──2024年──
 
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■1月31日 DMM×DAZNホーダイ。
 
 新年早々、予選と決勝しか見ないし倍速視聴も活用みたいな浅いF1ファンは、またなのと落胆させられました。なぜなら、観戦に必須級な配信サービスのDAZNが、月3700円→4200円に値上げと告知したから。これは3年連続の出来事で、もう冬の季語に採用しましょう。
 上記リンク先の、auのpovo2.0「DAZN使い放題パック7日間」は、据え置きは無茶にしても微増で済むかもと淡い期待を持たす間も無しに、即答で925円→1145円と追随。ほんの数年前は、実直に最高額を支払っても月額2000円以下だし、少しの知識・手間・射幸性との引き換えなら半額以下で楽しめたのに。ああ……わたしの過去、あの時代……。
 
 そんな現実逃避が捗る我々に助け舟かもしれないのが、本日の題名。1年前に開始のプランで、月550円のDMMプレミアムと月3700円のDAZNが併せて2980円を謳う、罠か詐欺か暗算ミスとしか思えない不可解な価格です。DAZNは2月14日、povo2.0は3月1日より改定とのことで、DMM×DAZNホーダイが無言をいつまで貫くか。願わくは、当分。
 
■2月25日 日記瞬殺。
 
 前回は言及事の関係により、数日前に書き上げて月末日に表へ。良きにつけ悪しきにつけ、新情報が発表されるかもしれませんから。結局は待てど暮らせど何も起こらず、締切の1月31日になった瞬間に日記更新の最終工程を行いました。月に一度の日記更新だけは、意地でも維持したいのです。
 しかし、実際には30日夜に「助け舟」が沈黙を破って3月1日からの値上げを宣言しており、あの日記は他人の目に触れるや否や古い内容に成り下がっていました。おかしい、直前までリアルタイム検索や公式ページを執拗に調べたはずなのに、かのプレスリリースが初報かつ独占だったとか…?だとしても、時刻印によれば数時間の猶予が。
 
 その後も意外な提携はあれど自分には合わず、今や選択肢は出揃ったでしょう。来週は全然楽しくない、ど・れ・に・し・よ・う・か・なで悩ましくて忙しいの確定です。
 
 
  
■3月14日 ニューじゃないニュース。
 
 Googleが筆頭の検索エンジンは善意の僅かな発信を悪意の物量で覆い隠し、旧Twitterが代表のSNSには真人間を襲わんとゾンビの群れが跳梁跋扈し、今やワールドワイドウェブで有意義な情報を探索するのは徒労と同義語。そんな夢と希望の朽ち果てた世界に住まう者が最悪級と断じたいのが、YouTubeの「おすすめ動画」の精度です。
 星の数程の超膨大な在庫及び、同時進行で増殖してゆく新入荷の動画を蓄える癖して、こやつのお勧めは根本から理解不能。ホーム画面に並ぶは、幾十度とチャンネルを非表示にしても取っ換え引っ換えで同種のチャンネルを提示したがるし、お莫迦を演じる頭脳派かと邪推してしまう程に無益な選出ばかりだし。そして先日、誰が見ても共感してくれそうなホーム画面を捉えられたので、どうかご覧頂きたい。
 
 
YouTube

 
 
 尚、YouTubeの検索機能はGoogleや旧Twitterを更に下回るのが、また恐ろしい。
 
■4月18日 YouTube vs ublock.
 
 ブラウザの広告ブロッカーを使用したら、YouTubeが動画を観せてくれない──そんな事件に世間が大騒ぎしたのはいつ頃だっけと調べてみれば、たったの半年前。各地で侃々諤々の議題となった割に、今年に入ってからは続報をほぼ聞かないし、自分も忘れかけていました。それは当初は一工夫しないと広告ブロッカーの使用継続が封じられたものの、知らぬ間にパソコンでもスマートフォンでも普通に広告無しで動画を再生出来ていたから。結局、どうなったのかしら。
 動画に限らず、インターネットで情報を得る対価として広告を閲覧ないし有料コースに入るのが当然と言った論調は、一理あり。その反面、テレビ番組を録画したらCMは早送りするわ、フリーペーパーを読む時に広告は一瞥もしないわな人が、大半なのが現実でしょう。メディアの違いで広告に対する姿勢が変化しがちなのは、結構興味深い心理かも。
 
 いずれにしても、YouTubeはメンバーシップとスーパーチャットの天引きで十分な利益を挙げていそうなので、広告ブロッカーの使用を躊躇う気になれないのが本音ですね。
 
 
  
