──2025年──
 
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■1月14日 難易度は帯説で高難度。
 
 「難易度が高い」は易しさに言及していないから誤用で「難度が高い」とすべきと思っていたら、ある日の新聞で偶然にも取り上げられて、実際は「〇〇」と言う正しい表現でした──そんな知見を5年〜10年前に得たけど、その「〇〇」って何だっけ。新聞は産経新聞で、該当のコラムは当時はインターネット上でも読めて、SNSで少しは話題になっていたと、これだけの材料が揃っていれば昨今の探索能力皆無な検索エンジンでも出典を見付けられるはず。そう信じた私が莫迦でした。
 「難易度 誤用」「難易度 産経新聞」等々のワードで100件ずつは確認すれど、どれも「難易度は誤用で正しくは難度」と主張するテキストか、産経新聞社への就職難度の情報ばかり。何年も前だからコラムがウェブページに残っていないのは覚悟していたけど、コラムへの反応やハイパーリンクのような残欠すら見付けられないとは、検索エンジンの存在価値が地に落ちますね。
 
 結局、糸口になってくれたのはTwitterの検索で、これまた偶然にもほんの3ヶ月前に日経新聞の校閲担当が言及しており、幸いにも当時のウェブページも残ってくれていて掘り起こせました。「〇〇」は「帯説」とのことで、久々に自分の検索能力を誇りたい気持ちになったとさ。
 
 
⇒(43)清湖口敏 入試と「難易度」 意味をもたない漢字とは
 
■2月21日 コラボ光回線乗り換え。
 
 コラボ光回線のプロバイダを、楽天からビッグローブに変更しました。重要な使用感の変化は、現状では全然無くて一安心。楽天ひかりとの契約時に「契約解除料1万円は必要ながらプロバイダの乗り換えで高額キャッシュバックを狙っても」と不穏な発言をした反面、結局は契約期間の3年のお勤めを満了し、我ながら優良顧客ですね。
 先に検索エンジンから流入の方向けに書いておくと、乗り換えでインターネットに接続出来なかった期間は皆無かも。なぜなら、「工事日以降もIPv6の楽天で継続して接続可能」「IPv6の廃止後もIPv4なら楽天・ビッグローブ共に接続可能」だったから。尚、ルーターの設定画面でIPv4のID・パスワードの入力でお困りの場合、当機(Aterm WG1200HS4)ではホーム→基本設定→自動判定をオフ→動作設定をPPPoEルーター→ホームで、接続設定が現れました。不親切な設計だこと。
 
 
 閑話休題。楽天ひかりは品質・価格共に不満はありませんでしたが、愚直に契約更新すれば無特典で再び3年間縛られるのが受け入れ難く、乗り換えを真剣に検討し出したのが1月20日。翌日には手続きを開始し、2月1日を工事日に指定して2月4日には完全移行と、幸いにもスムーズな作業でした。しかし、この僅か2週間で予想外の悩みや問題が複数発生し、気が滅入ったのも確かです。
 
 最初に面食らったのが、事前に現事業者から「事業者変更承諾番号」を発行しなければならないこと。これは携帯電話における「MNP予約番号」と同様だけど、今や標準な「ワンストップMNP」のように新規契約中の発行が出来ませんし、有効期限も2週間だけ。楽天ひかりのウェブサイトから発行を要求して翌日にはメールで届いたので手間は少しだけど、単語自体が初耳でしたから。
 更に驚かされたのが、新事業者の工事日以降に「IPv6廃止手続き」なる連絡を、旧事業者に自分でしなければいけないこと。これは楽天ひかりのウェブサイトからだとエラーが出たので、サポートの有人チャットからお願いしました。その時の返答で廃止が「2〜3日後」と言われたのも疑問で、どうせこんなのサーバーのデータをちょちょいとするだけでしょうに。知らんけど。
 
 そもそもを言えば、コラボ光回線はその仕組みからプロバイダをシームレスで乗り換えられると思い込んでおり、随分と人力頼りの古臭いシステムにイライラしてしまいました。続く。
 
