■エル=モア リプレイ

●主な設定 ⇒詳細
・ルール...上級ルール
・シナリオ...血に染まりしバハムート
・難しさ...レベル5
・召喚した部隊を...委任する
・イベントフェイズを...実行
・領地の委任を...強制する
・では健闘を祈る・・・
 
 
■第1ターン
 
 病弱な妹に存在を消されがちの、不敏なエル=モア。普段のプレイスタイルではエル=ウィンとの違いが現れにくい為、今回は英雄の面子や対マスターの戦術に拘りません。
 初期戦力のエルフロード×5・エルフ×2にエルフロードとケンタウルスを追加し、エルフ×2の探索にてイスタリスから雇って欲しいそうな眼差しを向けられるも、見て見ぬ振りで第1ターンを終了。侵攻はガイラムが西側に動いた時に乗じましょう。
 
バストラル…北カルミスタ森林地帯(7)に侵攻、勝利。
 
■第2ターン
 
 エルフ×4の探索で再びイスタリスからアプローチがあり、却下。
 
クリムト…カツーオ丘陵地帯(26)に侵攻、勝利。
ガイラム…東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、勝利。
 
■第3ターン ★イベント…水晶玉。
 
 ガイラムが東側へ進路を取って計画は早々におじゃんになりますが、周辺には裏切り者のエルフロードが群れに群れて跋扈しており、エルフ元老院の勅命を受けた勇者も今は彼らが去るのを祈ることしか出来ません。エルフの森に何の目的で訪れたのか、性格が悪のケイキダーとの出会いはありました。
 
■第4ターン ★イベント…強制退却。
 
 イスタリスの帰還を確認。
 
■第5ターン ★マステンス平原地帯(34)に疫病/イベント…濃霧。
 
 イスタリスの滞在を確認。エル=モアとエルフロードの訓練を優先させており、英雄は1ターンに1人しか見付けられません。
 
ジーク…トスカニア平原地帯(30)に侵攻、勝利。
 
■第6ターン ★イベント…濃霧→捨て。
 
 探索を散々無駄にしたイスタリスの消失と同時に、英雄が誰もいなくなる。
 
バストラル…南カルミスタ森林地帯(14)に侵攻、勝利。
 
 バストラルはムルバース密林地帯(5)も隷属で獲得しており、領地拡大競争の首位に。
 
■第7ターン ★テスカイア平原地帯(8)に疫病/イベント…水晶玉→濃霧と交換。
 
 2個目の水晶玉にガイラムを映して「瞬間移動・瞬間移動・再行動」の冴えないラインナップに落胆するも、南セレブラス森林地帯(22)のモンスターがサーペント×1・ユニコーン×10に変化したのを受け、初侵攻初占領に成功。ただ、ランクの上昇は倒した相手が相手なので、エル=モアとエルフロード×3がCになったのみです。
 
エル=モア…南セレブラス森林地帯(22)に侵攻、勝利。
シェルファ…ローランド平原地帯(1)に侵攻、勝利。
ジーク…クリムト領のカツーオ丘陵地帯(26)に侵攻、勝利⇒クリムト死亡、残りマスターは7人。
ジーク…南ウンバール湿原地帯(21)に侵攻、勝利。
 
 クリムト討伐後に再行動を重ねる、威勢の良いジーク。
 
■第8ターン ★イベント…不穏。
 
 隣り合ったガイラムの領地が無人なのを見逃さずに接収。
 
エル=モア…ガイラム領の西グラファス山岳地帯(23)に侵攻、勝利。
 
■第9ターン ★イベント…千里眼。
 
 千里眼で明らかになった東グラファス山岳地帯(24)のガイラム・ジャイアント×9・ミノタウルス×2を前に、戦力と経験の不足から正面対決を挑めません。また、新しい領地での探索に反応したのはイスタリスで、もう君にはうんざり。
 
バストラル…バルマー領のクロエルン城塞都市跡(19)に侵攻、勝利⇒バルマー死亡、残りマスターは6人。
 
 クリムト・バルマーのニ大悪役が早くも脱落。
 
■第10ターン ★イベント…祝福。
 
 イスタリスの妨害工作にめげず続けた探索にて、フォーリア精鋭魔術団のフェアリスがご来訪。魔法レベル3と中堅クラスながら、水と火の使い手は大歓迎です。
 
■第11ターン ★イベント…呪縛(事件)。
 
 
■第12ターン ★ナースホルン平原地帯(2)に地震/イベント…不穏。
 
 フェアリスだけでは対ガイラムへの切り札にはならず、経験値を稼げそうな中立エリアも見付からず。
 
ベルフレイム…イジフミガト丘陵地帯(9)に侵攻、勝利。
 
■第13ターン ★イベント…不穏。
 
 ガイラムはクロエルン城塞都市跡(19)のバストラルと接しており、国境の守備兵を手薄にしても侵攻してくることはないだろうと、フェアリスを隊長にエルフロード×5・エルフ×3・ケンタウルス×1を南セレブラス森林地帯(22)に移動させました。サイクロプスの召喚を目的として、シヤバカナ丘陵地帯(27)に狙いを定めます。
 
シェルファ…ナースホルン平原地帯(2)に侵攻、勝利。
 
■第14ターン ★イベント…部隊成長。
 
 部隊成長は西グラファス山岳地帯(23)に採用。エル=モア軍にエルフは4部隊いましたが、前ターンに1:3に分散したせいで恩恵は随分と減ってしまいました。また、シヤバカナ丘陵地帯(27)にはロック鳥×6・サイクロプス×4・グリフォン×2で、静観するより無し。
 
バストラル…ガイラム領の東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、敗北。
 
■第15ターン ★イベント…強制退却。
 
 バストラル軍を跳ね返したガイラムに残る護衛はジャイアント×5だけと漁夫の利を得る好機到来も、西グラファス山岳地帯(23)に留まるエル=モア・エルフロード×2では如何ともし難く。先の部隊成長に続いて軍勢を分散させたことを後悔しつつ、皆を急いで戻らせます。
 
