──2022年──
 
⇒目次 ⇒2021年 ⇒2023年 ⇒表紙
 
  
■1月25日 結局は楽天ひかり。
 
楽天ひかりのスピードテスト

 
 
 前回の続き。ADSLの終了とは無関係に固定回線の変更は模索しつつも複数の事情──主に面倒さから何年も敬遠していた光回線と契約に至り、楽天モバイルのテザリングから卒業しました。決め手は既存の特典「1年間無料」に「工事費無料」が追加されていたからで、3年縛りだし中途解約だと工事費請求と思いきや、サポートに電話で確認すれば標準工事費が純粋に無料とのこと。これなら1年後、契約解除料1万円は必要ながらプロバイダの乗り換えで高額キャッシュバックを狙っても…うん、嫌な客だ。
 申し込みが12月中旬で、年末年始&工事費無料特需で2ヶ月以上の待機を覚悟したら、最短開通日の提示は驚きの1月4日。偶然に予約のキャンセルと重なり、そこに入れたのでしょうか。工事で問題は起きず、Wi-fiルーターは公式対応の製品を購入済みで、当日にはIPv6開通完了のお知らせが届きました。無料と言えども重要な速度は、有線・無線共に下り400Mbps前後≒ADSL12Mの80倍で安定しており、1年無料だわ工事費無料だわ早いわ速いわで文句の付けようがありません。
 
 しかし、ネットサーフィンの体感の改善は僅かだったり。YouTubeの自動画質が480pから720pに上がった程度で、2010年の発売日時点ですらロースペックなパソコン故か1080pだと処理が重たくなり、ドリームキャストでADSLの時と同じですね。
 
■2月22日 刹那だからね。
 
 アニメを鑑賞する習慣が、テレビ・映画・ウェブを問わずありません。直近でも2018年〜2019年『ポプテピピック』で、それ以前なら2006年〜2008年『DEATH NOTE』『鉄腕バーディー DECODE』まで遡ります。別に忌避はしておらず、実写含めて映像を静かに眺めねばならない受動的な時間が苦手だからと自己分析。この傾向と近年のサブカルチャーの隆盛が合わさり、現実でも仮想でも話題に乗れなくて悩まされがちです。
 そんな好奇心皆無な奴が、オープニングからエンディングまで直視を続けてしまう作品が、先月下旬より放送開始。飛ばし見も高速再生もせず、礼儀正しい姿勢で鑑賞しています。期間は2クールらしいけど、現状では脱落の恐れを微塵も感じませんし、今や毎週木曜日深夜が待ち遠しいくらいです。
 
 当該作品の公式サイトにリンクを張って、オチとします。
 
 
  
■3月23日 光の持ち腐れ。
 
 固定回線をADSLから楽天モバイルを経由して光に変えて速度が80倍になったけど、その恩恵を大して感じられずに2ヶ月半を過ごした如月さん、遂に本領発揮の機会を得ました。それは「スポーツ動画サービスのDAZNでF1を観る」で、高画質で長時間のライブストリーミングは高速有線接続の専売特許のはず。いざ、20日の予選から視聴開始です。
 うん、ADSLと同じ。そもそも、昨年に楽天モバイルのテザリングによる検証で「F1 ZONEは1Mbpsだと厳しいが3Mbpsなら十分」と結論を出しており、予想通りではありました。安定性なら光が圧倒だろうけど、ADSLでも途中で切断されたり画質が下がったりは年数回程度でしたし。
 
 今後、光回線による劇的な環境改善は起きるのでしょうか。
 
■4月27日 広告クリーンアップ。
 
 仕事にしろ趣味にしろ、コンピュータプログラムとは無知かつ無縁の生活にも拘らず、なぜかバイナリエディタをパソコンにインストールしている日本人が異様に多い──今月中旬に思い付いた当仮説に、反論可能な有識者はおりますまい。
 起動頻度は年1回以下。全然読み込まない…サーバーは落ちていない…バージョンアップが必須か…正解、今回は0020B3F8→53→C3ね。
 
 賢くて優しい先人たちに、毎度ありがとう。
 
 
  
