- ●仲良く喧嘩しな
- 大名滅亡時の遺領配分にて、戦略的に重要な同盟軍が包囲中の城を自分に割り当てられ、不可抗力で同盟解消に至ってしまうのは本作名物ですが。同局面にて同盟軍の兵糧攻めを受けても、同盟が維持されたこともありました。何かしらのバグか、内部データの友好度が非常に高いと一定の冗長性があるのか、はてさて。自城を包囲する敵軍に、同盟軍が侵攻して城攻めされた時にも起きますね。
- ●裏技その1
- 軍備・政略フェイズか作戦フェイズで百姓一揆の城にカーソルを合わせ、情報コマンドの大名関係を表示させる。この時にAボタンを押して戦略画面を呼び出すと、画面表示が崩れつつフリーズします。様々な種類が見られますが暗転だけの場合もあり、どちらにしろ何の得もしません。
- ●裏技その2
- 軍備・政略フェイズで最後に残った敵勢力に対して外交コマンドの出兵依頼を行うと、画面表示が崩れつつフリーズします。こちらも暗転だけの場合もあり、やはり何の得もしません。フリーズせずに正体不明の勢力へ依頼が成立する場合も。
- ●裏技その3
- 自勢力の滅亡が宣告される画面で、稀にデータエリアの大名の欄が妙な文字に化けるのは、「敵に侵攻される」「大名が野戦で討ち死にして滅亡確定」「攻城戦で自城が落ちない」が条件だと思われます。幾つかのシナリオの幾つかの大名で再現しましたが、化け方は一種類のみ確認。更に、籠城を含めた自城滞在時に寿命で滅亡しても同様でした。
- ●滅多に起きないその1、出兵依頼
- 同盟国と指定国の大名関係を悪化させる出兵依頼をCPUは使わない──そんな思い込みを覆されたのは、購入から約10年が経過してのこと。どうやらシナリオ2を織田家以外でプレイしていれば割と見掛けるらしく、それまでシナリオ1かシナリオ3ばかりプレイしていたのが原因でしょう。ちなみに、依頼時には「~が~攻めの力添えを願い出て参りました」「援軍を引き受けますか?」と表示されます。
- ●滅多に起きないその2、一向一揆 ⇒画面写真
- 一向一揆は購入直後に目の当たりにしたはずなのに、見間違いだったのではと疑う程に音沙汰が無かったものの、これまた約10年経って覆されました。内容毎に一斉発生する大雪や豊作等のイベントと異なり、百姓一揆と一向一揆は同じものとして処理され、両方がごちゃごちゃに起きるのが新鮮です。
発生には本願寺家が健在なのを前提として、一向衆レベルの高い領国の統治度を下げつつ、百姓一揆が発生する武将を大名に据えれば良いでしょう。一向衆レベルはシナリオ1と2で変化しますが加賀・越前・三河・伊勢が適地で、シナリオ3と4では全ての国が0です。また、百姓一揆を抑止出来る武将が大名では経験上、一向一揆も起こりませんでした。ちなみに、一向一揆の発生時には「~国の一向宗門徒が蜂起しました」と表示されます。
- ●滅多に起きないその3、謀略→謀反→降伏
- 謀略を行った際、対象の軍団が謀反を起こして場合によっては自動的に降伏まで至るパターン。軍備・政略フェイズ内に一連のイベントが文字情報で進行しますが、これは対象の士気平常値が20以上で単独配置が発生条件のようです。処理はイベントフェイズの謀反に準じ、隣接する元勢力の空城を支配下としつつ独立勢力になり、降伏後は外様大名に。ちなみに、謀反→降伏の流れでは「~が挙兵しました」「~が~の配下となりました」と表示されます。
- ●滅多に起きないその4、古河公方叙任 ⇒画面写真
- 基本知識の朝廷工作費用に「通常のイベントでは未見の古河公方を叙任となり意外な発見だったが、更に時を進めていると朝廷工作に頼らなくても叙任されたのは驚きだった」と記載していたところ、朝廷工作を未使用でも通常のイベントで自分が古河公方を叙任。購入から15年以上、一度も起こらなかったのが不思議です。