■第16ターン ★イベント…呪縛→強制退却と交換。
 
 策略は勿体無い交換になりましたが、ガイラムがジャイアントを召集しないように行動を封じておきかったので。事前にケンタウルスを派遣して戦術画面用策略の持ち合わせを調べてから、総出でガイラム軍との対決に向かいます。地震で適度に痛めつけて攻撃増強と技量を付加した弓矢で始末すれば、稜線修正による低地の不利を感じることもなく、初めてのマスター同士の戦いは短時間で決着しました。ただ、回復のタイミングを逸したのと致命的命中により、エルフロードが2部隊も倒されてしまったのは誤算です。
 
エル=モア…ガイラム領の東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、勝利⇒ガイラム死亡、残りマスターは5人。
 
■第17ターン ★イベント…大気滅壊。
 
 大気滅壊はゲームオーバーの危険が生じた時のみ使用許可を。クロエルン城塞都市跡(19)にはバストラル・バーサーカー×3・魔道士×1・ユニコーン×2・ケンタウルス×2しかいませんが、バーサーカーにはMP60とMP32の英雄が就任しており、前者があのカイザードだったりしたらどうしましょう。エルフロードを1部隊召集しつつ、あちらの様子を見ます。
 
■第18ターン ★イベント…千里眼→捨て。
 
 
■第19ターン ★イベント…祝福。
 
 訓練によりランクがBに上がるユニットがおり、この2ターンは身動きを取りませんでした。
 
■第20ターン ★イベント…氷結→捨て。
 
 情報コマンドによるとバストラルは143LPも所持しており、資金切れによる英雄放出は考えられない情勢です。ここで水晶玉を消費しておこうと、バストラルの「部隊調略・反乱工作・同盟締結」から部隊調略を無効に。また、2人のエルフが偵察を立て続けに失敗すると言う悲報が届きました。他の勢力では最安召集ユニットが倒されても影響はほとんど受けませんが、エル兄妹におけるエルフはお金が溜まるまでは大切な戦力であり、少々痛い損失です。
 
■第21ターン ★ナースホルン平原地帯(2)に疫病/イベント…部隊召喚。
 
 LPが無くてエルフロードは動員出来ず、SPはあるものの領地の地形が森林と山岳では召喚ユニットは呼べない──そんな悩みを解消してくれる、最良の策略が配られました。しかし、何者かが起こしたザクハルト丘陵地帯(13)への大嵐により行動不能。
 
■第22ターン ★南ウンバール湿原地帯(21)に大嵐/イベント…祝福。
 
 待望のサイクロプスが降臨。
 
■第23ターン ★イベント…濃霧。
 
 サイクロプスでサイクロプスを召喚。
 
■第24ターン ★イベント…再行動→濃霧と交換。
 
 部隊召喚から祝福・再行動と策略のツモが非常に良く、召喚作業は順調に進んでサイクロプスの配置は本隊に4部隊、西グラファス山岳地帯(23)に2部隊となりました。後者には軍事を命令。
 
■第25ターン ★イベント…再行動。
 
反乱が起きた!
 
 これは完全に無警戒で、移動したばかりのサイクロプスを狙い撃ちにされて領地が半減しました。第20ターンの水晶玉を思い返すと、やはり仕掛けたのはバストラルか。かと言って、反乱抑止の為にフェアリスを連れて行った場合には、手薄になった本隊にバストラル軍が傾れ込む恐れがあったでしょう。野生に帰ったサイクロプス×2はフェアリス+エルフロード・エルフロード×1・サイクロプス×1で確実に仕留め、せめてランクの上昇に活用しておきます。その侵攻で開いたスペースにはサイクロプスを召喚し直したいですが、部隊数が12を超えて開戦前の退却が封じられては厄介なので後回し。
 
エル=モア…西グラファス山岳地帯(23)に侵攻、勝利。
バストラル…エル=モア領の東グラファス山岳地帯(24)に侵攻するも、強制退却。
 
 大人しく引いておくか強制退却で抵抗するべきかしばし考えた後、次のターンに別動隊の合流が間に合えば領地一つを失わずに済むだろうと、この場は突き返すことに。
 
■第26ターン ★シヤバカナ丘陵地帯(27)にロック鳥襲撃/イベント…氷結。
 
 バストラル軍に攻め寄せられるより先にフェアリスたちが帰還し、前ターンのような行動は起こされないはずだと思いきや。
 
爆裂された!
 
 これまた完全に無警戒だったものの、部隊数の合計を12以上にしなかったのが幸いし、刃を交えず安全に後方の領地に逃げられました。全体回復の使用可能回数が多く爆裂攻撃への免疫力が強いエル=モア軍とて、莫迦正直に迎え撃つのは無謀だったでしょう。
 
バストラル…エル=モア領の東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、勝利。
 
■第27ターン ★イベント…水晶玉→氷結と交換。
 
 爆裂攻撃を作戦フェイズに使用したバストラルは戦術画面用の策略を温存している可能性が高いだろうと、所有策略数が2つあるのをチェック後に水晶玉を使用すると、ウィンドウに現れたのは同盟破棄と同盟締結。これはもう、どちらを選ぶべきか迷ってしまいます。再生能力を誰も有しないエル=モア軍は全ユニットのHPが1/4しかない現状で、何よりも木陰での休養を優先。
 