 
  
■3月17日 コラボ光回線乗り換え2。
 
 前回の続き。契約後に悩まされたのが、ビッグローブからの状況のお知らせが少なく、遅いこと。当初はメールで「お申し込み受付のお知らせ」とSMSで「ビッグローブからのご案内」が送られてきた反面、以降は一週間も音沙汰無し。メールに記載の会員証と開通案内が郵送で届いたのは工事日の2日前で、本当に手続きが進んでいるのか不安を抱くに十分な間隔でした。
 この間、「IPv6オプションの申し込みが取り消されました」なる、不穏なメールは届きました。曰く、IPv6の接続には改めて申し込みが必要で、今までの説明では「IPv6廃止手続き」をしておけば自動で切り替えのはずなのに、どっちを信じればいいのやら。また、ビッグローブの公式のIPv6オプション/v6プラス判定サイトでは「v6プラス」との文言が使用されているにも拘らず、その前ページのFAQには「v6プラスは新規受付を終了しています」との一文があり、矛盾続きで間違い探しを強要された気分。大手のプロバイダなのだからメールと判定用画像くらい、実情に則った記載に直しましょうよ。
 
 工事日〜楽天のIPv6廃止〜ビッグローブのIPv6開通の流れで、IPv4で接続を維持したい時間が発生するのに、それに関して案内が一切無いのにも驚きました。3年前の楽天ひかりの時は契約までの流れで知れた分、ユーザーがIPv4で接続する権利を教えたがらないビッグローブの姿勢は疑問です。
 次に、本契約においてビッグローブから発行されたIDやパスワードを羅列します。ユーザID・パスワード・メールアドレス・パスワード・接続ID・ユーザー名・接続パスワード・お客さまID・アクセスキー・auID・パスワード・基本契約番号。もう何が何やらだけど、この中にプロバイダの乗り換えで必要な情報は一つもありません。絶句。
 
 最後に、楽天ひかりへの支払いについて。「ご解約に伴う契約解除料・工事費残債のご案内」とのメールが3月に届き、契約解除料・ご利用最終月の月額料金・工事費残債が全て0円。2月1日の工事日以降もIPv6での接続及びIPv6廃止以降もIPv4での接続が可能だった為、月額料金は日割り無しの満額請求を覚悟しており、ヨカッタネ。
 
■4月24日 300円マウスに異常。
 
 1年半前から愛用の300円マウスが、たまに不具合を出し始めました。どうやら、ホイールクリックでチャタリングが起こる様子。普段は少しの手間なので構わない反面、一気にタブを開いた時に気付かず発生してしまうと、想定の倍以上のタブに対して2011年購入の我がロースペックパソコンのファンが唸り、ブラウザは落ちかけます。もしも近い日にパソコンが壊れたなら、本現象の負荷が原因かもしれません。
 とは言え、300円のマウスが1年半もお勤めしてのことなら、むしろ見事な仕事振りと受け取るべきでしょう。しかも、当初は「カーソルの挙動に癖」「平面でがたつく」と如何にも安物らしさを発揮していた癖に、いつしか不思議と両方の難点が解消されており、マウスみたいな精密機械って物理的に進化するのかしら。
 
 現段階では致命傷でもない為、6代目のマウスとして最期まで酷使してあげたい所存です。
 
 
 
  
■5月15日 pixel 9aに落胆。
 
 スマートフォンは4年前に購入の「Redmi Note 10 Pro」を使い続けてきて、一部のアプリが重たい以外の弱点は感じていませんが、今月に最新機種で安心のGoogle純正品「Pixel 9a」を、唐突に入手。理由は至って利己的で、DoCoMoへMNPすればirumoの月550円コースですら約4万円――つまり、ブラックリストの回避用に1年間の契約を続けても半額強と言う、投げ売り級の特大セールを開催してくれたので。MNP弾として、「三木谷キャンペーン」のポイント配布が4月に完了したばかりの、楽天回線を懐に忍ばせていた我が先見性にも感謝。
 詳細なスペックやレビューは調べなくても、今まで「中華スマホ」=コストパフォーマンス重視の機種を乗り換えてきたので、廉価版ながらハイエンドに近い「Pixel 9a」に不満を感じるはずがありません。しかも、現在使用中の機種が4年前のミドルエンドとなれば、尚更。早速、到着したのを開封して初期設定をポチポチ…あれ、様子がおかしい
 
