前回の続き。自然治癒力に感謝しつつ、無駄な買い物になってしまった新キーボードを開封せずに押入へ保管した2週間後。パソコンが起動直後から、妙な挙動を見せました。いわゆる「2ちゃんねるブラウザ」で、レス番やIDにカーソルを合わせても、表示されるべきポップアップが出たり出なかったりします。 数ヶ月前、バージョンアップのお知らせを無視した記憶が蘇り、そのせいかなと推測。大きな不具合ではないので対応は後回しに、Internet Explorerでネットサーフィンへ。するとあらやだ、こちらでもタグのalt属性やtitle属性のコメントチップが出たり出なかったりで、バージョンアップは無関係みたい。ただし、Wikipediaの脚注は表示されて、一貫性に乏しい症状です。 悪夢再びで、手元の旧キーボードが元凶に違いないとメモ帳を開けば、意外にも無反応。以前みたく、何かのキーが自動連打されている訳ではなさそう。定番対策の再起動でも直らず、パソコンのトラブルに無抵抗主義な自分は早くも手詰まりに陥りました。 ただ、この間に一つだけ気付けたことが。Internet Explorerで「戻る」を押しても、前のページに戻れないままの時がありました。これがヒントかもしれないと悟った如月さん、ハイパーリンクを10ページくらい辿ってから「戻る」を連打してみます。するとやはり、一旦は素直に「戻る」で戻ってゆきますが、最終的には元のページまで進んでゆきました。つまり、今度は「進む」の自動連打機能が勝手に搭載されて、不具合と化したのでしょう。 しかし、以前と異なりメモ帳で無反応だと、旧キーボードを犯人と決め付けるには不十分。そこで証拠固めに別角度から攻めねばと一案練り、不意に音楽を再生しました。自分の推理が正しければ…ああ、やっぱり、どんどんと早送りされてゆきます。 謎は全て解けました、犯人はファンクションキーの上に並列する数個の丸ボタン──ホットキーの内の、ずばり「早送り」です。このパソコンを購入して以来、ホットキーは皆無に等しい程に使用しておらず、「早送り=進む」「巻き戻し=戻る」の機能だと初めて知りました。ちなみに、後にキーボードの入力キーを可視化するフリーソフトで確認したら、「Browser forward」の超高速連打が。Shift+BackSpaceやAlt+→でないから、メモ帳で何も起きなかったのですね。 どうせ使わないキーだしと、マイナスドライバーで内部まで破壊しても改善せず、新キーボードを押入から出しました。無駄な買い物にならずにヨカッタネ。でも、まだ嵐は通り過ぎてくれず、続きます。 |
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