■第28ターン ★イベント…錬金術。
 
 バストラル軍の構成はマスター以下、バーサーカー×8・魔道士×1・ユニコーン×1・ケンタウルス×1の平凡さで、英雄もMP32・MP12・MP0と例のMP60の者が見当たりません。爆裂されて負った怪我を完治したエル=モア軍は反撃を躊躇する材料が消えており、フェアリス+エルフロード・エルフロード×5・エルフ×1・サイクロプス×4の全戦力を投じてバストラルに勝負を挑みます。
 戦場も敵軍の特徴もガイラム戦と同じですから戦い方はほとんど変わらず、自軍にサイクロプスが編成されて敢えて微々たる威力の弓矢を放つ必要も無くなりました。フュージーの指揮下にあるバーサーカーが停止と気弾でサイクロプスを苛めたのが唯一の抵抗らしい抵抗で、狂戦士集団の壊滅はサイクロプス×1の命との交換で叶いました。しかしながら、肝心のバストラルは手当たり次第に投げた石が尽く明後日の方向に飛んでいき、HPを半分以上残す余裕の逃亡を許しています。
 
エル=モア…バストラル領の東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、勝利。
 
 戦いを終えたエル=モア軍に命令が回ったのを受けて、再行動による追い打ち作戦を実行。再度退却されては台無しなのでHPが約半分のエル=モアとサイクロプス×1で攻め込んだものの、これは部下を失ったバストラルの孤立が前提の早まった判断で、実際には彼が退却したエリアにはマンティコア×2・ユニコーン×1・ケンタウルス×1が待ち構えていたのです。バストラルは1ターン目に退却を宣言してくれるも、問題はエル=モアに付かず離れずの位置から毒針を放ってくるマンティコア。頼りのサイクロプスはケンタウルスと戯れてばかりで、結局は2匹共をマスターが自力で撃ち落とす形で収束となりました。毒化していればゲームオーバー確実で、運に助けられたとしか言えません。
 
エル=モア…バストラル領のクロエルン城塞都市跡(19)に侵攻、勝利。
 
 追い打ち作戦に未参加のユニットはサイクロプス×1を残して、マスターの下へ。
 
■第29ターン ★イベント…不穏。
 
 本隊のサイクロプスが2部隊では心許ないと、軍事を命令したばかりの東グラファス山岳地帯(24)にフェアリスをお遣いに出し、傷だらけのエル=モアとサイクロプス×1は休養。
 
■第30ターン ★イベント…部隊成長。
 
 フェアリスがサイクロプス×2を連れて戻った途端に重なったバストラル軍からの反攻は、第28ターンに甚大な被害を与えたつもりの当方には意外で、その戦力が全12部隊・サーペント×11の大軍勢だと知らされた時には驚きもしました。後方の領地にはサイクロプス×2がいて退却は選べず、手持ちの策略も大気滅壊では何の役にも立たずで、非力なエル=モア軍は部隊配置で至近距離に陣取って速攻を成立させるより道はありません。
 このような場面で重宝する流星と雷撃の使い手がいないのと、開戦前に技量向上を使用されたことに不安はあったものの、サーペントとエルフロードの間に防火壁のごとくサイクロプスを置いて、左方のバストラル・サーペント×4の一塊を停止で時間稼ぎした間に右方のサーペント×6の一塊に地震を集中させて始末し、目論見と違わぬ展開になりました。ただ大勝を収めたとは言え、引き際を熟知したバストラルにまたまた逃亡を許し、塊から洩れたサーペント×1にエルフロード×2とエルフ×1を踊り食いされては、不満が隠せません。
 
バストラル…エル=モア領のクロエルン城塞都市跡(19)に侵攻、敗北。
 
■第31ターン ★イベント…濃霧。
 
ベルフレイム…テスカイア平原地帯(8)に侵攻、勝利。
 
 バストラルの弱体化を見計らって、長らく沈黙を通したベルフレイムが始動。こちらはエルフロードとエルフを1部隊ずつ召集し、サイクロプスの調達にフェアリスを再び旅立たせます。また、久々に探索も実施。
 
■第32ターン ★イベント…錬金術。
 
 エルフ族とドラゴン族に南北から圧迫されて万事休すのバストラルから、7ターンの同盟を懇願されるも一蹴。探索は2ターン連続で不発。
 
ベルフレイム…バストラル領のグライナス平原地帯(6)に侵攻、勝利。
ベルフレイム…バストラル領の北カルミスタ森林地帯(7)に侵攻、勝利。
 
■第33ターン ★イベント…呪縛(事件)。
 
 
■第34ターン ★イベント…祝福。
 
 バストラルの本隊は襲撃を食らったのか総崩れの模様。行動済のバストラル・バーサーカー×1・サーペント×1がHP48・HP3・HP4の状態で目の前に横たわっていましたが、英雄が揃うまでベルフレイムとの開戦を引き延ばしたいので見逃します。探索ではカイザードとの邂逅があり、現在のバストラルが雇っていない証拠を掴みました。
 
■第35ターン ★イベント…盗人。
 
 貯金の159LP+バストラルの213LP+バグによるおまけの2LP=374LPに。また、東グラファス山岳地帯(24)を強制委任で放置していたのに気付き、軍事を命令。同エリアは委任でも困った行動を謹んでくれたらしく、順調に増えたサイクロプスが6部隊在留中でした。
 
■第36ターン ★南ガザ砂漠地帯(15)に金脈発見/イベント…祝福。
 
 タケチヨを発見、雇用せず。
 
■第37ターン ★イベント…不穏。
 
 偵察に送り出したエルフが襲撃されたのを契機に、英雄が揃うまで云々の発言を取り消してバストラル×1・バーサーカー×1・バーバリアン×1・サーペント×1が死守する、南カルミスタ森林地帯(14)に総出で出撃。未だバストラルの軍旗がはためくムルバース密林地帯(5)は飛び地であり、彼らに退路はありません。バストラル軍は敗勢ながら技量向上の効果が抜群で、策略に風の精霊魔法で対抗するエル=モア軍の弓矢と石を寄せ付けない健闘を一時的に見せたものの、衆寡敵せずで勝敗を覆す要因には程遠いものに終わりました。
 
