同音異義語で、無益を意味する「徒」は「いたづら」と、ふざけた行為を意味する「悪戯」は「いたずら」と書く──そんな嘘知識を自分でこさえて自分で騙されていたのは、自分でも信じ難い神秘体験です。当人も知らぬ内に思い込んだ過ちが正されるまでの数年間、他人にひけらかしたりせずに済んだのは不幸中の幸いでしたが、どうしてこのような恥ずべき事態が引き起こされたのでしょう。誰かに教えられたり、何かで読み聞きした訳でも無いのに。 思い込みの開始は1993年くらいで、ラジオ番組のオールナイトニッポンを聞き出した頃。以上の状況証拠より、後者における当時の月曜日第一部と金曜日第二部のパーソナリティに全責任があるのではと推測しています。一見無関係ですが、このご両人の名前を記せば納得して頂けるでしょう。 それは「加藤いづみ」さんと「橘いずみ」さん。どっちがどっちなのか、よくこんがらがっていましたもの。 |
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