■ガイラム リプレイ2
 
●主な設定 ⇒詳細
・ルール...上級ルール
・シナリオ...黄昏の秩序と暁の混沌と
・難しさ...レベル5
・召喚した部隊を...委任する
・イベントフェイズを...実行
・領地の委任を...強制する
・では健闘を祈る・・・
 
 
■第1ターン
 
・クロエルン城塞都市跡(19)
 ジャイアント×2 ミノタウルス×2 ゴブリン×2
・西グラファス山岳地帯(23)
 ジャイアント×3 ミノタウルス×4 ゴブリン×2
・東グラファス山岳地帯(24)
 ガイラム ジャイアント×3
・ファミール平原地帯(25)
 ジャイアント×3 ミノタウルス×1 ゴブリン×2
・バッシュラー火山地帯(28)
 ジャイアント×3 ミノタウルス×2 ゴブリン×2
・ニタラク丘陵地帯(29)
 ジャイアント×4 ミノタウルス×3 ゴブリン×2
 
 領地1位・収入2位で、キマイラとサイクロプスが召喚可能とは言え、ジーク・バストラル・エル=モア・クリムトと隣り合っては既得権益を守れず、お尻に火が付いている──そんなシナリオ2のガイラムだけに、セーブ&ロード禁止のクリアは未体験。発売20周年を迎えた今年こそ、巨人族モットー順守挑戦で培った戦訓と根気を武器に、バハムート大陸の中心で大輪の花を咲かせたいと思います。ただ、肥料はおろか種すら無い状態からのスタートですが。
 苦境の打開に必須なのは、超強力ユニットのキマイラ。ガイラムはバッシュラー火山地帯(28)で専守防衛させ、ジャイアント集団を組織してSPの出稼ぎに赴かせられれば理想でしょう。政策フェイズはシェルファからの同盟要請に承諾し、全領地に維持を命令。作戦フェイズはジャイアント×3をバッシュラー火山地帯(28)に向かわせ、ガイラムを移したニタラク丘陵地帯(29)では、ジャイアント×2とオーガ×2の雇用に先んじて、目障りなゴブリン×2を処分します。
 
■第2ターン
 
 クリムトとジークに同盟を承諾。ファミール平原地帯(25)にミノタウルス×1を移動後、重要ユニットのトロウルを確保。
 
バストラル…ベルフレイム領のテスカイア平原地帯(8)に侵攻、敗北。
 
■第3ターン ★イベント…千里眼。
 
エル=モア…ガイラム領の西グラファス山岳地帯(23)に侵攻、勝利。
エル=モア…ガイラム領のバッシュラー火山地帯(28)に侵攻、勝利。
 
 ベルフレイムからも同盟を求められて不相応な人気のガイラムを妬み、エル=モアが挙兵。バッシュラー火山地帯(28)が満員になってしまうと指揮権を取り戻すのが至難の技なので、西グラファス山岳地帯(23)を大人しく降伏させたにも拘らず、結果的にユニットを無駄死にさせるわ領地は取られるわの踏んだり蹴ったりです。オーガの処分を兼ねた偵察によれば、エル=モア軍の構成はエルフロード×12×2で、今後追い詰められても敵マスターに捨て身の集中攻撃とはいきません。とりあえず、東グラファス山岳地帯(24)の新防衛線に維持を命令。
 
エル=モア…シェルファ領のローランド平原地帯(1)に侵攻、勝利。
 
■第4ターン ★イベント…千里眼。
 
エル=モア…ガイラム領の東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、勝利。
 
 1ターンすら持たなかった新防衛線の戦前退却でジャイアント×2が配分されたガイラムの本隊も、エルフロード×12の攻撃意欲を止められず、ガイラムの初実戦がニタラク丘陵地帯(29)に始まりました。ガイラムでも機敏はエルフロードA以下であり、最初にMPの非効率な消費を誘わなければ勝負形に持ち込めないでしょう。
 ガイラム・ジャイアント×1・ミノタウルス×2を最前線に置き、ジャイアント×7は安全圏で縦に整列して開戦。魔法の矢9本の代償にミノタウルス×2が、フレイルを2回避けて剣を3回刺したエルフロード×1が散り、地震連発を警戒しつつジャイアントが近付きます。次に祝福の施し合いを見届けると、エルフロードの大半は残りMPが16となりました。CPUはMPを使い果たすタイミングでは自身への回復以外に魔法を使わないので、あとは総力を結集して密着→格闘→突撃の勝利の方程式へ。1人のエルフロードを取り逃がし、突撃で深手を負ったジャイアントと遠くに匿っていたトロウルの2人が勝ち名乗りを待てずに戦死したものの、未熟な巨人族が価値ある経験を積めたと言えましょう。ジークからの同盟短縮要求に頷かなったのも、挟撃防止に繋がったかもしれません。
 
エル=モア…ガイラム領のニタラク丘陵地帯(29)に侵攻、敗北。
 
 ガイラムがBに、ジャイアント×1がCにランク上昇した本隊は、オーガ×2を召喚。尚、クロエルン城塞都市跡(19)にはジャイアント×2・ミノタウルス×3・ゴブリン×4が、ファミール平原地帯(25)にはジャイアント×7・ミノタウルス×3・ゴブリン×2がいます。
 
■第5ターン ★イベント…隷属。
 
 ジークに正規手順で同盟破棄され、クリムトも期間短縮を望んできます。独りぼっちのエルフロードに一騎討ちを申し込むも断られたガイラムにジャイアント×7を合流させ、居残りのオーガでトロウルを召喚。そこにジークが攻め寄せたのは移動代わりの退却となり好都合で、トロウルは生まれてすぐにキマイラ誕生の地に到着しました。
 
ガイラム…エル=モア領のバッシュラー火山地帯(28)に侵攻、勝利。
シェルファ…エル=モア領のローランド平原地帯(1)に侵攻、勝利。
ジーク…ガイラム領のニタラク丘陵地帯(29)に侵攻、勝利。
 
■第6ターン ★イベント…技量向上→千里眼と交換。
 
 使用に即した場所が無いと保留した隷属の適地に気付き、マステンス平原地帯(34)を獲得。キマイラへの階段を全速力で上りたい今、エル=モアからの休戦提案に喜んで同意。オーガ×1を処分し、ジャイアント×1とトロウル×1を召集召喚。
 