エル=モア…バストラル領の南カルミスタ森林地帯(14)に侵攻、勝利⇒バストラル死亡、残りマスターは4人。
 
■第38ターン ★イベント…千里眼。
 
 千里眼で露にしたベルフレイム軍の配置は以下の通り。
 
・グライナス平原地帯(6)
 無し
・北カルミスタ森林地帯(7)
 ベルフレイム ドラゴン×7 バシリスク×1 リザードマン×3
・テスカイア平原地帯(8)
 ドラゴン×4 バシリスク×2 オーガ×2
・イジフミガト丘陵地帯(9)
 オーガ×1
・ドラグーン火山地帯(11)
 ドラゴン×2 バシリスク×5 トロウル×2
 
 注目すべきは火山地帯にいるトロウルで、数ターン後に迫ったキマイラの召喚に先んじて開戦しなければ、今以上に厳しくなるのが確実です。また、前ターンの偵察と戦争で散ったエルフとサイクロプスの穴埋めに、エルフロードとエルフを1部隊ずつ召集。
 
■第39ターン ★イベント…再行動。
 
 エルフ族の第二の故郷とも言えるカルミスタの森に使いを出すも、援軍として馳せ参じてもらいたかった王子リュークは不在。性格が悪でなくても雇わなかったケンチを見送った直後、ベルフレイムから宣戦を布告されました。ここでは複数の選択肢が思い付きます。
 
1:大気滅壊を使用する。
2:退却する。
3:交戦する。
 
 大気滅壊は侵攻軍の壊滅とマスターの死亡が手を抜かない限り確定してしまい、安易に使用するのは考えもの。クロエルン城塞都市跡(19)に退却すれば次のターンに英雄を加えられるかもしれませんし、城壁に立て籠ると高低差と技量修正で地上部隊に突撃されない等と利点が多いですが、敵の主力がドラゴンではあまり意味が無いでしょう。どうせ正攻法で立ち向かうなら現在位置の方が技量修正と部隊配置で有利に立てますから、無謀を承知で思い切って3番を選んでみました。
 防御陣形の中心となる都市にはエル=モアを、そこから南方面に点在する森林にはランクB以上の精鋭エルフロード×4を入らせます。この時、ブレス対策としてユニット間に3ヘクスの距離が作れると理想ですが、森林の位置関係と魔法の連携が取りにくくなる不安により、ブレス1発の被害が2部隊までなら許可としました。サイクロプスA×2は突進する前に強化魔法を掛けておきたいので、居場所の無いエルフと一緒に画面最奥に。残りの4部隊は捨て石の扱いで、サイクロプスD×2をベルフレイム軍に密着させ、エルフロードD×2を彼らの支援に回れる場所に置いて、部隊配置は完了。最後の仕上げに両軍の退却を封じる濃霧まで使い、敗戦=ゲームオーバーの背水の陣を敷きます。
 
●第1ターン
 ベルフレイム軍は第38ターンの北カルミスタ森林地帯(7)と同一です。最初に順番が回ったのは、水の精霊魔法を唯一使えるエル=モア軍のキーパーソン、フェアリス。マスターなのに火に強くないエル=モアに火炎防御を施して、考えられるパターンの中で最善の初手に。ただし良い話ばかりではなく、次のベルフレイムが再生を唱えてドラゴンがブレスによるHP消費で自滅してくれる確率が低くなり、正しくはサイクロプスD×2を一纏めにして魔真空刃を誘うべきだったでしょう。
 エル=モアが自身に魔法の鎧を装備するとドラゴンが続々来襲、広範囲に7発のブレスが放たれたものの木々の恵みと部隊配置のダメージコントロールが利いて、やられたのはエルフロードD×1で済みます。ドラゴンは不用意な移動で3部隊の塊が2箇所に出来て、エルフロードにとっては攻撃魔法の格好の狙い目になり、合計3発の魔真空刃が炸裂しました。ブレスで弱っていた1部隊のサイクロプスDがリザードマン×3に囲まれて止めを刺された後、サイクロプスの6発の投石がドラゴンとバシリスクに50%命中して全員が行動終了。尚、ブレスの合間の順番だったエルフロードはサイクロプスに魔法の鎧を、見事に1ターン目を生き抜いたエルフはエルフロードに回復を唱えています。
 
●第2ターン
 魔真空刃でドラゴンを1匹撃墜したエル=モアに対して、ベルフレイムは2度目の再生で持久戦に備えます。1ターンに1回の貴重な火炎防御は、攻撃の要となるサイクロプスに授けました。エル=モアはブレスを吐けなくなったドラゴンに格闘を仕掛けられるも傷は浅く、エルフロードたちはブレスの第二波で回復が間に合わずに1人が死亡したとは言え、全体としては切迫しておらずエル=モアに技量を唱える暇もあり。しかし、サイクロプスがリザードマンを倒したがったのと、バシリスクにエルフロードDが石化させられたのは非常に不幸でした。尚、見事に2ターン目も生き抜いたエルフはエルフロードに祝福を唱えています。
 
●第3ターン
 ベルフレイムはドラゴンに回復を、エル=モアはフェアリスに魔法の鎧を、フェアリスは自分に火炎防御を。このターンに5発吐かれたブレスは特性と技量が打ち消して大方を回避しましたが、守勢に立つことに変わりのないエルフロードはHP回復とパラメーター強化に励みます。また、石化したエルフロードは助けられなかったものの、サイクロプスAがドラゴン×1を撃破しただけに留まらず、無傷のサイクロプスAが手負いのサイクロプスDと共同でベルフレイムへの攻撃を開始しました。尚、見事に3ターン目も生き抜いたエルフはMP回復を唱えています。
 
