──2015年──
 
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■1月29日 N-03Eの音量対策2。
 
 スマートフォンのイヤホン出力の音量が小さ過ぎて困っていたら、100円ショップのイヤホンが対策になった、2014年3月29日分の後日談。その「RK-EPINL01」は昨夏に断線してしまい、「FS-ES01-WH」はいざ使ってみれば音質が自己基準に達しておらず、「ゼンハイザー CX175」はサ行が刺さる音質・非常に細いコード・耳に指で押し込みにくい形状・スムーズに動かないコードスライダーに不満爆発と、どちらも「RK-EPINL01」に敵わなくて。これらを踏まえ、以前は敬遠したBluetoothレシーバーの導入に踏み切りました。
 オーディオプレーヤーを手荷物に加えるのと大差無いのが嫌で、レシーバー一体型を最優先に購入候補を探ったところ、ユーザーレビューによれば稼動時間や使い勝手に劣る様子。ならば、初心者は拘りを捨てて世間の評判に従うのが得策かと、売れ線の「ソニー MDR-NWBT20N」を選択しました。イヤホンの変更が可能なレシーバーと、付属のカナル型+U字コードのイヤホンと、ノイズキャンセルが特徴で、2ヶ月間付き合っての感想を下記します。
 
 十分だけど爆音には届かない──唯一無二の重要点な、音量の評価はこうなります。N-03Eの使用歴上初めて、煩くて音量を何段階も下げることもしばしばな反面、元の音量が小さい音源をブーストしたい場合は力不足でした。N-03Eがあまりに酷いので個人的には満足とは言え、普通の音楽再生機器と比較したら劣勢でしょう。
 
 他の美点を挙げると…開封後1分で使用可能な程に簡単な取り扱い、無線化を感じさせない音質、スマートフォンをボトムのポケットに入れて走っても切断知らずの安定性、耳にフィットするイヤーピース。購入前に検索してもはっきりしなくて不安だったスマートフォンの電池使用量は、1時間当たり2%増也。また、ノイズキャンセルは不必要なので評価対象外でしたが、一度は試そうとゲームセンターでオンにしてみたら、騒音が引き潮のように消えて驚きました。あと、音楽に限らずラジオ・テレビ・アプリ・着信音もきちんと聞けると思いきや、相性の悪いアプリはありますね。
 イヤホンは無難に使えますが、音質が無味乾燥で、コードの長さが中途半端で、カナル型+U字コードのせいでタッチノイズが強め。誤作動が起きがちなリモコンの操作感とか、USB端子のカバーがプラスチックですぐに壊れそうとか、レシーバーの作りも洗練されていません。最大の不満が稼動時間で、カタログスペックでは9時間半を謳いながら約7時間で切れてしまい、今後が心配です。
 
 纏めれば、MDR-NWBT20NはN-03Eの欠点が6000円以下で解消可能な為、同じ悩みを持つ人にお勧め出来ます。
 
 
⇒2016年8月20日 犯人はKindle.
 
■2月21日 ウェブマネーの使い道。
 
 先日、セガが運営するコミュニティサイトのit-tellsで開催された「画像&コメント投稿コンテスト」にて入賞し、10万円分のウェブマネーかiTunesカードを貰えることになって。現在使用中のスマートフォンはN-03Eで、パソコンでiTunesも利用していない為、二者択一は迷わず前者を指定します。しかし、その使い道で躓きました。
 今になって初めて読んだ、ウェブマネーの公式サイトによれば。対応するのは自分と無縁のオンラインゲームや知らないネットサービスばかりで、一般的なオンラインショッピングにほとんど使えないのです。これが15年前なら2012年11月29日分のように、ドリームキャスト用のネットサービスやインターネットプロバイダの月額料金に充てられたのに。オークションや業者による換金はハードルが高いし、WebMoney ABCDで本をちまちまと買うくらいしか、躓かない方法が見付かりません。
 
 スマートフォンの『ぷよぷよ!!クエスト』を1年以上プレイしており、Google PlayやAmazonコインの支払いに使えれば…なんて思い付いたところで、どんなに検索しても「ウェブマネーはGoogle PlayやAmazonでは使えない」との答ばかりで、手詰まりの予感がぎゅんぎゅん。でも、実はそんなことはありません。もっと正確に記せば、クレジットカードで支払い可能なものなら、そのほとんどがウェブマネーでも支払い可能な時代になっていました。
 必要なのはWebMoney Cardで、公式では「マスターカードとして利用できるプリペイドカード」と説明されます。利用手順は、WebMoney Cardを発行→アプリからウェブマネーでチャージ→マスターカードとして決済で、ネットでもリアルでも通常のクレジットカードと大差無し。審査や費用は不要で、チャージの手段は複数あり、ウェブマネーとは無関係に発行する人も少なくなさそうですね。
 