■5月28日 折り畳みを畳まないで。
 
 コメント・レビュー・記事等のウェブの文章において、冒頭の数十字のみを表示して全文を読むには「もっと見る」「続きを読む」みたいなハイパーリンクやボタンのクリックが必須の機能。恐らく定着した一般名詞は存在しないけど、「折り畳み」で通りが良いでしょう。率直に言って、嫌いです。ネタバレに気を利かせたい時であれば適する反面、普通に文章を読み進めたい時は面倒なだけだから。
 こやつは読み手へストレスを小刻みに与える能力に秀でており、クリックして現場で展開せずにわざわざ固有のページに飛ばされたら舌打ちものだし、クリックしたらしたで数文字しか続きが無いのが連続すると閉口確実。おまけに、折り畳み内の文章はブラウザのページ内検索に引っ掛からないと言う、検索エンジンから来た者に厳しい一面も。採用しているウェブサイトは、「全ての折り畳みを開く機能」「展開後に一定の文字数を保証する機能」を備える義務を負えばいいのに。
 
 後者は例えば、「90文字以上は折り畳むが、折り畳みは30文字以上を保証」のような簡単な発想で実装可能なはず。本文150文字なら表示90文字+折り畳み60文字で、本文95文字なら表示65文字+折り畳み30文字みたいに。これだと折り畳みの分量は増えてしまいますが、何度も絶句させられるよりはマシです。
 
■6月27日 ウェブページから消えて。
 
 折り畳みに続き、インターネットに蔓延る嫌いなものについて。
 
 
・記事中に無関係な別記事のリンクを設置
 話の流れで必要な関係のある別記事へのリンクであれば全然問題ありませんし、関連リンクを並べたいなら最下段に置けばいいのに、敢えて文中──主に小段落の間に設置するのは誤クリックの誘導で確実。主にニュースサイトで20年以上も改善されない、伝統芸と言って良いでしょう。
 
・ページネーションの乱用
 長くもない記事を細切れに何ページにも分け、読者の手間を増やす代わりにペーパービューの増加を狙う手法。全ページをタブで一気に開ければ少しは許せるけど、前後のページにしかジャンプが出来ない場合も多々。主にニュースサイトで20年以上も改善されない、伝統芸と言って良いでしょう。
 
・右クリック無効
 検索エンジンから飛んだ先で見掛けます。自分のウェブページをコピー&ペーストで盗まれるのを防ぎたいのか、企業より個人の方が多いかも。自己顕示欲や承認欲求の強そうな気配が気味悪くて、静かに検索エンジンに戻って当該ドメインを非表示に設定します。
 
・メールアドレスの入力欄で全角禁止
 普通はユーザー辞書に登録するでしょうし、その方が逐一の手動入力よりミスも確実に減るのだから、手段と目的を履き違えています。未だに年一回は遭遇。
 
・パスワードの変更の催促
 定期的な変更が安全上重要かと思いきや、無意味どころか逆効果だと判明したのは一昔前なのに、いつまで知識の更新を怠っているのか。ネット銀行やレンタルサーバーのようなセキュリティに敏感なはずの企業ですら、この古臭い姿勢を頑なに崩しません。
 
 
 これらがインターネットから駆逐される日は、その歴史の長さを踏まえれば恐らく来ないでしょう。
 
 
  
■7月24日 私たちは販促されてる。
 
 これまで「折り畳み」「記事中の無関係別記事へのリンク」「ページネーション」「右クリック無効」「入力欄で全角禁止」「パスワードの変更催促」をウェブページから消えて欲しい事象として挙げましたが、基本中の基本を忘れていました。それは画像や埋め込みにサイズ指定を行っていないのが原因で起きる、ページの読み込みの最中にレイアウトが上下左右に定まらない現象。悪名高いのか一般名詞が以前より存在し、「レイアウトシフト」と呼ぶそうな。
 本現象は個人よりも企業、更に絞れば大手販売系のウェブサイト及びアプリで遭遇率が高いです。振り返れば20年以上前、自分含めドリームキャストでウェブサイトを作っていた界隈ですら、画像のサイズ指定は必須と徹底されていたのに、この醜態は許し難い。現代のプロのウェブデザイナーが、古代のアマの趣味人にユーザーエクスペリエンスで負けて、情けなくないかと問いたい。
 
 有り体に言えば、特にスマートフォンで誤クリックの誘導に役立つから、敢えてでしょうけど。今後もレイアウトシフトの普及が進みそうで、ため息が尽きません。
 
■8月23日 不確定文字化け広告。
 
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 スマートフォンのスクリーンショット連続4枚から開始した、今回の日記。趣旨は題名通りで、同じ広告でも文字化けの仕方が毎回変わっていて興味深い。これを撮影した機種に限らず、手持ちの4台──中華スマホと言う共通点はあれどXiaom/OPPO/HUAWEIのどれでも、他の広告でも発生します。Androidは世界的に高普及率のプラットフォームで対応が楽そうにも拘らず、本現象を広告主が放置しているのも不可解。もしや、わざと文字化けさせて印象に残させる作戦か。
 
 あと、このアプリはとうの昔にインストールして継続利用しており、宣伝されても出稿費用の無駄です。個人情報の問題はあれど、インストールしているアプリの広告は出ないようにすれば、閲覧者と広告主の両方に有益なのに。
 