●第4ターン
 ベルフレイムはサイクロプスから逃げるように前線に飛来し、未だ攻勢が衰えない部下とブレスの多重奏を。MPが十分に残るマスターとフェアリスが全体回復と火炎防御の詠唱に忙しく、防御に専念するしかないエル=モア軍の戦果はリザードマン×1以外にありません。この時点で自軍ユニットの取捨選択を行い、HP8・MP4のエルフロードBには生前の最後の仕事としてサイクロプスを回復させました。このサイクロプスはエル=モアの傍らで奮闘し、独りでドラゴンのHPを奪ってくれています。尚、ブレスを食らって瀕死になりながらも見事に4ターン目も生き抜いたエルフは回復を唱えていますが、取捨選択において「捨」の部隊ですので対象は自分ではありません。
 
●第5ターン
 ベルフレイム一味が上空を飛び交っているのを余所に、エル=モア一味はこのターンも回復と強化に専念しますが、エルフロードは前述の者を含めて2人が死亡して、残るはフェアリスの就任する部隊のみ。ただ、標的を見失って身近なバシリスクを苛めていたサイクロプス×2が、バシリスクが自ら命を絶ってくれたお蔭でドラゴンを攻め出したのは朗報です。尚、取捨選択において「捨」の部隊となりながら5ターン目も生き抜いたエルフは、魔法の射程内に誰もいなくなったことで自らを回復する権利を得ました。
 
●第6ターン
 元々は捨て石だったのに今までよく頑張ったサイクロプスDがベルフレイムのブレスで力尽き、戦場に生き残るのはエル=モア・フェアリス+エルフロード・エルフ×1・サイクロプスA×2と、ベルフレイム・ドラゴン×5に。こちらも遅ればせながら反撃に転じ、エル=モアは魔真空刃でドラゴン×2を虫の息とした後、その二匹に仕掛けられた格闘戦にて撃破。フェアリスはエル=モアに攻撃増強を施し、サイクロプスA×2が射撃と格闘でベルフレイムのHPを一桁まで奪い取っています。尚、HP2・MP4になりながら6ターン目も生き抜いたエルフは、少しでも戦いの役に立とうとフェアリスのいる西方向へ歩き出しました。
 
●第7ターン
 最初の行動はHP46・MP8のエル=モア。あと一息まで追い詰めたベルフレイムは空白の1ヘクスを挟んだ場所にいますが、周囲のドラゴンに邪魔されて弓は届きませんし、剣で襲い掛かって致命的命中で逆襲されては大変なので手堅く回復しておきます。フェアリスの弓でHP11がHP4に下がったタイミングでベルフレイムは回復し、彼女のMPは0に。ベルフレイム軍にとって最後の攻撃機会となるドラゴン×3のブレスも、既に火炎防御で万全なエル=モア軍には被害を全く与えられず、HPに余裕のあるサイクロプスが悠然と自分たちの主人にとどめを刺すのを防ぐことは出来ませんでした。
 
ベルフレイム…エル=モア領の南カルミスタ森林地帯(14)に侵攻、敗北⇒ベルフレイム死亡、残りマスターは3人。
 
 尚、エルフロード×5とサイクロプス×2が戦死した中で、なぜかエルフは生き抜いています。
 
■第40ターン ★レプラス平原地帯(4)に地震/イベント…襲撃。
 
 決して勝算の高くなかった戦いに勝利してご機嫌なのも束の間、クロエルン城塞都市跡(19)が襲撃を受けて中立エリアとなり、南カルミスタ森林地帯(14)の弱小本隊が孤立化。再度の襲撃の前に急いでベルフレイム戦での犠牲を取り戻そうと、373LPの貯金と再行動を投じてエルフロード×6を召集します。
 
エル=モア…ニタラク丘陵地帯(29)に侵攻、勝利。
 
 サイクロプス召喚エリアの軍事命令による侵攻で、トスカニア平原地帯(30)一帯を治めるジークと隣接。
 
■第41ターン ★シュワルベ密林地帯(38)にモンスター襲撃/イベント…濃霧。
 
モンスター…ジーク領のトスカニア平原地帯(30)に侵攻、勝利→ジーク領のギルフレイ平原地帯(37)に侵攻、勝利→エル=モア領のニタラク丘陵地帯(29)に侵攻、敗北。
 
 マンティコア×12の襲撃にサイクロプス×8を応戦させると、前ターンの侵攻での傷を癒せない不運もあり1部隊の損失。最寄りの東グラファス山岳地帯(24)にサイクロプス×2が残っており、ここの命令を軍事から委任に変更して国境の守備力回復を促します。
 本隊はザクハルト丘陵地帯(13)にサイクロプス×2以外で侵攻、ロック鳥×1・サイクロプス×2・トロウル×7を濃霧で釘付けにしつつ新規部隊の経験値に変換。その過程において、ランクDのエルフロードが想像以上に脆弱でトロウルごときに2部隊も倒されたのはともかく、あんなに危険回避能力に優れていたエルフがサイクロプスの投石で死んでゆきました。儚い。
 
エル=モア…ザクハルト丘陵地帯(13)に侵攻、勝利。
 
■第42ターン ★イベント…千里眼。
 
 探索用の人員にエルフ×3を召集。
 
■第43ターン ★イベント…錬金術。
 
 エルフ×3を連れたフェアリスを南カルミスタ森林地帯(14)に。本隊にはエルフロード×2・エルフ×1を追加した他、東グラファス山岳地帯(24)のサイクロプス×1が勝手に現場を離れて合流してきました。更に、千里眼で全敵領の様子を窺います。
 
・ローランド平原地帯(1)
 騎士×5
・ナースホルン平原地帯(2)
 シェルファ 黒騎士×1 魔術士×6 魔道士×1 ガーディアン×2
・南ウンバール湿原地帯(21)
 ジーク 聖戦士×1 騎士×5 魔道士×3 トロウル×1
・カツーオ丘陵地帯(26)
 トロウル×2
・トスカニア平原地帯(30)
 聖戦士×8 魔術士×1 魔道士×1
 