 なんてこったい、「Pixel 9a」に搭載のピュアAndroidは、wifiのオンオフ・Bluetoothのオンオフ・モバイルデータのオンオフ・機内モードのオンオフ・ワンタップで画面オフのウィジェットを、一切搭載していません。しかも、wifiとBluetoothのオンオフに3ステップは必要だわ、ダブルタップで画面オフすら不可能だわと、10年以上前に初めて買ったスマートフォン「N-03E」にすら劣ります。尚、普通に考えればプレイストアに代替アプリが幾つでも存在しそうだけど、これらの煩わしさを安定して解決してくれるものはランチャーを含めて意外にありません。
 
 即ち「Pixel 9a」のメイン機種就任には、相当な時間が掛かりそう。就任自体は諦めません、4万円払ってピュアAndroidへの知見が増えただけになっちゃうので。おまけの苦言として、フィルム・ケース・充電器が別売りなのも、全部付が当然の中華スマホに慣れ親しんだ身には淋しいです。
 
■6月25日 どうしてだよぉ!
 
 映画を筆頭に映像作品への造詣が極端に浅い如月さん、その立場を逆用して手始めに邦画を嗜む決心をしました。さりとて、旧作を自宅鑑賞するなら時間を無駄遣いしない為に、低評価のものは避けたい。そこで現代風の対策として対話型AIと相談し、お勧めの作品と自分の好みを擦り合わせて解決。以下、鑑賞済の作品と主演です。
 
 
・DEATH NOTE デスノート…藤原竜也
・DEATH NOTE デスノート the Last name…藤原竜也
・カイジ 人生逆転ゲーム…藤原竜也
・インシテミル 7日間のデス・ゲーム…藤原竜也
・22年目の告白−私が殺人犯です−…藤原竜也
・藁の楯 わらのたて…藤原竜也
 
 
 もしや、近年の邦画の主演って全部?
 
 
 
  
■7月17日 アスタリスク伝票。
 
 初見で恐怖心を煽るような、不審なお届け物がヤマト運輸より置き配されました。それは「お届け先」が宛名を含めてアスタリスク、「ご依頼主」も住所以外はアスタリスクで、どこから誰への配達物なのか判別が出来ません。そもそも、こんな完全匿名の物体を配達可能なのか、なぜ我が家に置き配されているのか、疑問が次々と浮かびます。
 幸か不幸か、恐怖と疑問は長続きしません。包装に「ZOZOTOWN」とロゴが明記されており、依頼主の住所も正しいし、その倉庫からの発送だと追跡番号でわかったから。更に検索すれば、情報漏洩対策で数年前から「置き配は名前や住所を伏字にして氏名をQRコード化」と判明し、そこには他人の名前が記録されていました。つまり、単なる誤配。
 
 愚直なまでに善良な如月さん、ZOZOTOWNとメールでやり取りして数日後、配達員本人が訪れて誤配の謝罪と回収を行い、一件落着。それにしても、この上から下まで伏字で隠蔽する施策は、置き配の盗難や誤配を逆に誘発しそう。
 