■5月20日 楽天経済圏脱出困難。
 
 2年前に「1年間無料な上に楽天ポイント6300円分が貰える」との甘言に端を発し、クレジットカード・銀行・アプリ・通販と楽天経済圏に堕ちた如月さん、1年前の「1GB+電話掛け放題を無料で維持可能」には猜疑心を抱きつつも楽天への忠誠心は次第に深まっていました。それだけに今月13日の「ぶっちゃけ、0円で使われても困る」には、可愛さ余って憎さ百倍。有識者曰く、モバイル事業は楽天経済圏への呼び水で採算は度外視だったのでは。
 かと言って、裏切り者との関係を清算するのは難しいのです。上記の各種サービスや、当初から「契約解除料1万円は必要ながらプロバイダの乗り換えで高額キャッシュバック」と割り切っている光回線はさて置き、NISA口座の開設が痛打。その時は楽天証券とSBI証券を比較して同時期に申し込み、前者の本人確認が素早く完了したんですよね。これを他社に移す手間を詳細に調べてはいませんが、通信キャリアのようにオンラインで簡単に済ませないのは想像出来ます。
 
 既存ユーザーの契約コースを強制的に自動で値上げするのは、稀にインターネットプロバイダが行っては詐欺だと反発を食らって撤回してきた歴史があるものの、少なくとも3大キャリアに限れば前例が無さそう。ユーザーの信頼や業界の慣習に捉われない楽天の、次の横暴や如何に。
 
■6月24日 買い替え時です←結論。
 
 今月で現役生活12年目の我がパソコン、前触れや心当たりが無いのに体調を大幅に崩ました。起動後数分でブルースクリーンは日課だわ、一日当たりの電源ボタン長押しの平均必要回数が3回だわ、久々の黒背景に白文字で満を持してリカバリメディア入りUSBメモリを挿すも効果無しだわ、初見の「自動システム修復」が発動するも失敗だわと、見事な満身創痍振り。尚、停止コードは手元の記録だけで3つもあります。
 
 
・CRITICAL PROCESS DIED
・KERNEL DATA INPAGE ERROR
・UNEXPECTED STORE EXCEPTION
 
 
 あぁ、おいたわしい。しかし、メモリ診断やハードディスク監視では異常の兆候すら現れず、現状では起動後30分くらい経てば安定飛行を見込める為、こうして相棒への一定の安心感を抱きながら今月分の日記を綴ってアップロードに至れました。人間⇔パソコンの付き合いでは他に類をみない程の長さだし、これからもよろしくね。
 
 
  
■7月23日 買い替え時です=PC。
 
 図らずも前回の続き。日記のアップロードを終えた翌日、状況が極端に悪化しました。十数時間前までは起動前後さえ乗り越えれば大丈夫だったのに、今やデスクトップの表示すら困難で辿り着いても数分でブルースクリーンが確定に。この手の電子機器は得てして、使用者の買い替えの意向を察して機嫌を損ねますね。構ってちゃんか。
 前回の時点で「自動システム修復に失敗」「黒背景に白文字でリカバリメディア入りUSBメモリを認識せず」でしたが、「スタートアップ修復」「システムの復元」「イメージでシステムを回復」「セーフモードで起動」も全滅。もう祈祷力と試行回数で捻じ伏せるのは無理と自覚し、生まれて初めて「メーカーロゴでFキー」も試しました。BIOS画面さん、12年目の初めまして。何が何やらで無意味でしたけど。
 
 熟練のパソコン初心者なりに気になるのが、USBメモリのランプが一切灯らないこと。昨日までに、起動中のUSBメモリの認識及びファイルの生存は確認しており、デスクトップに辿り着ければ「このPCを初期状態に戻す」に一縷の望みを託せるからと、祈祷力と試行回数を振り絞ってどうにかデスクトップを引き出せました。このチャンスを逃すまいと即座に作業開始すれば、処理がてきぱきと進んでゆくし、USBメモリのランプが点滅しているし、これは予後が良さそう。あとはひたすら、待ちます。
 
 5時間後、真っ新ではないけれど目新しいパソコンが、目前に現れました。テストとして、消去されたアプリのダウンロード・アプリの使用・ネットサーフィン・再起動等で約2時間使っても、不調の気配は感じられません。でも、次回に続く。
 