上の体験から8年後、またまた基本知識の「武将台詞とコマンド成功率」の状況2の集計中、古河公方を十数回も叙任。実は珍しくないのでしょうか。
- ●滅多に起きないその5、CPUの力攻め
- 実戦では無視して考える程に滅多にやらないCPUの力攻めだけに、本能寺炎上 宇喜多家リプレイにおける1586年のように絶妙なタイミングで実行されると悔しい限り。ただし、経験則ではCPUが状況判断から決行しているとは思えず、一度試したものの耐久度が全く下がらずに兵糧攻めへ移行するお茶目な姿も目撃しました。ちなみに、力攻めを受けると「城が攻められました」と表示されます。
- ●寿命で死なない条件
- 1585年が寿命の吉江景資・吉江資堅・畠山義継・南部晴政を同じ順番で配下武将に並べて晩年を迎えると、吉江資堅と南部晴政は寿命を無視して生き続けました。この4人の間に他人を挟み込んだ場合は全員が正しく死亡する為、同軍団内において寿命で死んだ者の真下に名前を並べるのが寿命で死なずに済む条件だと考えられます。寿命の判定は軍団毎に上から下に進みますが、死者が出た瞬間に順番が一つ上にずれて見過ごされるのでしょう。ただし、大名と外様大名の処理は別個になっており、この現象の影響下にありません。
寿命で発生する軍団の後継者選択を絡めた結果は以下の通り。南部晴政が重臣で、配下武将に吉江資堅・吉江景資・畠山義継と並べ、更に1585年が寿命ではない相馬義胤を5人目に加えています。
- 吉江資堅が後継→吉江景資が寿命。
- 吉江景資が後継→吉江資堅が寿命。
- 畠山義継が後継→吉江景資が寿命。
- 相馬義胤が後継→吉江資堅・吉江景資が寿命。
これだけでは法則を掴めませんが、後継に選んだ者は寿命をやり過ごせるのは間違い無いでしょう。シナリオ3の上杉家は初期状態において、重臣の吉江景資の配下武将に吉江資堅がおり、手を加えずとも条件を満たせます。
- ●元服不服
- 元服は所定年度の冬までに自動発生しますが、武将の寿命が先に処理される仕様から、1615年に既存一族の寿命と跡目の元服が重なったシナリオ4の真田家等は、元服が秋に間に合わないと一族断絶が優先されてしまいます。他のケースだと、大名直轄領が5千石しかない時も無効となり、これは武将仕官にも当てはまる模様。
- ●災害と石高の関係
- 国パラメーターの石高は台風・飢饉・地震で減少しても、その国毎に設定された最大石高の一割を下回りはしないようです。例えば、最大41万石の筑前国なら4万石が、最大29万石の薩摩国なら2万石が下限に。この決まりの副作用から、プレイヤーの領国で起きる自然減少によって下限を下回っている時に上記災害が起こった場合は、本来の形と逆さまに石高を下限まで加算してくれます。尚、自然減少はイベントより前に起きる模様。
- ●大雪からの脱出
- イベントの大雪が起きた地方では作戦画面上の移動を完全に封じられますが、敵城を包囲中の軍団は攻城戦にて、非大雪地方の自城に退却が可能です。相当に限定的な状況とは言え、実戦で役立つことも。
- ●鉱山MAX
- 情報コマンドの国一覧における表示で、統治は上限99で二桁・商業は上限100で三桁なのに、鉱山は上限100で二桁となっているせいか、鉱山100の表し方は少し変です。
- ●忠義者の境界線
- 1000万石のような膨大な知行で寝返りを促しても拒否する忠義者とて、忠義が8以下であればコマンド実行者の政治に関わらず、他者と同様の常識的な知行で引き抜けました。軍団長と共に配下武将の忠義も下げられる謀略を併用すれば難しくなく、別の機会に試すと忠義13の羽柴秀吉でも成功を確認。
- ●筋違いな寝返り