エル=モア…シェルファ領のローランド平原地帯(1)に侵攻、敗北。
 
■第7ターン ★イベント…祝福。
 
 シェルファとクリムトは友好的な態度が続き、ジークとの同盟も再開。サイクロプス×1・グリフォン×3・トロウル×4と手薄なシヤバカナ丘陵地帯(27)を横目で見つつ、オーガとヘルハウンドを交換。
 
シェルファ…エル=モア領のパランニール島(12)に侵攻、勝利。
ジーク…エル=モア領の東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、敗北。
 
■第8ターン ★イベント…祝福。
 
 ジーク軍を跳ね返した自信がそうさせるのか、手の平を返してきたエル=モアの同盟短縮要求を拒否。トロウルとヘルハウンドを交換。
 
シェルファ…エル=モア領の北セレブラス森林地帯(17)に侵攻、勝利。
バストラル…ベルフレイム領のテスカイア平原地帯(8)に侵攻、敗北。
ジーク…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、勝利。
 
■第9ターン ★イベント…祝福。
 
 トロウルとサラマンダーを交換。
 
ジーク…クリムト領の南ウンバール湿原地帯(21)に侵攻、勝利。
クリムト…ジーク領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、勝利。
ジーク…クリムト領のカツーオ丘陵地帯(26)に侵攻、勝利。
 
■第10ターン ★イベント…不穏。
 
 ヘルハウンドとサラマンダーを交換。ヘルハウンドはマステンス平原地帯(34)に放し飼う選択もありましたが、このターンでエル=モアとの同盟が切れる為、避難先の保守を優先しました。
 
■第11ターン ★バッハム遺跡地帯(3)に地震/イベント…水晶玉。
 
 水晶玉でエル=モアの部隊調略を無効にしても、羨ましいことにもう一つ所有しています。ヘルハウンドとお待ち兼ねのキマイラを交換した本隊は、ジャイアント×5がランクCに。
 
クリムト…ジーク領のシュワルベ密林地帯(38)に侵攻、勝利。
 
■第12ターン ★イジフミガト丘陵地帯(9)に地震/イベント…瞬間移動。
 
 千里眼を使用し、お付きのエルフロード×7・ケンタウルス×2を従えるエル=モアを、南セレブラス森林地帯(22)に発見。ただ、部隊調略の消費が未確認では勝負に出れず、第7ターンと同じモンスターの隣接エリアに技量向上を投じて制圧した後、ジャイアント×3・キマイラ×1を留まらせた侵攻元でジャイアント×2・キマイラ×1を雇用します。
 
ガイラム…シヤバカナ丘陵地帯(27)に侵攻、勝利。
クリムト…ジーク領のビスティッツ森林地帯(39)に侵攻、勝利。
クリムト…ジーク領のロンバニオ平原地帯(40)に侵攻、勝利。
ジーク…クリムト領のシュワルベ密林地帯(38)に侵攻、勝利。
 
■第13ターン ★イベント…不穏。
 
 瞬間移動が無効に。シヤバカナ丘陵地帯(27)は例のジャイアント集団を組織するに打って付けのエリアであり、ジャイアントC×3を侵攻元に帰宅させません。
 
クリムト…ジーク領のギルフレイ平原地帯(37)に侵攻、勝利。
ジーク…クリムト領のギルフレイ平原地帯(37)に侵攻、勝利。
 
■第14ターン ★イベント…大嵐。
 
 大嵐が無効に。本隊を二手に分けたと言っても、ガイラムはジャイアントB×1・ジャイアントC×3・ジャイアントD×3・キマイラD×2・サラマンダーD×2を従えており、登坂性能と稜線修正で地の利も活かせるバッシュラー火山地帯(28)は、今や立派な要塞です。
 
ジーク…クリムト領のロンバニオ平原地帯(40)に侵攻、勝利。
 
■第15ターン ★イベント…部隊召喚。
 
 クリムトとの関係が悪化し、ベルフレイムとの同盟が復活。ジャイアント×2を維持命令のシヤバカナ丘陵地帯(27)に移し、部隊召喚の使用とジャイアント×1の召集。
 
■第16ターン ★北ジャグ湿原地帯(35)に疫病/イベント…千里眼。
 
 LPとSPが尽き、千里眼で暇潰し。要警戒エリアの戦力を観察しました。
 
・南セレブラス森林地帯(22)
 エル=モア エルフロード×11
・西グラファス山岳地帯(23)
 エルフロード×4 ユニコーン×2 ケンタウルス×2
・東グラファス山岳地帯(24)
 エルフロード×4 エルフ×2
・ニタラク丘陵地帯(29)
 聖戦士×2
 
 また、シェルファとの同盟が復活。
 
■第17ターン ★イベント…呪縛(事件)。
 
 
■第18ターン ★イベント…不穏。
 
 ジャイアント×1を西に移動させ、ジャイアント×1を召集。
 
■第19ターン ★ナースホルン平原地帯(2)に疫病/イベント…装甲強化。
 
ベルフレイム…バストラル領の南カルミスタ森林地帯(14)に侵攻、勝利。
 
■第20ターン ★イベント…錬金術。
 
 第18ターンと同じ。
 
■第21ターン ★モルガルド密林地帯(18)に大嵐/イベント…氷結。
 
 第18ターンと同じ。国交断絶はエル=モアに限られており、引っ切り無しに使者と面会している政策フェイズの方が忙しいくらいです。
 
■第22ターン ★イベント…同盟締結。
 
シェルファ…エル=モア領の南セレブラス森林地帯(22)に侵攻、勝利。
 
 エル=モアは命辛々で西グラファス山岳地帯(23)へ逃げ、エルフロード×4・ユニコーン×2・ケンタウルス×2・サイクロプス×1に警護を委ねています。部隊調略の危険を排除出来ない為、本隊を動かしてエル=モアに追い打ちを掛けるのは無理ですが、おまけ話1「策略誘発法」で布石を打っておこうと思いました。しかし、お莫迦なことに東グラファス山岳地帯(24)もエル=モア領なのを忘れており、ジャイアント×1を無駄死にさせて終了。おまけに、偵察失敗でサラマンダー×1も死亡。
 