■8月22日 初めてのパソコン分解。
 
 前回の続き。構ってちゃんの我がパソコン、12年目にして初めての初期化で機嫌を直したと見せ掛けて、翌日には元通り。でも、慌ても諦めもしません。それは事態解決の最終手段に「初めての分解」を想定しており、初期化は分解への布石に過ぎないから。
 プロ級のパソコン初心者がモニター一体型パソコンを分解なんて破壊と同義語になりそうだけど、本機はユーザーレビューで「分解は簡単」との情報を購入当時に得ていて、心理的なハードルは高くありません。そもそも、分解は1年前の時点で覚悟していましたし、毛布・ドライバー・掃除機の必要品三点セットを即座に用意して取り掛かりました。
 
 パソコンを毛布にうつ伏せさせ、つぶさに観察します。ネジはどこだ。数分後、早くも必要品にスマートフォンを追加して機種名で検索すれば、ありがたくも分解を写真付で解説してくれているページが。ネジの潜伏先は自力発見困難な場所で、他力本願を恥じない判断が奏功しました。その固さは普通で数も2本だけな反面、今度は背面カバーの外し方で躓きます。上にスライドさせるだけなのに、前述の解説に頼らねば気付けない自分の発想力が悲しい。
 2011年からの強靭な封印を解いての懸念は、大量の埃や小虫の死骸。積年の穢れに備えて掃除機を構えるも、特殊清掃並の惨状を想像していた反動か、意外に綺麗です。不調とは無関係だろうけど、一応は綿棒とティッシュで数分だけ掃除し、次の段階へ。事前の検索による集合知を信じれぱコネクタの接触不良が最有力な為、十数個のネジを回してマザーボードとハードディスクを覆うマウンターを外し、全てのコネクタの挿抜を目指します。1個だけ規格違いのネジがあるも緊急投入のペンチで挟めば回せて、1時間未満で最善を尽くせました。これで駄目なら買い替えだ。
 
 その日から2ヶ月後の現在まで、構ってちゃんは完全に鳴りを潜めています。実力不相応な未知の領域に挑戦した己が蛮勇と、耐用年数なる概念を知らなそうな本機の強健さを称えたい。本件の元凶を挙げれば、ハードディスクのコネクタ1本の片端がほんの僅かに緩んではいたけど、裏を返せばそれのみ。作業中の振動等で、偶然に歯車が噛み合った可能性の方が高いかもしれませんね。
 
 追伸、床にネジが1本余っていました。
 
 
  
■9月22日 初めてのクレカ不正利用。
 
 クレジットカードを初めて作って約20周年を記念してか、不正利用に初めて遭いました。
 
 発端は楽天カードよりスマートフォンに届いた、「限度額を超えるから利用出来ないよ」との通知。そのカードは月33300円の自動引き落とし専用なので訝しみつつも、楽天証券から「楽天ペイを挟まないとポイント還元率が減るから手続きしてね」との改悪告知に従ったばかりなのが気掛かり。無意識下での信用情報への悪影響を恐れ、その場で限度額を10万円から20万円に引き上げ申請→数時間で審査完了し、ひとまずは静観を決めます。
 翌日、「速報版 カード利用お知らせメール」で500円の利用が。心当たりが無いけど、これだけでは請求元すら不明で何も出来ず。数日後、アプリの利用明細でAmazonのプライム会員費だと判明し、もしや誤クリックしたのかと確認するも形跡は認められません。でも、当該カードをAmazonに登録はしており、システムのトラブルかもとカスタマーサービスに電話すれば、簡単な質疑だけで調査を始めてもらえました。以下、数時間後に届いたメールの中略。
 
 
 お客様のクレジットカードが無断で別のアカウントに登録された可能性があることが判明いたしました。つきましては、お客様の情報を保護するために、該当するアカウントを閉鎖いたしました。このカードに対する最近のご利用状況をすべて確認し、身に覚えのない請求があればカード発行元へ不明請求として報告していただくことをお勧めします。
 
