気を、魔法の力でカバー出来るでしょうか。
エル=モア&エル=ウィン軍より参戦。技量が優秀で、好属性の魔法が使え、唯一の射撃まで備えます。攻守に弱点が見当たらず、プレイヤーの操作なら最強でしょう。得点は戦士やバーバリアンの倍もあり、開発者からも高評価です。
ガイラム軍より参戦。移動と機敏が最高とは言え、それを戦場で生かす方法は退却しかありません。全ユニットで最低の得点と魔力が哀れみを誘う、最弱ユニット筆頭候補。ガイラムの悲哀はこんなところにまで。
ベルフレイム軍より参戦。ドラゴンに成長する夢を胸に抱くも、能力はバーバリアンと似たり寄ったりで値段まで同じと、キャラクターカタログに隣り合って載るだけのことはあります。日常茶飯事に仲間からのブレスに巻き込まれるのだから、火に強い特性は付けても良さそうですが。
クリムト軍より参戦。圧倒的大差で第1位の攻撃力、参加ユニット内で唯一の飛行と再生、魔力の低い者には滅法強い暗黒魔法と、最強の座をエルフと争える逸材でしょう。ただ、CPUは毒化やマヒの魔法を使用しませんし、装甲が魔法使いと同等なので、あっさり倒されるかも。 ●設定とルール
戦場はオプションの戦術画面でヘクス、CPU操作の総当たり戦で勝敗を競います。1組1戦ずつだと都市に配置される防御側が有利な為、攻撃側・防御側で1組2戦実施。特別ルールとして、同ターンにお互いが退却を選択した場合は次ターンの順番に関わらず、引き分け扱いです。勝利に2点、引き分けに1点を与え、最も得点の低い者に最弱召集ユニットの称号が授与されます。 ●対戦成績 *表の見方 決着の項目は戦闘の終わり方を示します。左の数字は終了ターン数、右の漢字がその手段です。
●順位 ・第1位(同点) エルフ…22点 順当です。唯一の敗戦となった対小悪魔攻撃側は非常に惜しく、祝福と技量で強化後に弓を命中させて追い込み、剣で止めを刺そうとするも肝心のところでミスを犯し、手痛い反撃を食らってしまいました。 ・第1位(同点) 小悪魔…22点 パラメーターの強化魔法が祝福のみにも拘らず、エルフと並んでの1位は立派。再生・飛行・魔法の貢献度は僅かでありながら、その攻撃力が圧巻でした。 ・第3位 魔法使い…16点 実はちっとも戦っておらず、勝利した8戦全てが相手の敵前逃亡。攻撃増強を唱えたり自ら歩み寄ったりと、一応は相手に圧力を掛けようとしていましたけど、魔法の力は偉大ですね。 ・第4位(同点) 戦士…7点 点数は魔法の使える3強と、使えない4弱で上下に分かれてしまい、後者で強かったのが第4位のユニットです。格闘戦では特に不利な攻撃側で、ゴブリンと引き分けられたのが偉い。 ・第4位(同点) ゴブリン…7点 最下位候補が大判狂わせで、巨人族の誇りを見せました。勝って当然なはずの対戦士防御側で引き分けた時は流石にゴブリンだと思ったものの、負けて当然なはずの攻撃側でリザードマンを負かせたのが光ります。 ・第6位 バーバリアン…6点 特に見せ場も無く淡々と終了。魔法を使える相手には一目散に退却し、その士気の高さは見掛け倒しでした。どんな敵にも恐れを知らずに突撃してゆくバーサーカーを、バーバリアンの情けない態度が引き立てますね。 ・第7位 リザードマン…4点 防御側でゴブリンに負けた時点で決定的。敗因は生まれ持った機敏値の差と、都市にいても攻撃外しまくり受けまくりだったことです。 ●まとめ リザードマンの名誉の為に付け加えれば、この決定戦は召集に必要なLPが考慮されていないので不公平。1LPのリザードマン・バーバリアン・ゴブリンが、4LPのエルフや5LPの小悪魔と互角に戦えるはずもなく、次の機会は参加ユニットのLPを加味した調整を行いましょう。 |