ガイラム…エル=モア領の西グラファス山岳地帯(23)に侵攻、敗北。
 
■第23ターン ★ウルハ砂漠地帯(20)にロック鳥襲撃/イベント…襲撃。
 
 周囲の騒音を余所に没頭した訓練の甲斐無く、クロエルン城塞都市跡(19)の自軍が襲撃で消滅。情勢を考えれば十分に長持ちで、3LP×22ターンをご馳走様でした。
 
ロック鳥…クリムト領のウルハ砂漠地帯(20)に侵攻、敗北。
バストラル…ベルフレイム領のテスカイア平原地帯(8)に侵攻、敗北。
シェルファ…ローランド平原地帯(1)に侵攻、勝利。
ベルフレイム…バストラル領の北カルミスタ森林地帯(7)に侵攻、勝利。
 
■第24ターン ★イベント…千里眼→氷結と交換。
 
 前ターンにジークから同盟破棄の策略を食らったことを踏まえ、エル=モアから改めて届いた休戦提案に同意。そのジーク軍からの圧力を受け止めるバッシュラー火山地帯(28)の精鋭は、ガイラムA・ジャイアントB×2・ジャイアントC×3・ジャイアントD×1・ゴブリンD×1・キマイラD×3・サラマンダーD×1です。
 
■第25ターン ★イベント…水晶玉→千里眼と交換。
 
 エル=モアの部隊調略を無効にし、自分の同盟締結を無効にされる。ガイラムの手元に残った策略は装甲強化で、明らかに同盟締結より実用的です。その他の調査「水晶玉優先順位」で調べたように、使い勝手が低くても無効になり易い策略が幾つかあり、特に瞬間移動や同盟破棄は保管しておけば水晶玉対策に有効ではないでしょうか。
 
ベルフレイム…バストラル領のグライナス平原地帯(6)に侵攻するも、強制退却。
 
■第26ターン ★イベント…呪縛。
 
 エル=モアを呪縛。
 
ベルフレイム…バストラル領のグライナス平原地帯(6)に侵攻、勝利⇒バストラル死亡、残りマスターは6人。
 
 ガイラムと同様に辛い立場のバストラルも、プレイヤーの担当なら極めて優秀な英雄を1人抱えれば切り盛り可能ではあります。
 
■第27ターン ★ローランド平原地帯(1)にロック鳥襲撃/イベント…不穏。
 
ロック鳥…シェルファ領のローランド平原地帯(1)に侵攻、勝利。
ベルフレイム…南ガザ砂漠地帯(15)に侵攻、勝利。
 
■第28ターン ★イベント…不穏。
 
 エル=モアとの期間延長を拒否、クリムトとの期間短縮も拒否。
 
■第29ターン ★レプラス平原地帯(4)にロック鳥襲撃/イベント…呪縛。
 
 エル=モアを呪縛。
 
ベルフレイム…レプラス平原地帯(4)に侵攻、勝利。
 
■第30ターン ★イベント…呪縛。
 
 エル=モアを呪縛。洩れなく同盟が自然消滅を迎えた現在まで、偵察失敗による補充や別動隊の育成は細々と行っており、本隊の陣容を保ちながらシヤバカナ丘陵地帯(27)にジャイアント×9を集めています。
 
ベルフレイム…シェルファ領のナースホルン平原地帯(2)に侵攻、勝利。
 
■第31ターン ★イベント…襲撃。
 
 周囲の騒音を余所に没頭した訓練の甲斐無く、ファミール平原地帯(25)の自軍が襲撃で消滅…かと思いきや、ミノタウルスB×3・ゴブリンB×2の損害は出たものの、ジャイアントB×7がまさかの生存を果たします。この健闘のご褒美に、同エリアの飛び地状態を何とか解消してあげようと、本隊が初めての本格的な侵攻に乗り出しました。
 
ガイラム…エル=モア領の東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、勝利。
 
 エルフロード×4・エルフ×2をSPに変換し、留守番のサラマンダーでサラマンダーを召喚します。
 
■第32ターン ★イベント…英雄離反。
 
 LP5・収入2・英雄3で破産寸前のエル=モアを差し置いて、LP84・収入6・英雄4のシェルファを対象にした英雄離反は、パパゾウを狙って失敗。他の候補はイスタリスとイクスドとサージ・ブーの凡人揃いで、以後は下手に交代を促さない方が良いでしょう。
 
ガイラム…エル=モア領の西グラファス山岳地帯(23)に侵攻、敗北。
 
 ゴブリンを生け贄に再び「策略誘発法」を試し、戦術画面用の策略は持ち合わせないことを確認。また、本隊は全員がバッシュラー火山地帯(28)に戻り、東グラファス山岳地帯(24)を退却先として使用可能にします。ファミール平原地帯(25)の命令は軍備に。
 
■第33ターン ★イベント…千里眼。
 
 必死に7ターンの同盟を求めていたエル=モアに、同盟締結の策略を使われました。ガイラムは28LP・32SPと貧乏ですから、待てなければ裏切るのも手でしょう。あと、ジークとの同盟が再開。
 
■第34ターン ★イベント…同盟締結。
 
 通算4回目の水晶玉で、同盟締結が無効に。あと、ジークに違約金の支払いで同盟を破棄されたのも、2回目。
 
ベルフレイム…クリムト領の北ウンバール湿原地帯(16)に侵攻、勝利。
 
■第35ターン ★イベント…水晶玉。
 
 英雄の正体が判明し、策略は技量向上を無効にして残りは瞬間移動だけで、親衛隊は黒騎士×6・魔術士×1・魔道士×2の力押しで突破出来そうな厚み。以上の材料を拠り所に、ガイラムA・ジャイアントB×5・ジャイアントD×1・キマイラD×2・サラマンダーD×2に装甲強化を掛け、エル=モアよりも先にシェルファの命を頂戴しに参ります。
 魔術士と魔道士を初期配置から前面であらわにし、大地の精霊と水の精霊が後面に出現したりと、駒の向きでハンディを背負ったシェルファ軍。必殺の魔法攻撃も、寒さに強い巨人族と火に強いキマイラ系に入り交じられては効力半減な上に、シェルファが特性のバグでジャイアントには通じない雷撃を放ったり、全ての黒騎士が早々に祝福を唱えて這虫を使えなくしたりと、敵を喜ばせる自滅的な行動が目立ちます。ただし、北セレブラス森林地帯(17)を襲撃か反乱で失っていたらしいことが、本当の決め手。ガイラムと隣り合って瀕死のシェルファへ、勝利を決するはずの投石がすこーんと間抜けな音を奏でた時に、ひらりと飛んで逃げてゆくであろう彼女を追えない自軍を呪っていたら、徹底抗戦してくれましたから。
 