- 寝返りの実行で即座に悪化する大名関係は仕掛けた先の城主が対象になるようで、大名Aの城を包囲する大名Bの武将に寝返りを仕掛ければ、前者との関係が悪化します。これを用いれば、同盟国の武将を円満に寝返りさせられてお得です。
- ●信仰の自由
- 認めると配下の忠義及び一向衆との関係に悪影響のある、キリスト教布教のイベント。CPUの領内において弾圧するか否かは大名や発生国の一向衆レベルに左右されると思いきや、本願寺顕如領国の播磨や本願寺家を相続した下間頼廉領国の加賀でも布教を許されたのを見るに、無関係の予感が。ちなみに、プレイヤーが家督相続で鈴木佐大夫を大名に据えても楽市楽座は滞り無く可能で、実行時に特別な台詞もありませんでした。
- ●外様大名の大名関係
- プレイヤーが謀反を起こすと大名関係は初期化されますが、CPUは独立後も継続する為、中にはシナリオ4の木下家のように謀反を起こした途端に豊臣家・徳川家が同盟国と言う、奇妙な光景を見せてくれる者も。この区別は家督相続において外様大名が大名化した際にも存在し、プレイヤーの場合は旧大名のものが踏襲され、CPUの場合は新大名の降伏前の関係が復活となります。
- ●太田氏房の復活
- シナリオ3を北条家で開始して、1582年の秋が終わるまでに重臣の太田氏房を討ち死にさせるか重臣追放を実行すると、同年に同武将の元服が見られます。パーフェクト・データブックではシナリオ1&2で1582年に元服となっており、関連がありそう。シナリオ2では同手順を踏んでも発生せず、シナリオ3では本能寺炎上に書いたように滝川家で似た動作が。
- ●三好家の変
- 三好長慶と三好義賢の顔グラフィックが同じで、それがパーフェクト・データブックに掲載された2人のどちらのものとも異なっている。安宅冬康と十河一存の顔グラフィックの一部が透過していて、下地が見えたり定期的にノイズが走ったりする。大名選択画面で大和国が領国になっている。チェックが甘かったのか、そんな数々の不具合に見舞われるシナリオ1の三好家でした。
- ●松倉勝家の前世
- 松倉勝家はパーフェクト・データブックによると1597年生まれで、シナリオ1と2の1581年に大和国から登場。これは誤記ではなく実際に現れ、年齢の欄には1597年に1歳を迎えるまで「―」と表示されます。
- ●秋田道季の生涯
- シナリオ1~3で安東家大名一門として1592年に元服する秋田道季の寿命は1592年と、登場後即死の気の毒な境遇。ただ、元服が冬に起れば死亡判定が回避されるらしく、翌年以降も生存を確認しました。その仕様上、30歳を迎えた彼は不死になるのでしょう。
- ●誰に仕える1
- シナリオ1の松浦隆信、シナリオ3の細川忠興と堀内氏善は大名なのに、忠義の数値が設定されています。自分で選択して降伏から謀反を起こすと、あるべき表記に。
- ●誰に仕える2
- シナリオ4の選択可能大名で、徳川家配下の宮部長煕は大名選択画面では西軍からしか選べません。
- ●陣取り合戦
- 一部の戦場では両軍の布陣範囲が重複しており、参加武将数と選択陣形によっては部隊が重なって配置されてしまいます。鹿児島の戦いにて久々に遭遇した今回は一時的にカーソルが部隊に反応しなくなるだけでしたが、フリーズの記憶もあり。
- ●「討ち取ったり!」と「討ち死に!」
- 寺池城の葛西家に侵攻した際、野戦で「~を、討ち取ったり!」と表示されるべき時に「~殿、討ち死に!」となるのを何度か目撃した為、規則性を掴むべく幾つかのパターンを調べました。以下はシナリオ2・織田家にて始めたもので、該当の武将は大将部隊となっています。
- 大名・寺池城・葛西晴信…討ち死に!
- 外様・寺池城・葛西晴信…討ち死に!
- 大名・仙台城・葛西晴信…討ち取ったり!
- 外様・寺池城・葛西晴重…討ち取ったり!
