──2026年──
 
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■1月14日 Pixel 9aは親孝行。
 
 スマートフォンは4年前より「Redmi Note 10 Pro」を使い続け、一部のアプリが重たい以外の弱点は感じないが、今月に最新機種のGoogle純正品「Pixel 9a」を入手と書き出し、ウィジェットの欠如を代表にした数々の不便に驚かされる苦悩を赤裸々に描き、メイン機種就任には相当な時間が掛かりそうだけど4万円も云々と締めたのが半年前。その後の「Pixel 9a」がどんな扱いかを告白すれば、性格不一致の溝は埋まらずにお別れしました。こんなのは携帯電話の初購入から25年間で初体験、なんて出来の悪い子なのでしょう。
 だって、当時のオークションサイトでは中古品の相場が5万円以上で、ガラスフィルムと専用ケースを付属して新品同様な自分は更に高値を期待出来たもので。唯一の懸念は、オークションサイトやフリマアプリでは落札の経験しか無いことで、商品の撮影や匿名配送の仕方等の勉強で少なからずの手間が掛かりましたけど、ありがたくも開始価格から順調に値を上げ、即決価格寸前で取引完了。尚、前日に普通の中古スマホ店にも足を運びましたが査定は3万円で、個人間売買が流行の理由を肌で実感しています。
 
 今回の収支は、スマートフォン+ガラスフィルム+専用ケース+手数料+送料+雑費に、DoCoMoのブラックリストの回避にirumoの月550円を1年間は維持させて、約1万円の黒字…えっと、なんて出来の良い子なのでしょう。
 
■2月20日 私の名前は如月さん2。
 
 己の一人称は何が妥当か――インターネットで情報発信を始めたい男性にはかつて、切実な問題が立ち塞がりました。「俺」は生意気だし、「僕」は幼いし、「私」は女性っぽいし、「自分」は堅苦しいし、「ウチ」は通じにくいし、「小生」はギャグみたいだし。最初は手探りで色々と使い回し、一人称を可能な限り使わない逃げの姿勢も見せつつ、難問の解答を探索しなければいけません。
 
 悩み多き年頃な昔の如月さん、旅路の中で一人称を「如月さん」に固定しました。自分のウェブサイトでも、秘密のやり取りのメールでも、仲間内でのチャットでも、公共の掲示板でも。流石に本流から離れており、「なぜ自分に敬称を?」と表裏で訝しがられることも度々。
 ただ、理由は明快で。当時に自営の書評サイトにおける代表的対象作家の小林めぐみが、諸作のあとがきを三人称風のエッセイで書いており、そこで彼女が「小林さん」を自称していた真似。説明が簡単だし、他の使用者が観測範囲だし、何より物腰が柔らかくて良いですね。
 
 いつの頃からか一人称は、現実に倣って男女問わず「私」が市民権を得れど、25年以上前の仮想空間となれば今の価値観は通用しません…と書き終えてから気になって調べれば、20年以上前に類似の日記を発見。しかも、簡略で読み易い。
 
 
  
■3月15日 長いURLを排除したい。
 
 ECサイトやフリマアプリの乱立で商品ページが大量生産されるわ、コピー・詐欺・人工知能生成等の膨大な悪意に埋め尽くされるわで、役立たずを超えて害悪になって久しい、検索エンジンの出力。特に後者は毎日のように新しくインデックスに入力されており、どうして世界的大企業があからさまな悪意を予め排除出来ないのか、想像も尽きません。万引き犯を観察するだけの万引きGメン、とでも形容しましょうか。
 ここまでの惨状にはなっておらず、まだページランクによる順位付けが辛うじて息をしていた十数年前、自分なりに検索結果の改善案を思い付いていました。それは「URLが長々しいページはページランクを下げる」で、ECサイトは商品の管理の為に長々しいパラメーターがURLに必ず引っ付くのを利用。ここを認識してくれれば企業や個人のウェブサイト探しの邪魔にならないから、我ながら現代でも簡素な割に有効そうです。
 
 本案の採用を夢見つつ、今日もまたブラウザの拡張機能のブラックリストにドメインを追加してゆく、不毛な時間を過ごさないと。現在のブラックリストの数、トップレベルドメインを含めて約1700個也。
 
■4月8日 吹奏楽部攻略法。
 
 新年度も始まり、これから色々な部活に入部する人が多い時期だから、今こそ私的「吹奏楽部攻略法」を開示しておきたい。偏見塗れに就き注意。
 
 まず、心の底から演奏したい楽器が特に無い場合は、吹奏楽部にとって三種の神器――クラリネット・フルート・トランペットを、絶対に担当すること。これらは「重量が軽い」「表面積が小さくて手入れが楽」「大半の楽曲でメロディを演奏」「楽譜がト音記号で読み易い」「パートの人数が多い」「維持費が安め」「個人用を購入したい時にお手頃」等々と、毎日の練習や合奏で実感させられる長所が多いです。他の楽器だと上記の括弧が概ね反転するので、どれだけくたびれ儲けなのか想像は容易でしょう。
 あと、現時点ではほとんど重要視されない、不都合な真実が存在します。それは初担当の楽器から、他のものに移籍するのが困難なこと。つまり、中学校で〇〇をやったから高校では××をやりたいは、まず通らない。だからこそ、最初の一歩が恐ろしく大事にも拘らず、これを忠告してくれる人はまずいません。
 
 吹奏楽部に入部後、新入部員が希望の担当楽器を挙げて、顧問教師が公平かつ平等に割り振るのが普通のイメージでしょうが、一般的には説明されない罠が潜んでいるので気を付けて。貴方の希望より、体格が重視されます。体育会系の部活なら大なり小なりあれど吹奏楽部は文化系なのに、小柄な人は小さい楽器に、大柄な人は大きい楽器に割り振られ、長身なだけで前者を勝ち取るのは至難の業です。
 さりとて、裏技があります。入部より先に顧問教師と面談して、「個人持ちの楽器あり」ないし「楽器の経験者」と伝えましょう。この言葉は極めて強い権力を与えてくれる為、自分の価値感では例え詐称でも一概には責められません。なにせ、一生に関わることだから。
 
 総括としては、「クラリネット・フルート・トランペットが当たり」「配属は希望より体格が優先」「最初に担当した楽器から逃れられない」「未来の自分を守りたいなら嘘も方便」となります。ふう、珍しく極論を書いた。
 
 
  
■5月6日 トレイ⇔帯⇔裏ジャケ。
 
 音楽CDの帯は取り扱いに邪魔だけど捨てるのも惜しいから、ケースからトレイを外して裏ジャケットとの間に入れて保管――そんな生活の知恵を雑誌で読んだのは、数十年も前。2026年現在、帯の扱いに悩まされている人は絶滅危惧種でしょうから、今になって回顧しても役に立たないと思いきや、今だからこそ良い相性の界隈に気付きました。それはブームを超えてジャンルとして定着に至った、レトロゲームです。
 1990年頃から十年以上に渡り、音楽CDと同じ形態で市場に供給されたゲームソフトの数々。それらの「帯」はいつしかコレクターズアイテムとして珍重され、個人間売買では普通の物でも1枚で数百円、レア物ならば数万円すら珍しくありません。そんな金銭的価値があると知れれば、誰しも少しは興味が湧きませんか。そうそう、自分も昔から幾度か鑑賞目的で、帯の為にゲームショップで2本目を買い直したっけ。
 
 帯無しの中古で購入したゲームソフトで気になるタイトルがあれば、ケースからトレイを外してみては如何でしょう。自分の経験談だと100回に1回の当選確率だけど、その時の喜びったら。
 
 
 
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