ガイラム…シェルファ領の南セレブラス森林地帯(22)に侵攻、勝利⇒シェルファ死亡、残りマスターは5人。
 
 損害はジャイアントD×1。マスターの撃破でSPが315に膨れ上がり、戦後を見越して侵攻軍に編成しなかったキマイラ×1でキマイラを召喚。
 
■第36ターン ★マステンス平原地帯(34)にロック鳥襲撃/イベント…祝福。
 
ロック鳥…ガイラム領のマステンス平原地帯(34)に侵攻、勝利。
ベルフレイム…ザクハルト丘陵地帯(13)に侵攻、勝利。
ベルフレイム…クリムト領の北ウンバール湿原地帯(16)に侵攻、勝利。
 
 軍備命令のバッシュラー火山地帯(28)にジャイアント×4・サラマンダー×2を戻し、シェルファの牽制業務を満了したジャイアント×9の死蔵を防ぐ為、シヤバカナ丘陵地帯(27)にガイラムを移す。このようなユニットの組み替えを行おうとエル=モアからの同盟短縮を拒否したのに、ガイラムにとって天敵のベルフレイムが襲来し、周辺事態が一気に切迫します。
 
■第37ターン ★イベント…英雄暗殺。
 
 エル=モアに仕えるダイアナとアラムートの内、後者に暗殺者を放って成功。ジークとクリムトからの新規同盟に承諾。南セレブラス森林地帯(22)にジャイアント×9・キマイラ×2が集結。要塞に戻ったガイラムが直々に、黒騎士団との熱戦でお疲れ顔のジャイアント×2に休養を勧告。
 
ベルフレイム…ガイラム領の東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、勝利。
 
■第38ターン ★ドラグーン火山地帯(11)に金脈発見/イベント…回復。
 
 人間・エルフ・巨人・悪魔VS巨龍の開幕と思いきや、エル=モアに同盟を破棄されるわ、ベルフレイムに同盟を要求されるわで、自分の立ち位置に悩みます。ベルフレイムとの潰し合いが期待出来るならば、エル=モアは生かしておきたい。
 
■第39ターン ★イベント…錬金術。
 
ベルフレイム…エル=モア領の西グラファス山岳地帯(23)に侵攻、勝利⇒エル=モア死亡、残りマスターは4人。
 
 潰し合ってくれませんでした。エンディングに近付いた反面、ゲームオーバーにも近付いたか。
 
■第40ターン ★モルガルド密林地帯(18)にロック鳥襲撃/イベント…濃霧。
 
 ベルフレイムからの同盟短縮に腹を括って同意。可燃性の高いガイラムがブレス使い大量の戦術画面に連れ込まれないよう、この日の為に愛育してきた南セレブラス森林地帯(22)のジャイアントB×3・ジャイアントC×6・キマイラD×2と、ファミール平原地帯(25)のジャイアントB×7・ジャイアントD×3を頼りたいとは言え、軽率な侵攻で無駄に消耗されても困るので軍備命令を継続。ジャイアントはHPだけならドラゴンよりも高く、総力を結集した委任による自動戦闘なら善戦可能でしょう。
 
■第41ターン ★イベント…呪縛(事件)。
 
 
■第42ターン ★イベント…反乱工作→濃霧と交換。
 
 大勢力の弱体化に有効な策略を入手。暫定使用では大陸各地に候補が挙がり、最適なエリアを偵察で探し当てるのは骨が折れそうですが、千里眼をストックしていた偶然に助けられました。その千里眼の全結果は以下の通り。
 
・レプラス平原地帯(4)
 ドラゴン×5 キマイラ×4 サラマンダー×2 ヘルハウンド×1
・北カルミスタ森林地帯(7)
 ドラゴン×2 バシリスク×2 リザードマン×1 キマイラ×1
・ドラグーン火山地帯(11)
 キマイラ×1
・南ガザ砂漠地帯(15)
 キマイラ×3
・北ウンバール湿原地帯(16)
 ドラゴン×11
・南ウンバール湿原地帯(21)
 聖戦士×7 魔術士×5
・西グラファス山岳地帯(23)
 ベルフレイム ドラゴン×8 ガーディアン×1 キマイラ×1
・東グラファス山岳地帯(24)
 ドラゴン×6 キマイラ×5
・カツーオ丘陵地帯(26)
 ジーク 聖戦士×4 魔術士×3 ガーディアン×4
・ニタラク丘陵地帯(29)
 聖戦士×4 騎士×7
・トスカニア平原地帯(30)
 聖戦士×1 騎士×7 ガーディアン×1 ケンタウルス×2
・モルソルン山岳地帯(31)
 クリムト デビルロード×4 サイクロプス×7
・シュワルベ密林地帯(38)
 聖戦士×1 サーペント×8 マンティコア×2 ユニコーン×1
・ビスティッツ森林地帯(39)
 大悪魔×6 小悪魔×4
 
 反乱工作を東グラファス山岳地帯(24)に仕掛けたところで、ドラゴンとキマイラを広範囲に展開したベルフレイムの圧倒的優勢はまるで覆らず、多数のガーディアンを一点集中させて鉄壁の陣を築いたジークにも正攻法では勝てる気がしません。ただし、付随効果でザクハルト丘陵地帯(13)も中立エリアに化け、西グラファス山岳地帯(23)を孤立させた意味は大きく、サラマンダー×1の侵攻2回で爆裂攻撃の空撃ちに成功。仕上げにミノタウルスとサラマンダーを1部隊ずつ雇用し、LPとSPが一桁となります。
 
ガイラム…ベルフレイム領の西グラファス山岳地帯(23)に侵攻、敗北。
ガイラム…ベルフレイム領の西グラファス山岳地帯(23)に侵攻、敗北。
ベルフレイム…ザクハルト丘陵地帯(13)に侵攻、勝利。
 