 ガーディアンさえいなければ、と言った感想。
 
■第44ターン ★イベント…隷属。
 
 これまで屋台骨となってきたサイクロプスよりも、持ち前の魔力が高いサーペントの方が今後の相手には相性が良いだろうと、ムルバース密林地帯(5)を隷属…するも、最上位の召喚ユニットを一から用意する面倒さを考慮して、すぐに前言を撤回します。エルフはザクハルト丘陵地帯(13)から南カルミスタ森林地帯(14)に1部隊移動させつつ、召集も2つの領地で合わせて5部隊を。
 
■第45ターン ★西グラファス山岳地帯(23)にロック鳥襲撃/イベント…英雄離反。
 
ロック鳥…エル=モア領の西グラファス山岳地帯(23)に侵攻、勝利。
 
 シェルファに囲われたパパゾウ・チスケ・ファンブルからファンブルの裏切りを唆し、離反成功。南カルミスタ森林地帯(14)にエルフ×12を手際良く集わせ、探索用エリアを完成させたフェアリスをマスターの下に帰還後、サイクロプス集団の増強に自ら乗り出そうとエル=モアとサイクロプスを東グラファス山岳地帯(24)に移動。
 
■第46ターン ★北カルミスタ森林地帯(7)にモンスター襲撃/イベント…同盟破棄。
 
モンスター…エル=モア領のムルバース密林地帯(5)に侵攻、勝利するも静止。
エル=モア…北カルミスタ森林地帯(7)に侵攻、勝利。
 
 最前線のニタラク丘陵地帯(29)には知らない間に邪魔なだけのオーガ×2が増えており、エル=モアが直轄地とした上で戦場に追放しました。また、ザクハルト丘陵地帯(13)の主力もエル=モアの辿った道を追います。
 
エル=モア…ファミール平原地帯(25)に侵攻、敗北。
ジーク…カツーオ丘陵地帯(26)に侵攻、勝利。
 
■第47ターン ★イベント…英雄離反。
 
 英雄離反は不発も、ジーク軍に仕えるのがエルテメイト・ガジール・リューク・アルジュナだと判明しただけでも有益か。ベルフレイム戦でセレブラスの森のエルフの勇者に加勢してくれなかった同族のリュークは、残念ながら人間に手を貸していたようです。そんな時に最強の精霊魔術士ことミーア=マスが仲間になったのは、悲しみに暮れるエル=モアを慰めようとしてくれたのでしょうか。
 主要エリアの現状は以下の通りで、次のターンから自軍の再編を始めます。
 
・ザクハルト丘陵地帯(13)
 サイクロプス×2
・東グラファス山岳地帯(24)
 ミーア=マス+エルフロード エルフロード×3 サイクロプス×2
・ニタラク丘陵地帯(29)
 エル=モア フェアリス+エルフロード エルフロード×2 サイクロプス×8
 
■第48ターン ★パランニール島(12)に疫病/イベント…不穏。
 
 本隊はエルフロードの数が少ないので、東グラファス山岳地帯(24)にサイクロプス×3を返却。
 
■第49ターン ★ビスティッツ森林地帯(39)に地震/イベント…水晶玉。
 
 サイクロプス×3をザクハルト丘陵地帯(13)に移動し、同ユニットを同数召喚。
 
■第50ターン ★イベント…氷結→同盟破棄と交換。
 
 北にサイクロプスを南にミーア=マスをと、黙々と駒を動かします。
 
■第51ターン ★南カルミスタ森林地帯(14)に大嵐/イベント…襲撃。
 
 再編が完了しました。
 
・ザクハルト丘陵地帯(13)…軍事
 サイクロプス×11
・東グラファス山岳地帯(24)…維持
 エルフロード×2 サイクロプス×2
・ニタラク丘陵地帯(29)…命令
 エル=モア フェアリス+エルフロード ミーア=マス+エルフロード
 エルフロード×3 エルフ×1 サイクロプス×5
 
 ジーク領のトスカニア平原地帯(30)を偵察すると襲撃の名残が認められ、英雄2人を含む聖戦士×7の全員がHP約半分・MP0で、経験値を頂くには好都合。ただし、策略の反撃を恐れて英雄2人と新サイクロプス1匹の少数で侵攻します。初めての実戦となったサイクロプスが少し痛め付けられただけで戦意喪失するトラブルもありつつ、ミーア=マスのランクがCからAに。
 
エル=モア…ジーク領のトスカニア平原地帯(30)に侵攻、勝利。
 
 弱虫サイクロプスを連れ戻す為にエル=モアはその場に残し、その他のユニットは占領したエリアに向かいます。
 
■第52ターン ★イベント…妖精→氷結と交換。
 
 次に狙うカツーオ丘陵地帯(26)は急場凌ぎで兵力が整えられたかのように、ジーク・聖戦士×7・魔術士×3・トロウル×1の内、ランクDの部隊が聖戦士×4・魔術士×3も占めています。政策フェイズで水晶玉で爆裂攻撃・奇襲攻撃・妖精から爆裂攻撃を消して安全がほぼ確定しており、次のターンに総攻撃を仕掛けても大丈夫でしょう。
 
エル=モア…ムルバース密林地帯(5)に侵攻、勝利。
 
■第53ターン ★イベント…濃霧。
 
奇襲攻撃だ!
 