現段階ではここまで。寺池城及び葛西晴信以外でも目撃例はあり、珍しい武将では百姓一揆も。また、この2人を自軍の外様大名として死亡させた場合は、正常に「~殿、討ち死に!」でした。
- ●力攻めVS耐久度
- 城の耐久度は密かに、力攻めに対して防御力の役割があるようで、高ければ高い程に被害の数値が低くなります。兵力の減った2度目以降でも攻撃力が保たれる印象を力攻めに持っていたのは、このルールの影響があったのかもしれません。尚、力攻め側の兵力減少幅は耐久度に関わらず、ほぼ一定。
ちなみに、力攻めの効果が100を超えると三桁目が表示されませんが、オーバーフローの未発生は確認。
- ●鉄砲の真価
- 鉄砲を編成した力攻めでは、その数に応じて攻撃力が増加します。序盤は力攻めの効果が高い印象を持っていたのは、このルールの影響かもしれません。
- ●誰もいない日本
- 全敵勢力の滅亡と同ターンに自勢力も滅亡すると、どうなるのか。自勢力と最後に残った敵勢力の面子をそれぞれ大名1人だけにし、敵大名を合戦で討ち死にさせて攻城戦に移った際、本来なら兵糧攻めなり退却なりで天下人のところを、しつこく力攻めを行って自勢力を全滅させると…結果、滅亡。『バハムート戦記』とは正反対に、エンディングよりゲームオーバーが優先なのですね。
力攻めでCPUの武将が討ち死にするのを踏まえて、自勢力の滅亡と同時に力攻めで全敵勢力も滅亡の状況も思い付きますが、あまりのレアケースで調べる気にもなれません。
- ●誰もいない日本2
- 自勢力と最後に残った敵勢力の面子がそれぞれ大名1人だけの時に、双方が同時に寿命を迎えるとどうなるのか。これは自勢力の寿命が最優先に処理され、自勢力が滅亡した瞬間にゲームオーバーの仕様により、前述の「裏技その3」が起きるだけでした。百姓一揆を絡めても同様です。
- ●奥州探題>関白太政大臣
- 朝廷から関白太政大臣に叙任された後に朝廷工作を成功させると、奥州探題等の低い官位に転がり落ちてしまうので、騙されてはいけません。
- ●ならぬならね
- 出兵依頼を決定前の武将曰く「○○は○○との戦いに備えねばならね故いささか無理かと‥‥」は、「ならね」ではなく「ならぬ」が自然だと思いますが如何でしょう。字面が似ており、五十音順でも連続する、取り違い易い組み合わせですし。
- ●あんなこと、こんなこと
- 長きに渡るプレイ期間に遭遇した、珍しい光景。
- 政治5の武将に金50の進物を大名関係が敵対の勢力に贈り、受け取られる。
- 最後の自城をプレイヤーに包囲されたCPU大名が、プレイヤーに降伏願い。
- 上総国にしか城を持たない里見家が下総守護を叙任。
- シナリオ3の織田家信孝の寿命後、黒田官兵衛に家督を継がせたら全重臣の忠義が25で据え置き。
- シナリオ4の徳川家で初ターンに豊臣家へ同盟を持ち掛け、一度で成功。
- 百姓一揆領国で百姓一揆が発生し、勢力混在に。
- シナリオ2のCPU間の関係で、織田家に最後の自城を包囲された伊東家が織田家との同盟に成功→包囲継続で同ターンに滅亡。
- 敵兵79に自兵2で侵攻→敵大将は士気1で退却→同面子から同城に即反撃。
- 野戦で自兵1に敵兵40が攻撃→敵兵30に。
- プレイヤーで石高1183・兵力3の黒田家長政に、CPUで石高17・兵力34の今川家氏真から、降伏勧告連発。
- ●7264年 下
- ロード画面に現れた異常データで、読み込むと「データの呼び出しに失敗しました。ゲームでは使用できません。消去して下さい」とのこと。西暦はともかく、季節が。
- ●ディスクエラー
- プレイ中に読み込みがなかなか終了しないのを訝しんでいると不意に画面が黒背景になり、こんな白抜き文字が。
- ●超高速移動一時解除
- ファイティングパッド6Bでプレイする場合、MODEボタンを押さずに電源を入れると一部画面で方向キーの操作に不具合が生じますが、Y・Zボタンを押しながら動かせば中途半端に解消されます。パッドを接続し直すのが面倒な時に。
- ●堀内家の関ヶ原
- パーフェクト・データブックの誤記は挙げると切りがありませんが、今更に気付いたものがあったので。シナリオ4において、堀内氏久は「1600年(紀伊にて登場)→1600年(堀内氏善大名一門)」が、堀内氏弘は「1593年(紀伊にて登場)→1606年(紀伊にて登場)」が正解でしょう。