■第43ターン ★イベント…妖精。
 
 ジークは8、ベルフレイムは24、クリムトは0。これはガイラムが味わった妖精への糠喜びを表す数値で、無いよりはマシかとベルフレイムに使用。
 
■第44ターン ★ザクハルト丘陵地帯(13)に疫病/イベント…回復。
 
 ジークの使者に「はいはい」とボタン連打で接し、立て続けに現れたベルフレイムの使者にも承諾を返してしまいました。これで全方位外交状態に。
 
■第45ターン ★イベント…同盟破棄。
 
 普段はゴミ扱いの同盟破棄が役立ちそうな局面ながら、南セレブラス森林地帯(22)の別動隊が11部隊のままなので、開戦を急ぐ理由はありません。一方、ファミール平原地帯(25)はジャイアント×12のガイラム自前最強軍が完成し、逞しき肉体美に惚れ惚れしそうです。
 
■第46ターン ★イベント…呪縛→同盟破棄と交換。
 
 ベルフレイムを呪縛。
 
■第47ターン ★ロンバニオ平原地帯(40)に地震/イベント…祝福。
 
 南セレブラス森林地帯(22)も全12部隊に。
 
ベルフレイム…クロエルン城塞都市跡(19)に侵攻、勝利。
 
■第48ターン ★ギルフレイ平原地帯(37)に金脈発見/イベント…呪縛。
 
 ベルフレイムを呪縛。
 
■第49ターン ★イベント…盗人。
 
 ベルフレイムから216LPを盗人。
 
■第50ターン ★イベント…水晶玉。
 
 水晶玉が露にしたベルフレイムの策略は炎の壁・大地滅壊・奇襲攻撃で、ガイラムは奇襲攻撃の存在を全巨人族にとっての脅威と判断、その無効化を決断します。この影響では無いでしょうがベルフレイムから同盟を求められ、全マスターとの和平が再成立。
 盗人がもたらした恩恵により、南セレブラス森林地帯(22)からシヤバカナ丘陵地帯(27)にジャイアントが溢れ出しています。戦力の備蓄は重要ながら、緊急事態に本隊が戦前退却する予定地を埋められては喜べません。そこで代わりのエリアとして、第36ターンにロック鳥襲撃で失ったマステンス平原地帯(34)を制圧。バーサーカー×6・ロック鳥×1の手薄なモンスターだったのと、国境を留守に出来る充実の同盟関係が楽勝に繋がりました。
 
ガイラム…マステンス平原地帯(34)に侵攻、勝利。
 
■第51ターン ★イベント…錬金術。
 
 本隊をバッシュラー火山地帯(28)へ。
 
ジーク…クリムト領のビスティッツ森林地帯(39)に侵攻、勝利。
 
■第52ターン ★イベント…瞬間移動。
 
 先程の侵攻でキマイラがバッシュラー火山地帯(28)を離れたのが原因か、シヤバカナ丘陵地帯(27)がオーガ×2を召喚したことが発覚。こやつらは穀潰しどころか戦犯にすら成りえる為、早期に処分せねばとガイラムが走ります。
 
■第53ターン ★ムルバース密林地帯(5)に部隊成長/イベント…技量向上→瞬間移動と交換。
 
 オーガを処分後、ガイラムが帰宅。一連の作業を兼ねた移動と召集で、予備戦力がジャイアント×8・キマイラ×1に。この2ターンのシヤバカナ丘陵地帯(27)の命令は、軍備→維持→指揮→委任→維持と目まぐるしい変化でした。
 
■第54ターン ★イベント…部隊成長。
 
 今のガイラム軍で部隊成長の効果が出る唯一の部隊、サラマンダー×1は変化無し。
 
■第55ターン ★イベント…強制退却→回復と交換。
 
 
■第56ターン ★イベント…ムルバース密林地帯(5)に疫病/イベント…呪縛(事件)。
 
 
■第57ターン ★イベント…水晶玉→技量向上と交換。
 
 ベルフレイムの炎の壁・大地滅壊・部隊召喚から、炎の壁を無効に。
 
ベルフレイム…ムルバース密林地帯(5)に侵攻、勝利。
 
■第58ターン ★イベント…錬金術。
 
 シヤバカナ丘陵地帯(27)が全12部隊となったのを契機に、委任を命令。これはマステンス平原地帯(34)に移住してから、中立エリアの湿原地帯を隔てて広がるジーク領を狙ってと言うメッセージですが、CPUにきちんと伝わるでしょうか。ついでに、南セレブラス森林地帯(22)とファミール平原地帯(25)の命令も、思い切って軍事に。ただ、ジークとは3ターンの、ベルフレイムとは4ターンの、クリムトとは5ターンの同盟が最低でも続きます。
 
■第59ターン ★イベント…千里眼。
 
ジーク…南ジャグ湿原地帯(36)に侵攻、勝利。
 
 嫌なタイミングで先手を取られたのはともかく、シヤバカナ丘陵地帯(27)が召集を行ってマステンス平原地帯(34)にジャイアント×1が入り込み、本隊の退却先を再び喪失したのが由々しい問題。大陸南西端の珍地名──シュミシュミ森林地帯(33)が中立エリアなので、別動隊の臨戦態勢が解かれなかったようです。こうなればマステンス平原地帯(34)にもジャイアント軍団を組織しようと、本隊も別動隊の姿勢に倣いました。
 
ベルフレイム…モルガルド密林地帯(18)に侵攻、勝利。
 
■第60ターン ★イベント…回復→千里眼と交換。
 
 ベルフレイムからの同盟短縮に承諾。
 
■第61ターン ★イベント…部隊召喚→回復と交換。
 
ガイラム…シュミシュミ森林地帯(33)に侵攻、勝利。
 
 この別動隊との合流が見込めるので、ジャイアント×4・キマイラ×2がいるマステンス平原地帯(34)の命令を維持に。本隊からはキマイラ×2を移送し、空いたスペースをSPと策略のダブル召喚で塞ぎます。
 