 ジークはエル=モアが前線に出てくるのを罠を張って待ち構えていたのか、命令順で先手を取って機先を制してきました。ランダムな部隊配置と1ターン行動停止の圧倒的不利に大混乱に陥るも、開戦時に偶然居合わせた場所には恵まれて、エル=モア・英雄2人・エルフロード×3・サイクロプス×1が半死半生になりながらも生還出来たのは幸運と言えます。体力に自信の無い我がマスターが敵軍の鼻先に放り出されていた日には、ここでゲームオーバーになっていてもおかしくありません。
 
ジーク…エル=モア領のトスカニア平原地帯(30)に侵攻、勝利。
 
■第54ターン ★イベント…同盟破棄→捨て。
 
 奇襲攻撃の生き残りだけでは守り切れないニタラク丘陵地帯(29)は放棄、全員を東グラファス山岳地帯(24)まで後退させて予備戦力のエルフロード×2・サイクロプス×2を本隊に組み込んでおきます。
 
エル=モア…グライナス平原地帯(6)に侵攻、勝利。
 
■第55ターン ★イベント…千里眼→濃霧と交換。
 
 千里眼によると、ジーク軍の様子にはほとんど変化無し。探索にてカターユ・ハインリッヒ・アルディスの使えない者に紛れて、決して使えない者ではないライカスが引っ掛かり、1人くらいパラメーター強化系の英雄を抱えても良いかと雇用。また、サイクロプス×1の召喚で本隊は12部隊構成に復帰。
 
シェルファ…ローランド平原地帯(1)に侵攻、勝利。
ジーク…エル=モア領のニタラク丘陵地帯(29)に侵攻、勝利。
 
■第56ターン ★イベント…再行動。
 
 無欲なヨネサンを4人目の英雄に。
 
■第57ターン ★ドラグーン火山地帯(11)にロック鳥襲撃/イベント…部隊調略→捨て。
 
 もしもの時の為に持っておくべきか、滅多なことでは使わないと決めているのだから保管の必要も無いか。部隊調略の扱いを散々迷ってからゴミ箱に捨てた途端に策略使用音が鳴り、サイクロプス軍団在住のグライナス平原地帯(6)に反乱を起こされて、隣接する無人のムルバース密林地帯(5)と共に中立エリアに。現場間近の北カルミスタ森林地帯(7)でひっそり過ごしていたエルフ×2に軍事を命令して、せめて空白のエリアだけは取り返してくれるように頼みました。
 
エル=モア…ムルバース密林地帯(5)に侵攻、勝利。
 
 結果を先に書くと、このターンにジークを料理出来ています。まずは慎重にMPを消費させておこうとサイクロプス×3を敵陣に送り込み、全滅までに地震と雪嵐の計5発の成果。そして、サイクロプスが元いたスペースにエルフロード×2とサイクロプス×1を呼び、部隊調略との交換を悩むも取り置くことにした再行動を使って全部隊で本番に。魔法で攻守に活躍する水の精霊を4部隊揃えた防御側に、攻撃側は2匹のロック鳥を主軸に据えて対抗します。様々な精霊魔法の加護で不死鳥に変身した巨鳥が聖戦士と魔術士を次々に美味しく頂く間に、攻撃増強を纏ったエル=モアがHP26のジークを照準に捉え、3発目の弓矢が突き刺さるのと同時にフォーリア家の命数は尽きました。
 
エル=モア…ジーク領のニタラク丘陵地帯(29)に侵攻、敗北。
エル=モア…ジーク領のニタラク丘陵地帯(29)に侵攻、勝利⇒ジーク死亡、残りマスターは2人。
 
■第58ターン ★イベント…技量向上。
 
 ジーク戦の被害はサイクロプス×1と軽微に収まりましたが、エル=モア軍全体でサイクロプスが1部隊しかいない状態に。ガーディアンを複数有するシェルファには波状攻撃を仕掛けるのが理想で、巨神への唯一のダメージ源として期待のサイクロプスは大増産させないといけません。とりあえずは本隊を東グラファス山岳地帯(24)に移動後、使用する機会を見付けられなかった妖精を消費しておき、815あったSPがカウンターストップ。
 
■第59ターン ★イベント…錬金術。
 
 ニタラク丘陵地帯(29)にエルフロード×4を派遣して、サイクロプス×1を召喚。エル=モアが雇える英雄では最優秀のミーア=マスと、エルフロードの白兵戦を可能にするライカスと、レベル4と暗黒魔法をもたらすヨネサンと比べれば、水と火の魔法属性が増えるだけのフェアリスは実力不足の感があり、長期間の貢献に感謝しつつ以降の契約を結ばない旨を通告しました。エルフロードの移動はこれの布石で、フェアリスの姿が消えると同時に探索を命じます。希望はアゾートないしギルバード。
 
■第60ターン ★イベント…氷結。
 
 サイクロプス×2を発注。
 
■第61ターン ★イベント…装甲強化→氷結と交換。
 
 サイクロプス×4を追加発注。また、英雄をザクハルト丘陵地帯(13)とニタラク丘陵地帯(29)に分散して、エリア間のユニットの行き来がし易いようにしておきます。
 
■第62ターン ★イベント…不穏。
 
 実用度で言えばヨネサン以上のサー=サキンをスカウト成功。また、エル=モア・エルフロード×3・サイクロプス×5が北へ。
 
■第63ターン ★イベント…回復→技量向上と交換。
 
 英雄探しが終了したニタラク丘陵地帯(29)のエルフロードたちも北へ。
 
■第64ターン ★東グラファス山岳地帯(24)にモンスター襲撃/イベント…爆裂攻撃。
 
モンスター…エル=モア領の東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、敗北。
 
 事前情報で判明したモンスターは脅威のロック鳥×7で最終手段の大気滅壊を発動、何が何だか原理がよくわからない策略を耐え抜いて戦場に現れたのはロック鳥×4・グリフォン×1と、飛行部隊ばかりで助かりました。ヨネサンの他にエルフロード×4・サイクロプス×5の十分な戦力が揃うエリアでしたが、大気滅壊で対応不可能なサイクロプスが群れていれば勝利は怪しかったでしょう。襲撃を跳ね返したご褒美にサイクロプス×2をプレゼントして、全12部隊の別動隊が完成。
 