 
  
■9月25日 ▼メガドライブで教えて。
 
 昨今のレトロゲームにおける長期間のブームとSNSの普及が組み合わさり、当時の関係者からの資料や暴露のような興味深い新情報が日々、白日の下に晒されていますが。メガドライブのゲームソフトについて、当時のゲーム雑誌やら昔のセガ伝言板やら今のウェブ検索やら、散々調べても未だに不明なことが多々あります。下記の疑問に、もし貴方様が心当たりがあれば是非教えて下さい。
 
 
▼ウィップラッシュ&サンダーフォースIII
 発売日が近くてメーカーが違うのに、瓜二つなボスキャラが出る理由。尚、BEEP!メガドライブ1991年1月号のメーカーアンケートの設問「メガドライブ業界重大事件をあげると?」に対し、後者の開発会社のテクノソフトが「ウィップラッシュに〇〇〇〇〇」と回答。
 
▼メガパネル
 ステージの分岐の法則。
 
▼キューティー鈴木のリングサイドエンジェル
 シャトルショット以外のスペシャル技の出し方。
 
▼スタークルーザー
 どの選択肢でもコムギカプセルが余る。
 
▼紫禁城
 スペシャルステージを全面クリアしたら、ご褒美はあるのか。このモードはパスワード無しなのに難度極悪で自力検証は厳しい。
 
▼ファイナルファイトCD
 発売日が直前に一週間程だけ延期された理由。
 
▼Jリーグプロストライカー
 発売直後の全回収及び2か月後の再発売の具体的な理由。自分含めて発売日購入組が多数なのも不可解。
 
▼聖魔伝説 3×3EYES
 サウンドトラックのライナーノーツに書かれた「メガCDとこのCDの間には、実はヒミツが」の意味。
 
▼複数のゲームソフト
 メガドライブ本体の初期ロットだと大小のバグが起きる理由。
 
 
 内容を踏まえ、▼で在りし日のセガ伝言板を模してみました。あの頃、「▼←をクリック」の意味を初めて知って感動したのは私だけではありますまい。
 
■10月24日 ご長寿パソコンご老体。
 
 2011年に購入した我が液晶一体型パソコン、人間換算で八十歳を超えそうな高齢だけど健在で、ウェブサイト更新やネットサーフィンの大役を担ってくれています。いつの頃からか、起動してブラウザの起動まで5分は必要になったり、更新プログラムのインストールに2時間も待たされたり、老いを感じざるを得ない局面は多々な反面、自分の使用環境では大問題にはならずに本気の買い替えは検討していません。
 ただ、一つだけ見逃せない致命的欠点があって、それは電源が無断でいつ切れてもおかしくないこと。オス型コネクタまでの通電は目視で確認可能なので、原因はACアダプターのメス型コネクタとの噛み合わせが甘いからで確定的。そこで思い出されるのが、本パソコンを豪快に倒してしまった2016年の惨事で、これにおける最大の破損パーツこそACアダプターでした。不幸にも、メス型コネクタからオス型コネクタが抜けなかった為にケーブルが切断に至っており、前者に負荷が掛かったのは確実。何年も前の負傷が、経年で悪化してきたのでしょうか。
 
 とは言え、不意の電源切断は数ヶ月に一回と軽度な致命的欠点では、なかなか買い替えまでは考えにくい。贅沢かもしれないけど、人間換算で百歳突破まで現役を通して欲しいですね。
 
 
  
■11月21日 私がPC買(変)えるまで。
 
 前回の続き。もう壊れかけを超えて壊れたと称しても過言ではない我がパソコン、率直に書けば目前の箱に拘泥しないで数年前から買い替えへの準備運動はしています。自己肯定感の高い永遠のパソコン初心者としては、使用中の機種の後継機を選択するのが賢明かと、当該製品のカタログページをブックマークして動向を何年も見守ってきました。
 その愚直な姿勢こそが、買い替えに至れない要因なのが誤算。本パソコンの簡単な仕様は「FHDディスプレイ&メモリ4G&HDD500G&DVDスーパーマルチドライブ&地上デジタルチューナー&送料=約66800円」で、自分用のデジタルテレビはおろかDVDプレーヤーすら所有しておらず、非常にお得な買い物でした。そして、現在の後継機種の仕様は「FHDディスプレイ&メモリ8G&SSD500G&送料=約88800円」と、メモリは倍にしかなってないしHDDがSSDになっても容量据え置きだし、光学ドライブとテレビチューナーが非搭載だし、2万円以上も高額。13年以上も経って少しの進化と大きな退化を突き付けられ、購買意欲を喪失して当然なのを理解してもらえるでしょう。
 
 もちろん、本来なら重要視せねばならないプロセッサーを無視しているのは、自覚の上での告白でした。だって、ゲームや動画編集みたいな重たい作業をしないから、性能なんて最低レベルでいいんだもん。
 
 
 
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