ベルフレイム…ガイラム領のファミール平原地帯(25)に侵攻するも、強制退却。
ベルフレイム…ガイラム領の南セレブラス森林地帯(22)に侵攻、勝利。
 
 後者は開戦せずにシヤバカナ丘陵地帯(27)に退却。
 
■第62ターン ★イベント…同盟破棄。
 
 潮目が急激な変化を見せた途端、手の平を返して元の鞘に収まろうとしてきたベルフレイムに、覚悟を決めて拒否を返すと…。
 
ガイラム…ベルフレイム領の南セレブラス森林地帯(22)に侵攻、敗北。
 
 別動隊の自爆を軍事命令が招き、ジャイアントA×3・ジャイアントB×6・ジャイアントD×1・キマイラD×2が、ジャイアントA×1・ジャイアントB×2に弱体化してしまうアクシデント。ただ、現在の資金は10LP・16SPで新戦力による補強は不可能ながら、シュミシュミ森林地帯(33)にマステンス平原地帯(34)へ入れなかったジャイアント×6が漂っており、本隊が睨みを利かせるバッシュラー火山地帯(28)との兼ね合いも含めれば、シヤバカナ丘陵地帯(27)が一気に貫かれはしないでしょう。本隊は落ち着いて西の守備力強化にキマイラ×1を派遣し、偵察要員にミノタウルス×1を召集。
 
ベルフレイム…ガイラム領のファミール平原地帯(25)に侵攻、勝利。
 
 本国からの支援が全く届かない中でも独立を保ち、貴重な定期収入供出国として健闘を見せてくれた領地が、最初で最後の交戦を経て陥落。これでガイラム領は上の段落で挙げた4箇所となります。
 
■第63ターン ★イベント…装甲強化。
 
 元の鞘に以下同文。別動隊の命令を維持に。
 
ベルフレイム…ジーク領の南ウンバール湿原地帯(21)に侵攻するも、強制退却。
 
■第64ターン ★バッシュラー火山地帯(28)に大嵐/イベント…氷結→捨て。
 
 このターン数にして、初のツモ切り。
 
ベルフレイム…ジーク領の南ウンバール湿原地帯(21)に侵攻、勝利。
 
■第65ターン ★イベント…技量向上→同盟破棄と交換。
 
 
■第66ターン ★イベント…錬金術。
 
 本隊がジャイアント×1・キマイラ×1を譲り、ジャイアント×2を召集。別動隊はジャイアントA×2・ジャイアントB×1・ジャイアントC×5・ジャイアントD×2・キマイラD×2の編成となり、意外な早さで持ち直せました。
 
■第67ターン ★ウルハ砂漠地帯(20)に疫病/イベント…呪縛(事件)。
 
 
■第68ターン ★ナースホルン平原地帯(2)に疫病/イベント…不穏。
 
 
■第69ターン ★南ウンバール湿原地帯(21)に大嵐/イベント…攻撃増強→技量向上と交換。
 
 
■第70ターン ★北ウンバール湿原地帯(16)に大嵐/イベント…盗人→攻撃増強と交換。
 
 盗人は敵で65LPのベルフレイムじゃなく、味方で74LPのジークに。彼が4人雇用中の英雄を1人でも削っておきたいとの意味ですが、領地8・収入19の健全財政に支えられてフォーリア家は赤字になりませんでした。シヤバカナ丘陵地帯(27)とマステンス平原地帯(34)の両国境線がユニットで埋まっており、124LPのガイラムは所持金の活用手段を失っています。
 
■第71ターン ★イベント…濃霧。
 
 ミノタウルス×1を処分し、ジャイアント×1を召集。
 
■第72ターン ★東グラファス山岳地帯(24)に大嵐/イベント…大嵐→濃霧と交換。
 
 英雄下野作戦の第二波として、大嵐はギルフレイ平原地帯(37)に。
 
■第73ターン ★東グラファス山岳地帯(24)にロック鳥襲撃/イベント…祝福。
 
 盗人と大嵐の効果は現段階では認められず。尚、ジーク以外の国力は、ベルフレイムが領地19・収入38、ガイラムが領地4・収入8、クリムトが領地2・収入1です。
 
ベルフレイム…東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、勝利。
 
■第74ターン ★イベント…錬金術。
 
 151LPまで溜まった所持金が、盗人返しで聖戦士やらドラゴンやらデビルロードやらに変換されては一大事と、維持命令は撤回して散財を促すことに。その両国境線とトライアングルを象るシュミシュミ森林地帯(33)が無人なので、ユニットを上手に流入させて欲しいものです。
 
■第75ターン ★ワーグス島(32)にロック鳥襲撃/イベント…祝福。
 
ロック鳥…クリムト領のワーグス島(32)に侵攻、勝利。
 
■第76ターン ★イベント…錬金術。
 
 
■第77ターン ★ファミール平原地帯(25)に部隊成長/イベント…装甲強化。
 
 
■第78ターン ★ファミール平原地帯(25)にモンスター襲撃/イベント…再行動→捨て。
 
 偶然でしょうが今回のプレイは、ランダムイベントに妙な傾向が見受けられます。
 
モンスター…ベルフレイム領のファミール平原地帯(25)に侵攻、敗北。
 
■第79ターン ★イベント…襲撃。
 
 襲撃が本拠地のバッシュラー火山地帯(28)なら、退却不可能な上に策略が装甲強化しか無くて確実に終焉でしたが、幸運にもモンスターはジャイアント×7のシュミシュミ森林地帯(33)へ。しかも、ジャイアント×5の生存で望外な勝利を飾れ、プレイヤーの感情は数秒間で焦燥から安堵を経て満足へと移り変わります。しかし、この襲撃は前座に過ぎませんでした。西グラファス山岳地帯(23)とバッシュラー火山地帯(28)の均衡が唐突に崩れ、ベルフレイム軍が傾れ込んで来たのです。
 
 侵攻元の直近の偵察は第62ターンで、ベルフレイム・ドラゴン×8・ガーディアン×1・キマイラ×1でした。この面子のままにベルフレイムが居合わせてくれれば、死に物狂いの突撃連発が通用しそうな反面、マスターと機敏が同等のガーディアンへの警戒は絶対に怠れず、ガイラムが先陣を切ることは許されません。故にガイラムAは火山の頂上から様子を窺い、傍らの火口に魔法の支援を期待してサラマンダーD×1を侍らせます。その前方にジャイアントA×1とキマイラD×1を連ねてガーディアンへのZOCを張り、残りのジャイアントA×4・ジャイアントC×2・ジャイアントD×1・キマイラD×1は、ブレスで纏めて始末されないように遠近交えて広範囲に散らせました。
 ベルフレイム軍のメンバーは第62ターン+ドラゴン×1で、左から右へ縦2×横4のドラゴン→ベルフレイム→ガーディアン→キマイラ→ドラゴンと並びます。ベルフレイムの眼前の1ヘクスが開けており、ガイラムとは南東に3ヘクスしか距離がありません。懸念の策略も使われなかったので、勝算は決して低くないでしょう。
 