 ウェブマネーによるチャージは4%の手数料が掛かり、携帯電話料金等の継続的な引き落としに使えないデメリットはあっても、折角の賞品が無駄にならない方法が見付けられて、ヨカッタネ。
 
 
  
■3月20日 Yanoo!メールの不着。
 
 メインのメールアドレスはyahoo.co.jpで、2009年に@niftyへプロバイダを変更して以来、サブのnifty.comは外部メールの機能により手動で受信してきましたが。昨年末にふと気付きました、nifty.comにyahoo.co.jpへ自動転送させれば一手間が省けると。こんな単純なことをなぜ何年も思い浮かばなかったかと不思議がってから、2ヶ月経って。再びふと気付きました、届くはずのメールを最近、少なくとも十数通は確認していないと。
 受信拒否の設定は空っぽで、迷惑メールのフォルダも以前から全部チェックしており、不着の発生は明らか。思い当たる原因は、自動転送だけです。そこで複数のメールアドレスからの送信及び自動転送の各種設定を取っ替え引っ替えし、yahoo.co.jpとnifty.comのメールボックスを比較したら、nifty.comからyahoo.co.jpへの自動転送に際して、メールの消滅がランダムに起きるとの結論に。取り合えずの対応で、自動転送を止めて外部メールの手動受信に戻して以降は、不着を確認していません。
 
 この体験だけでは、yahoo.co.jpとnifty.comのどちらが原因かは判断出来ませんが。後に、2月21日分の件でsega.comからyahoo.co.jpへ送られたメールが2通、不着だったと判明。以上を纏めれば、yahoo.co.jpは少なくとも今冬にメールの消滅が頻繁に発生していたのでしょう。昨夏の改悪としか言えないリニューアルに始まり、Yanoo!メールへの不信感は増す一方です。
 
■4月22日 ディズニーの駄目アプリ。
 
 スケジュールを見たい→スケジュールのアプリを起動→通信必須→ログイン必須→アップデート必須→メンテナンス中でアップデート不可→スケジュールを見られない!
 
 
 昨年1月より使用中のスマートフォン「Disney Mobile on docomo N-03E」はその名の通り、ディズニーから無数のサービスを無料で提供してもらえる、ディズニーが好きじゃない人でも嬉しいメリットが付いてきますが。ツール系のアプリは酷い出来で、何を起動させるにしても通信必須→ログイン必須→アップデート必須の連続技が日常茶飯事に襲い掛かり、特にアップデートは嫌がらせにしか感じられない程に頻繁です。久々に起動したアプリの場合、アップデート後に更にアップデートを要求されることすら。
 
 通信しなくても、ログインしなくても、アップデートしなくても、端末内の情報は見られて当然でしょう。この手のアプリを利用したら、大事な時に火傷を負わされるかもしれないので、ご注意を。
 
 
  
■5月22日 POBox VS ATOK.
 
 S005からN-03Eに変えて1年半近くが過ぎても、携帯電話からスマートフォンへの不可思議な退化を日々感じてしまうのが、文字入力における変換能力。何でも漢字変換してくれるわ、予測変換も超適切だわで、S005が圧勝なのです。N-03Eは何も漢字変換してくれない上に予測変換が的外れ──にも関わらず、こやつに標準搭載されたATOKとやらの評判は非常に良い現実が、未だ自分にとって受け入れられません。
 ソニーの携帯電話は大昔から、独自開発のPOBoxによる文字入力に定評があり、S005の変換能力は絶賛される程だった為、スマートフォン+ATOKの如何にも賢そうな組み合わせを前にしても、小さな劣化なら想像の範疇でした。しかし、例えれば変換能力においてドリームキャストとパソコンくらいの明確な差が存在するのは、日常生活に影響大の不便さ。最近の実例だと、「蒸着=じょうちゃく」がN-03Eでは変換不可でした。S005で変換可能なのはもちろん、この日記を入力しているMicrosoft IMEですら可能なのに、ATOKとやらの評判は非常に良い現実が以下略。
 
 そんなとっても偉いS005の変換能力に纏わる、先日の体験を次回に。
 
■6月16日 5番6番?
 