 
 従順に楽天カードのコンタクトセンターへ電話するも、まさかの営業時間外。9時半〜17時半って、突き詰めれば不正利用で損するのはカード会社なのだし、不正利用の通報だけでもフリーダイヤル&24時間対応が業界水準であって欲しい。しかも、悪名高きナビダイヤル。親切なことに一般の電話番号が併記されており、自分は楽天モバイル&楽天Linkの通話料無料で済ませましたが、ナビダイヤルや有料通話の強制だったら冷静ではいられなかったでしょう。Twitterのリアルタイム検索で調べれば、自分と同様の手口が複数見付かるわ、この少額決済の後に本命が待っているみたいだわで、一秒でも早く止めたいのに。
 翌朝に掛け直せば、よくある話なのか簡単な質疑でカードの停止・再発行・調査を約束してもらえました。しかし、調査に関しては専用の問い合わせフォームに自力で色々と記入せねばならない上に、そのテキストエリアに厳しい文字数制限があって一苦労。これも社員の負担を減らす為の工夫でしょうか。停止は即・再発行は1週間・そして以下は、2週間後に届いたメールの中略。
 
 
 ご利用覚えがないとのお申し出につきまして、お客様ご本人の利用ではないものと判断いたしました。つきましては、ご請求のお取消もしくは引き落とし口座へ返金の手続きをいたします。
 
 
 メールには「2カ月程度のお日にちを要する場合が〜」とあったものの、いつの間にか明細には残れど利用額は500円減った状態に変わり、無事に早期解決。ただ、20年前に作ったセゾンカードではなく、2年前に作った楽天カードで初めての不正利用に遭ったのは、意味深に思えてしまいます。
 
■10月28日 検索結果ブラックリスト。
 
 ae/ar/asia/at/au/az/ba
 bb/be/bh/bo/br/by
 ca/cat/cc/ch/cl/co/cv/cz/de/dk/do
 ec/es/fi/fm/fr/gr/id/ie/in/ir/is/it
 ma/me/ms/mx/my/mz/nc/ng/nl/nz
 pe/pl/pro/pt/ro/rs/ru/sa/sk
 th/tk/tn/ua/uk/us/uy/uz/vn/xyz
 
 
 これらはChromeの拡張機能で、検索エンジンの結果に非表示としたトップレベルドメイン。日本語以外の検索は極稀で、日本語の情報しか求めないモノリンガルにも拘らず、多種多様が過ぎます。原因は明確で、Googleの検索性能の劣化及び汚染だけど、この指摘は十数年前から断続的にされているのに、世界一の技術者集団を擁するであろう会社が改善出来ないのは何故か。
 入力した文字列を滅茶苦茶に分解したり、完全に無視したりするのも相変わらずだけど。近年で特に深刻なのが、オークションサイトから画像と文章をコピーしたページを大量生産し、閉鎖済のショッピングサイトに偽装した詐欺サイトに誘導する手口を、クローラーが全然見抜けていないこと。タイトルリンクとスニペットで素人の自分でも一目瞭然な分、玄人のGoogleが騙され続ける理由がわかりません。
 
 今夏にはスマートフォンのGoogle Discoverにすら掲載が複数回あり、Googleから「騙しリンクを踏め」と促されたに等しく、複雑な心境でした。
 
 
  
■11月29日 因果応報?自業自得?
 
 前回の日記をアップロードした翌日、ブラウザの挙動に異変発生。検索エンジンの結果にて、特定のドメインを非表示にする拡張機能が正常に働いてくれず、見えてはならないページのタイトルの横には「このサイトのブロックを解除する」のダイアログが鎮座する意味不明状態に。オプションから可能な限りのアプローチをしても直らず、リアルタイム検索にも有益な情報は上がっていません。もしや、Googleを筆頭に検索エンジン団体からの報復か…と妄想しつつ、翌日には自然治癒してくれましたけど。
 
 結局、当拡張機能のバージョンアップに不具合があり、すぐに修正版がリリースされたとのこと。偶然にも自分にとってタイミングが悪過ぎました。
 
■12月30日 分解パソコンの予後。
 
 今年はどんなだっけと月一でしか更新しない日記を読み返すと、半年前にパソコンが瀕死状態で買い替えを覚悟していて、ちょっと意外。あれから小さな問題すら皆無な為か、初めての分解まで挑まされたのが大昔のよう。2011年にドリームキャストでインターネットな自分を卒業すべく購入した際には、パソコン=精密機械=壊れ易いの先入観から「5年は使いたい」くらいの感覚だったのに、まさか十二支を制覇してしまうとは。
 
 
CrystalDiskInfo

 
 こちらの健康診断によれば、各数値の意味が検索しても理解出来ないのはさて置き、未だハードディスクは信頼に値しそう。
 
 
 
⇒目次 ⇒2021年 ⇒2023年 ⇒表紙