●第1ターン
 初手はベルフレイムの魔真空刃で、ガイラム・ジャイアントA・キマイラDの3部隊が切り刻まれます。この3部隊が固まっていたのは見落としながら、棚ぼたでMPを浪費させたと言えるでしょう。ただし、二手目のガーディアンはキマイラDへの突撃でベルフレイムから離れてくれるかと思いきや、突撃の成立条件を阻む高低差により前述の1ヘクスに移動されてしまいます。三手目にして結構追い詰められているガイラムが、大逆転の致命的命中を願って山頂からガーディアンに投石するも、致命的はおろか命中1発で精一杯。ただ、この後に始まった恐怖のブレス9連発で奇跡的に犠牲者が出ず、一斉反撃の機会が巡ってきました。
 ドラゴンの飛来でジャイアントは機動力が封じられ、どうしても地道な射撃や無謀な格闘が主体になり、お約束のように激しい打撃音よりも間抜けな効果音が目立ちますが、ZOCを抉じ開けようとキマイラに突撃したのは大きな収穫。ブレスの火傷と生来の不器用さが響いて一手差で敗北したものの、そのキマイラは最寄りのジャイアントAに格闘を仕掛けて息が途絶え、ドラゴンが去った左方とキマイラが死んだ右方からジャイアントA×2が懐に潜り込んで、ベルフレイムにこん棒を一撃ずつ振り下ろせましたから。サラマンダーDはブレスを2発浴びたガイラムに、とても嬉しい回復をプレゼント。キマイラD×2は格闘でドラゴンを倒した偉い奴と、ベルフレイムへの火球を外した愚か者に分かれます。
 
●第2ターン
 HP79のガイラムが一番手となり、半径2ヘクスで囲いを形作るドラゴン×5の内の1匹を突撃で粉砕。装甲強化を着ていても少々のダメージを負いますが、ブレスの手数削減を優先です。ベルフレイムはHP42から自身への回復を唱え、ガーディアンが彼女に密着中のジャイアントA×2の内、瀕死の方へ突撃しました。そして、ガイラムへの3発を含むブレス7連発を乗り越え、再度の一斉反撃を敢行。HP72のベルフレイムに、HP27のジャイアントAが突撃→愚か者のキマイラDが射撃→HP31のジャイアントCが格闘と繋げば、第1ターンとは正反対に全てが命中。即ち、攻撃側はドラゴン×2とキマイラ×1に続いて、ベルフレイムの落命を止められなかったのです。
 
ベルフレイム…ガイラム領のバッシュラー火山地帯(28)に侵攻、敗北⇒ベルフレイム死亡、残りマスターは3人。
 
 ガイラム軍の生還者は、ジャイアントA×2・ジャイアントB×1・ジャイアントD×1・キマイラC×1・キマイラD×1・サラマンダーD×1と多めですが、配置の悪さからベルフレイムに纏わり付けるユニットが尽き、ジャイアントの平均HPも30に満たず、勝敗を決したHP19に対する命中率78%の格闘が外れれば手詰りだったと思います。何はともあれ、時間は短くも密度の濃い戦術画面でした。
 
■第80ターン ★イベント…技量向上。
 
 知らぬ間に関係が自然消滅していたクリムトからの新規同盟に承諾し、長年の友好を培ってきたジークからの同盟延長に拒否。シヤバカナ丘陵地帯(27)とマステンス平原地帯(34)に軍事を命令。ベルフレイムの死亡による換算でSPはカウンターストップに達し、本隊がキマイラ×2・サラマンダー×1を召喚。また、自動回復では治癒が追い付いていないジャイアント×4の内、一度の訓練でランクが上がるジャイアントD×1以外を休養。
 
■第81ターン ★イベント…祝福。
 
 キマイラ×1を召喚。
 
■第82ターン ★イベント…回復→捨て。
 
 ジークとの同盟期間が終了した途端、嫌がらせ効果抜群の同盟締結が炸裂。
 
■第83ターン ★イベント…強制退却→技量向上と交換。
 
 767のSPと豊富な余剰戦力を活用し、今後は高みの見物で済ませたいガイラムの立場では、自分からの裏切って侵攻は躊躇われます。そこで、未熟な若手が増えた本隊を特訓する時間を設けようと、手近な中立エリアに向かいました。
 
ガイラム…東グラファス山岳地帯(24)に侵攻、勝利。
 
 装甲強化を付与のガイラム・ジャイアント×4・キマイラ×4・サラマンダー×2にて、サイクロプス×1・グリフォン×7を地上から圧倒。ここまでに経過の1時間30分と多少の幸運をワンミスで棒に振るのは莫迦らしいので、ガイラムはボディカード越しの射撃に専念です。バッシュラー火山地帯(28)にはキマイラ×1を残しており、戦後にキマイラを召喚。
 
■第84ターン ★イベント…不穏。
 
 SPの消費速度を上げる為、キマイラの繁殖地にガイラムを戻す。一時的な離脱で本隊の反乱抑止権が失効してしまうのは、英雄を雇えないマスター全般の急所ですね。
 
■第85ターン ★イベント…不穏。
 
 マスターが留守の本隊に維持を命令。ガイラムの指導の下、キマイラ×3を召喚。偵察用にゴブリン×1を召集。
 
■第86ターン ★イベント…錬金術。
 
 キマイラ×4の追加発注でSPが枯渇し、ガイラムがゴブリンを引き連れて本隊へ復帰。
 
ガイラム…南セレブラス森林地帯(22)に侵攻、勝利。
 
 軍事命令に移行したばかりのバッシュラー火山地帯(28)ではなく、シヤバカナ丘陵地帯(27)からジャイアントA×3・ジャイアントB×6・ジャイアントD×1・キマイラD×2が発進。ベテランのジャイアントを主力に擁していますが、ジークはニタラク丘陵地帯(29)と南ジャグ湿原地帯(36)を西端とした大陸南東を統べており、領地交換でも無ければLPとSPの集金係しか務まらないでしょう。
 