 前回の続き。携帯電話の漢字変換で昔から不満を抱かされがちなのが、順番を表す「いちばん」や「にばん」の類。全角数字で「1番」「2番」としたい時が大半なのに、候補には「一番」「二番」や「1番」「2番」ばかりなのです。頻繁に使いはしない為、ユーザー辞書に登録しようとも思わないのがまた、イライラの再来を誘発します。
 この傾向は超優秀漢字変換能力機種のS005にも当てはまり、「一番」「二番」「三番」「4番」「五番」「六番」「七番」「八番」「九番」「十番」と…いや、なぜか「4番」だけ要求を汲み取ってくれます。ただし、「よんばん」ではなく「よばん」じゃないと駄目で、訳がわかりませんけど。
 
 そして、これにも増して変なのが「ごばん」に対する予測変換に「5番6番」と出てきたこと。あまりに突拍子も無いので検索すれば、自分が未知のお笑いコンビだと判明し、予測変換に組み込まれる程の知名度を持つ存在ではなさそう。S005の予測変換ってばダウンロード辞書を利用せずして、国内芸能人・スポーツ選手・海外アーティストの固有名詞に恐ろしく強くて、大して有名ではないお笑い芸人までカバーしているのかと、購入から約4年経って思い知らされました。
 
 
  
■7月23日 Androidと濁音。
 
 1989年のアニメ『魔動王グランゾート』のことを、ずっと『グランゾード』と余計に濁点を付けて記憶していました。アニメは未見同然ながら、角川スニーカー文庫の小説3冊はリアルタイムで購読しており、カヒミ・カリィの15年を優に上回る継続期間の誤りに、戸惑いを隠せません。
 自身からの是正勧告に従い、速やかに「ド」を「ト」に改めます。と言っても、このウェブサイトで本アニメに言及はしておらず、デジタルデータとなった主題歌2曲のプロパティを修正するだけ。アニメが出典の手持ち曲は全て、アルバム名にアニメのタイトルを入力しているからです。パソコンのファイルを修正し、スマートフォンに転送して上書きすれば、証拠隠滅は即完了…と思いきや、なぜか音楽アプリで再生される主題歌2曲のアルバム名は「ド」が据え置かれ、何のこっちゃ。上書きではなく消去してから転送しても、再起動やデータベース再構築も効果がありません。
 
 続けて、スマートフォンでプロパティを書き換えるアプリを使いました。しかし、そこだとリストでは「ド」なのにプロパティでは「ト」と表示され、余計に混乱する事態に。適当な文字列を入力すればきちんと反映される為、ファイルやアプリの不具合とは思えません。
 やがて、元とは別のフォルダに転送したら「ト」で、それを元のフォルダに移動させたら「ド」で、また戻したら「ト」になる、不可解な現状を確認。これは「クランソート」と書き換えても、パソコンから見ても同様です。更に、フォルダ名を変更したら「ト」で、その変更前と同じフォルダ名を新規作成し、そこへファイルを移動させたら「ド」となって、結論を出しました。
 
 おそらく「パスが同一のファイルはプロパティの濁音の変化を認識しない」が正解で、対応策はファイル名やフォルダでパスに差異を出すしか思い付きません。Androidが悪いのか、N-03Eが悪いのか、25年間も間違えていた自分が悪いのか。
 
■8月18日 DCソフトが売れない訳。
 
 セガの最新家庭用ゲーム機の座を17年も防衛しているドリームキャストの、ゲームソフトの売り上げを振り返れば。初期は20〜40万本の中ヒットが続いたり、意外なタイトルが10万本の小ヒットとなったりと健闘するも、中期からは時によっては1万本未満でも週間売り上げランキングの1位になってしまう、淋しい市場でした。
 そんな現実を冷ややかに見ていたのが、当時の自分。なにせ、今も昔もドリームキャストとタイピングしまくっている癖に、新品を購入したドリームキャスト用ゲームソフトは、たったの18本しかありません。その理由を記します。
 
 
・コントロールパッドが駄目
 8方向キー・6ボタン・2ボタンで同時押しや連打も易しく、特にアーケード移植作に最適だったセガサターン用パッドから、アナログキー・十字キー・4ボタン・2ボタンとなったドリームキャスト用パッドは、ちっとも手に馴染まず。更に自社他社問わず、別売りの周辺機種によるフォローもほとんど無し。故に、満足な操作環境を得られず、そこが重要なアーケード移植作全般を購入しなくなりました。
 
・メモリーバックアップ用の記録媒体が駄目
 大容量で高速なセガサターン用パワーメモリーが、ドリームキャストでは小容量で低速なビジュアルメモリに。パワーメモリーは1人に1個で十分だったのに、ビジュアルメモリは1ゲームソフトに3個でも珍しくない程で、利便性と経済性で大打撃を被ります。本件を解消するかに思えたZipドライブは出す出す詐欺に終わり、2年後に出た容量4倍のメモリーカードも、容量1倍×4個と表現すべき不便さ。故に、満足なデータ保存の環境を得られず、そこが重要なシミュレーション全般を買わなくなりました。
 