■8月20日 人工知能→人工無能。
 
・プロローグ
 いつかどこか誰かのパソコン画面。『人工無能くるみちゃん』とチャットで話している。くるみ「人工無能…くるみちゃんのことね?」
 
・起
 近未来、WWWはAIに生成された情報に埋め尽くされ、ハルシネーションがハルシネーションを招く悪循環で、真の情報に触れるのは困難に。
 
・起
 AI規制過激派が与党となった日本ではWWWの日本語情報の健全化を進めるが、AIの生成速度に人力では規制が追い付かず、進捗は芳しくない。
 
・転
 押して駄目なら引いてみろで、AI自身にAI文書の自動削除プログラムを書かせる。
 
・結
 それが奏功し、日本語のWWWには個人サイトやブログ等が賑わう、かつての世界が戻った。同時に、AIは自身が人類の脅威だと自己のプログラムを希釈し、ただのチャットボットと化す。
 
・エピローグ
 いつかどこか誰かのパソコン画面。『人工無能くるみちゃん』とチャットで話している。くるみ「人工知能…くるみちゃんのことね!」
 
 
 人工知能の成長が止まり衰退を始めたら最期は人工無能に戻って、まるで『アルジャーノンに花束を』みたい――なんて唐突に閃き、脳内のシナプスの繋がりも妙に良くて、瞬時に物語のプロットが出来ました。漫画・小説化の予定は当たり前に無いので、作者として仕掛けを恥ずかしくも語れば『人工無能くるみちゃん』の有識者なら、最初は「無能」で最後は「知能」と覚えさせた違いに気付けることです。
 
 
 
  
■9月18日 YouTubeチャンネル現状。
 
つるなか…144万人 650本
つるなか サブちゃんねる…12.1万人 154本
吉田製作所Y…123万人 604本
吉田研究所【メインチャンネル】…32.3万人 202本
内藤かんチャン…2.73万人 130本
Ha ku…19万人 970本
ゆっくりまっちゃ…27.6万人 301本
るーいのゆっくり科学…65.1万人 104本
さいちょう…32.1万人 185本
のりお漫画案内所…1.88万人 8本
ずんだもんと学ぶハームリダクション…2.76万人 54本
あもとっと…11.4万人 24本
ぷらぐら…22.7万人 107本
サラセツチャンネル…3.77万人 313本
ゆっくりルーザーズ…10.2万人 90本
桜レンズ…6.33万人 48本
極楽βうゆち 1.32万人 37本
ちうちゃんねる…1.18万人 133本
ぽんぽこちゃんねる…67.6万人 1499本
イル_フローラ…14.5万人 550本
 
 
 2年振りに晒して理解したのが、目的の自己紹介の代わりには向かないこと。登録数の減少は「ライブラリ」こと『ゆにクリエイト』の撃滅粉砕爆散が主因だけど、それを抜きにしてもトップページから普段見ているところより、鳴かず飛ばずなチャンネルの復活待ちリストになっていますから。動画を不定期でも継続して作成するのは大変なんだろうなと、キーボードで文字入力さえすれば完了の個人ウェブサイトの気楽さを自覚させられます。
 
■10月16日 終了のサポートを再開。
 
 パソコンの買い替えが未経験な如月さん、つまりは当日記の作成は14年前に購入した2010年発売の、当時としても低性能な機種に他なりません。そんな後期高齢者なので当然、ウィンドウズ11へのアップグレードは「最小システム必要条件を満たしていません」と素気無い対応をされ、ウィンドウズ10のサポート終了日の10月14日を過ぎてからは藁の盾でのネット接続を強要されます。マイクロソフトによる老人虐待か。
 しかし、それは早合点で救済阻止を用意してくれており、その名も「拡張セキュリティ更新プログラム」とやらで1年間は無料でサポートが続くらしい。まるで5年前、本来なら無理な「ウィンドウズ7から10への無料アップグレード」が特定の公式ページから、公然の秘密で可能にしていた時みたい。マイクロソフトってツンデレか。
 
 Outlookのアカウントは持っているけど、ログインせずにローカルアカウントでパソコンを使用し続けてきましたが、今回ばかりは登録が必須。設定→アップデート→登録→ログイン→パスワード→デバイスの追加→エラーで弾かれてやっぱり駄目かと思いきや、再起動して試せば成功でした。これで鉄の盾を装備し直せて安心です。
 
 
 
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