- ●ギャラリーを唸らせる遊び方
- ゲームアーツ第2開発部の方が一通り極めてしまった人に提案した「史実では絶対起こりえないことを片っ端からゲーム内で実現しようという、ヒネクレ者の遊び」は、以下の内容。普通や不可能なものも交ざっていますが、上級者は縛りプレイの参考に如何でしょう。尚、原文ママです。
- 織田信長でプレイして今川家と同盟を結ぶ
- 浅井でプレイして朝倉を滅ぼす(目標3年)
- 松永久秀で足利義輝に降伏し忠誠をつくす
- 武田信玄でプレイして一族以外すべて追放
- 織田信長で本願寺と有効関係になる
- シナリオ4の徳川家康でプレイし石田三成を捕らえて、こき使う
- ●肥大する容量
- タイトル発表時には容量未定のカートリッジで、翌月の新作紹介にて8Mに決定。半年間の沈黙を経て、メガCD発表に合わせてメディアをCDーROMに変更し、それと共にゲーム本体だけで30M以上を使用との情報が伝えられます。広告の売り文句も発売前はこれに準拠していたのですが、発売後には「ゲームは130メガ」の記載になりました。
- ●副題の最終候補
- 副題の「英雄たちの咆哮」はメガドライブ専門誌での葉書募集による総数300枚余りから選考されたもので、次点は「炎の猛将軍」「王道と覇道」「戦乱の彼方に」でした。賞品は採用者に図書券1万円分とスタッフロール、最終選考まで残った3名にメガドライブ版『ぎゅわんぶらあ自己中心派 片山まさゆきの麻雀道場』を、更に「天下布武ちょうちん」と「天下布武文珍」を各3名にとのこと。
- ●売り上げ順位
- 1993年発行『メガドライブ・MEGA-CDオールソフトカタログ』の「意外と知られていないデータ集」によれば、当年11月時点のメガCDソフト歴代売り上げで第3位。第1位は『ルナ ザ・シルバースター』で第2位は『シルフィード』と、メガCDを支えたゲームアーツが表彰台を独占しています。
2021年発行『セガハードヒストリア』における宮路洋一へのインタビューによれば、「メガCDって最初に10万台ぐらい売れたんですけど、「天下布武」とかでも5万本ぐらい売れてるんですよ」とのこと。具体的な販売本数は初見で、当時と現在の市場価格を踏まえれば出荷ではなく実売でしょう。
- ●続編を求めて
- セガサターンマガジン1996年9月13日号にて、スーパーファミコン版『戦国の覇者・天下布武への道』開発元のビッツラボラトリーより、『天下布武』をセガサターンに移植中とアナウンスされました。「ハードのスペックも上がったので前作より短時間でより深い、人間的な思考になるようにプログラムできます。今までは思考にハードが追いつかないので、CPUがけっこうずるいことをしていたんです。それをCPUにも人間ができることしかさせないで、なおかつ強くするのにチャレンジしています。自分で教え込んだCPUが人間より強く動いてくれるとすごく嬉しいんですよ」とのこと。
続報がサターンファン1997年9月12日号に。「思考ルーチンの作成で一番難しいのは、全体条件の把握ですね。COMに広い視点から物事を考えさせる戦略的思考を持たせるのは大変なんですよ。限られた資源と限られた人材を使ってどう戦っていくかをその場でリアルタイムに計算させていますから。特定の行動パターンを作る方法もありますが、それでは自然と攻略法ができちゃいますからね。まあ、今はこのシミュレーションの開発に没頭中ということで…。読者の方々には、うちがこの1年間、細々とやってきたなという印象があるかもしれませんけど、これからはバンバンやっていきますよ!」だそうです。更に10年以上が経過して、今頃は凄まじい思考ルーチンが出来上がっているに違いなく、早期発売が望まれます。
- ●旧・続編を求めて
- 各社の正式発表されていないタイトル未定作を多数紹介した、メガドライブFAN1993年1月号の別冊付録『MEGA-CD FAN』によれば、「こちらはおそらく『天下布武』の続編となる作品。まだ企画は固まっていない。ただ戦国時代ものになるとすれば各武将のパラメータを強化したいそうだが、その場合MEGA-CD本体にセーブできるかが不安ということだ」とのこと。セガサターン版はおろかスーパーファミコン版に先んじて、続編の企画は動いていたのですね。
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