エル=モア…レプラス平原地帯(4)に侵攻、勝利。
 
 本隊が来るべき場所に到着しました。
 
■第65ターン ★イベント…英雄暗殺→回復と交換。
 
 ヨーマ・イェード・キュベリオスと強力な悪の英雄を獲得しているシェルファから、確実性を優先してヨーマを殺害。シェルファは貯金8LP・収入6LPと資金難に陥っており、イェードとキュベリオスの高維持費コンビを手放すのも時間の問題でしょう。しかし、ナースホルン平原地帯(2)のシェルファ・黒騎士×1・魔術士×7・ガーディアン×2を本隊だけで打ち砕けるとは思えず、ザクハルト丘陵地帯(13)で待機する波状攻撃用の別動隊も、中立エリアのバッハム遺跡地帯(3)を確保するか遠回りしてパランニール島(12)を経由しないことには作戦を始動出来ません。
 
■第66ターン ★ファミール平原地帯(25)にロック鳥襲撃/イベント…不穏。
 
 本隊が大気滅壊と入れ替わりで入手した爆裂攻撃を携えて、遺跡で歩哨に立つ魔術士×4・ゴーレム×2・タロス×6を粉砕し、透かさずレプラス平原地帯(4)に別動隊が駆け込みます。
 
エル=モア…バッハム遺跡地帯(3)に侵攻、勝利。
 
■第67ターン ★イベント…不穏。
 
 手勢に限りのあるシェルファは先程からローランド平原地帯(1)の所有権を捨てており、無防備な敵地をエルフ×1で支配下に。次のターンの順番が別動隊から回ってくれば、ぐずぐずしないで最終決戦に持ち込みましょう。
 
エル=モア…シェルファ領のローランド平原地帯(1)に侵攻、勝利。
 
■第68ターン ★イベント…呪縛(事件)。
 
 なんて間の悪い。早速、エルフは追い返されてしまいます。
 
シェルファ…エル=モア領のローランド平原地帯(1)に侵攻、勝利。
 
■第69ターン ★イベント…呪縛(事件)。
 
 いらいらいらいら。
 
■第70ターン ★イベント…攻撃増強。
 
 ローランド平原地帯(1)に本陣を移したシェルファはガーディアン×2と離れ離れになっており、攻め立てるには打って付けです。ここでガーディアンを無視して決着を急ぐのは大人気ないかと思い、英雄3人とサイクロプス2匹で巨神討伐隊を結成する余裕を見せたのですが、この侵攻は空振りとなり全てが台無しに。
 
エル=モア…シェルファ領のナースホルン平原地帯(2)に侵攻、勝利。
 
 本隊の残りユニットは討伐隊の動きに合わせ、バッハム遺跡地帯(3)には別動隊が入りました。
 
■第71ターン ★イベント…装甲強化。
 
 作戦フェイズの順番は本隊が先になりますが、波状攻撃の成立に変わりはないので構わないでしょう。これまでの対マスター戦の手順に準じてサイクロプス×1を鉄砲玉に送り込んでから、いざ全ユニットで大魔術師退治…するにも炎の壁やガーディアンの突撃への恐怖は隠せず、賢明なエル=モアは部下たちの留守を守ることにしました。情けないと言うなかれ。黒騎士×1・魔術士×7・魔道士×1・ガーディアン×2のシェルファ軍に、装甲強化を得たミーア=マス&ライカス&サー=サキン+エルフロード×3・エルフロード×1・エルフ×1・サイクロプス×5で激突です。
 
●第1ターン
 圧倒的な得点差が無い限り、射程内に敵のいないシェルファは大地の精霊を召喚するはずですが、不可解にも彼女と魔術士数名は都市を抜け出して勇猛果敢に進軍してきました。ガーディアンを背後に従えているとは言え、大した自信です。マスター不在のエル=モア軍は、エルフロードが安全地帯となるサイクロプスの背後に隠れながらロック鳥×2の召喚と魔力向上を唱え、サイクロプスが魔術士×1を撃破した上に無謀な前進を咎めるごとく、シェルファにまで傷を負わせました。短期戦の気配がします。
 
●第2ターン
 シェルファは怪我を押して雷撃を、魔術士もマスターに倣って流星をと、攻めっ気の強さが過ぎたシェルファ軍。ガーディアンの突撃はサイクロプスを力尽かせ、後方部隊は水の精霊を4部隊控えさせるものの、主人の判断ミスを挽回するには無理がありました。その抜群の機動力を妨げる者がいない戦場にて、お腹を空かせたロック鳥が魔女の流す血の匂いに誘われるまま鳥葬を執り行い始め、バッハム遺跡地帯(3)で臨戦態勢の第二陣に出番を回さなかったのです。
 
エル=モア…シェルファ領のローランド平原地帯(1)に侵攻、敗北。
エル=モア…シェルファ領のローランド平原地帯(1)に侵攻、勝利⇒シェルファ死亡、エル=モアが大陸の覇者に。
 
 
■あとがき 所要時間:2時間1分
 
 冒頭の宣言は何だったか、長丁場なエル=ウィンとの対比で簡単に終わらせるはずが、終了ターンとプレイ時間は平均に落ち着きました。思惑と違う流れを強制された代わりに、中だるみが少なかったお蔭で楽しめた側面もあります。自分の中で独り盛り上がったのは中盤、覚悟を決めて敢えて戦ってみたベルフレイム戦です。エルフロードが団結すればドラゴンの集団にも抵抗が可能だと頭ではわかっていても、本当に勝てるのか不安なままパッドを操作しており、敵軍の圧倒的な攻撃力に辛抱強く対応して精霊魔法の重ね着で次第に優勢になっていく健気な自軍に、小さな感動を覚えました。エル=モアで生身のエルフロードを主力に他勢力に立ち向かうと、召喚ユニットで力任せに攻めたり数人の英雄で大軍を薙ぎ倒したりが無理な分、戦術シミュレーションゲームにおける本質の面白さを味わい易いのかもしれません。
 
 以上で、2004年の秋頃にガイラムから開幕した「血に染まりしバハムート」のリプレイは終幕ですが、高難易度のマスターによるクリア手順の提示が制作動機でしたので、他のシナリオより難しい「黄昏の秩序と暁の混沌と」にもいずれ挑戦出来ればと。
 
 
 
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