・インターネットで十分
 ネットサーフィン・ウェブサイト制作・チャット・ネットゲーム…と、ドリームキャストで船出したインターネットは凄腕の時間泥棒で、ゲーム機を買ったのにゲームをやる暇が無くなってしまいました。
 
 
 最後の理由はさて置き、セガサターンの二大長所をドリームキャストで安易に潰したのは、ゲームソフトの販売不振の遠因だと確信しています。アーケード移植作とシミュレーションって、セガサターンではたくさん買いましたから。
 
 
  
■9月14日 枯木すわん。
 
 阿部共実なる漫画家に突然の興味が湧き、著作全9冊を今月だけで揃えたのが発端。その内の1冊『ブラックギャラクシー6』にて、登場人物Aが登場人物Bに「枯木すわん」と呼び掛ける台詞が18ページ等にあり、困らされてしまいました。なぜなら、Bの名前は「枯木流那=かれきるな=カレルナ」であり、どこを読み直しても「すわん」と呼称される理由が見付からないから。初見では中盤まで、Bの本名が「枯木すわん」だと勘違いしてしまったくらいに、自然と現れているのが厄介です。
 自力での「すわん」探しは数分で挫折した為、さっさとインターネットで「枯木すわん」をフレーズ検索しますが、使用例は漠然と掲示板に書き込まれた数件のみ。『ブラックギャラクシー6』は単行本発売から1年、雑誌連載から3年が経過しての数字なのを踏まえれば、今件に疑問を抱いたのは全人類で自分1人との結論に至らざるを得ません。世界中が繋がっているインターネットでも癒せない、真の孤独の存在を実感しました。
 
 でも昨日、ふと閃けたのです。AはBを普段は「枯木さん」と呼んでおり、その「さん」を「すわん」と甘ったるく発音したのではと。これが不正解ならもう、知らん。
 
■10月13日 せいこうのせい。
 
 9月6日の19時前後、歩きつつラジオでプロ野球の西武対ロッテ戦を聞き流していたら。実況アナウンサーが「せいこうのせい…サクセス」と言ったのが耳に残り、思わず考え込んでしまいました。推察するに、選手名の漢字を説明していた様子だけど、なぜ「せいこうのせい」から間を置いて「サクセス」と付け加えたのか。
 この疑問は数秒で氷解します。「せいこうのせい」の「せいこう」でセックスの「性交」を連想されたらいけないと言ってから気付き、サクセスの「成功」とフォローしたのだと。当時、実況は少し慌てた口調でしたが、解説者は特に反応せず。尚、今件の関係者を後に調べてみれば、選手=高橋光成・実況=山内宏明・解説=前田幸長でした。
 
 同音異義語が少なくて無難なのは「成績」「成長」でしょうか。5年前はサッカーのワールドカップでNHKが「股の穴」なんて口走るし、ラジオのスポーツ実況は時に卑猥でけしからんです。
 
 
  
■11月10日 死に日々+エンブレム。
 
 先日の「枯木すわん」に続き、阿部共実のコミックを読破後にインターネットで検索したことについて。
 
 最新巻『死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 1』に収録『一旦だけ一旦だけでも』において、登場人物♂が着るTシャツのフロントプリントが、今夏に日本のみならず世界を巻き込んで騒がせた2020年東京オリンピックのエンブレムに極めて似ていて、きょとんとしました。なにせ、本短編は2013年8月配信開始・2014年12月コミック発売なので、例の問題発覚どころかエンブレムが創作されるよりも前に世に出ていたでしょうから。
 
 これは絶対に話題になったはずだと検索すると…意外にも「枯木すわん」の時と大して変わらず、再びきょとん。でも、今回は画像付で言及しているブログが1件だけでも見付けられたので、己の孤独を実感せずに済みました。
 
■12月30日 28年以上切れない電池。
 
 1年前の続報は再度題名が全てで、『どきどきペンギンランド 宇宙大冒険』のバッテリーバックアップが、現在も切れていませんでした。5年前の初報が懐かしいくらいの年月が流れ、今や切れていないことへの驚きは薄くなっており、いつの日か切れてしまった時に生じるであろう驚きの方が大きくなりそうです。
 尚、こんなにもバッテリーバックアップが生き続けているにも拘らず、エンディングは未見。その理由は、エディット機能だけが保存対象だと勘違いし、数十面もある本編を電源を入れたままプレイするのは時間的に無理と、本気で遊ばなかったから。実際には本編のクリア経過も保存されると数年前に知りましたが、過去の自分にとって不都合な真実は試しません。
 
 来年も切れていないのでしょう、きっと。
 
 
 
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