■第87ターン ★イベント…英雄離反。
 
 ライザール・ハムスタ・フェザーン・フラウォンより、フェザーンの離反に失敗。しかも、策略使用時の迂闊なボタン連打により、ウィンドウで英雄離反の上に位置していた回復を意図せず使ってしまいました。初心者のような失敗は振り返らず、シヤバカナ丘陵地帯(27)の空白化を受けて、ジャイアントB×2・ジャイアントC×4・ジャイアントD×1のシュミシュミ森林地帯(33)を維持から委任に。
 
■第88ターン ★レプラス平原地帯(4)に地震/イベント…水晶玉。
 
 外交においては、部隊調略・同盟破棄・妖精より部隊調略を無効にしたばかりのジークより、残り2ターンとなった同盟の延長を乞われ、拒否。内政においては、最近の領内におけるLPの激しい無駄遣いに不安を覚え、南セレブラス森林地帯(22)・シヤバカナ丘陵地帯(27)・シュミシュミ森林地帯(33)に維持を命令します。不測の事態で本隊が痛打を受けた際に、現場で応急処置が可能な態勢を整えておかなければいけません。
 
■第89ターン ★イベント…炎の壁。
 
 策略頼りの比重が大きいガイラムなのに、今日はバランス破壊級の危険物が全然配られないと不平を洩らしていた気持ちが晴れました。これでガーディアン×4を先頭にジーク軍が押し寄せても、紅蓮の炎で焼き尽くせるでしょう。
 
■第90ターン ★イベント…祝福。
 
ガイラム…ジーク領の南ジャグ湿原地帯(36)に侵攻、敗北。
 
 勝者は聖戦士×8・ヒュドラ×1、敗者はジャイアントB×2が生き残りで、当方の推定死者はジャイアントB×6・ジャイアントD×1・キマイラD×3也。ジーク領への出陣起点に期待していた別動隊なのに、マスターのいない敵軍と言う対処しにくい相手の逆流を誘発させてしまいました。先程までの無駄遣いで誕生し、後方で訓練専念中のジャイアントでユニット欄の穴埋めは為されるでしょうが、ジーク軍の出方が心配です。
 
■第91ターン ★イベント…不穏。
 
ガイラム…ジーク領のニタラク丘陵地帯(29)に侵攻、勝利。
 
 軍事命令のバッシュラー火山地帯(28)より侵攻。
 
■第92ターン ★イベント…祝福。
 
 前ターンの終了間際に処理された侵攻は、勝者はキマイラD×11が生き残りで、先方の推定死者は聖戦士×5・騎士×7也。ジークはガイラム・ベルフレイム・クリムトとの睨み合いに終始してきた割に、まるで消耗戦を繰り広げているような間に合わせの国境警備兵ですが、実戦を長期間体験しなかったことが逆に精鋭騎士団の成長を阻んだのかもしれません。
 無人のバッシュラー火山地帯(28)と、ジャイアントD×1の犠牲はあったニタラク丘陵地帯(29)に、東グラファス山岳地帯(24)の本隊よりキマイラ×1ずつを移送。また、キマイラ増産の鍵となるSPを掻き集めてもらおうと、南セレブラス森林地帯(22)を維持から軍事に。一方、ガイラム領のアキレス腱だったマステンス平原地帯(35)には、ジャイアントB×4・ジャイアントC×6・ジャイアントD×1が配備されています。
 
■第93ターン ★イベント…水晶玉。
 
 睨み合い歴がジークを上回り、策略の備蓄が十二分だと推察されるクリムトを水晶玉に映し、強制退却・爆裂攻撃・奇襲攻撃から爆裂攻撃を無効に。本隊は全員でバッシュラー火山地帯(28)へ。
 
ガイラム…モルガルド密林地帯(18)に侵攻、勝利。
ガイラム…ジーク領のトスカニア平原地帯(30)に侵攻、勝利。
 
 ジークが長期滞在中のカツーオ丘陵地帯(26)及び、クリムトが準永住中のモルソルン山岳地帯(31)と隣接。
 
■第94ターン ★イベント…同盟破棄。
 
 ゴブリン×1を処分。サラマンダー×2を東グラファス山岳地帯(24)に帰して維持命令。脱落者0で勝利のモルガルド密林地帯(18)に軍事命令。349SPからキマイラ×3を召喚。
 
■第95ターン ★イベント…領地交換→同盟破棄と交換。
 
ガイラム…ザクハルト丘陵地帯(13)に侵攻、勝利。
 
 決定的な効果を望めない代わりに手堅い用途があることから欲していた策略の入手即使用で、自領のマステンス平原地帯(34)を中立エリアのウルハ砂漠地帯(20)と交換。同地の周囲はカツーオ丘陵地帯(26)を除けば中立エリアな為、ジーク軍本隊だけに熱視線を送れます。近頃は裏方と化した本隊では、脱落者0で勝利のザクハルト丘陵地帯(13)に軍事を命令し、4個目の別動隊を組織しようとキマイラ×5をニタラク丘陵地帯(29)に移動しつつ、キマイラ×1を召喚。
 
■第96ターン ★イベント…氷結。
 
 勢力順位はガイラムの領地10・収入15を筆頭に、領地4・収入6のジーク、領地1・収入1のクリムトの並び。ここで大規模な偵察を実施し、キマイラ×1の死亡と引き換えに全敵領の情報を掴めました。
 
・ザクハルト丘陵地帯(13)…軍事
 ジャイアントA×9 ジャイアントC×1 キマイラC×2
・ウルハ砂漠地帯(20)…維持
 ジャイアントB×4 ジャイアントC×6 ジャイアントD×2
・東グラファス山岳地帯(24)…維持
 サラマンダーC×1 サラマンダーD×1
・カツーオ丘陵地帯(26)
 ジーク 聖戦士×4 魔術士×3 ガーディアン×4
・シヤバカナ丘陵地帯(27)…委任
 ジャイアントD×2
・バッシュラー火山地帯(28)…指揮
 ガイラム ジャイアントA×2 ジャイアントB×2
 キマイラB×1 キマイラD×1
・ニタラク丘陵地帯(29)…委任
 キマイラD×5
・トスカニア平原地帯(30)…維持
 キマイラC×1 キマイラD×11
・モルソルン山岳地帯(31)
 クリムト デビルロード×5 サイクロプス×6
・南ジャグ湿原地帯(36)
 聖戦士×8 ヒュドラ×4
・シュワルベ密林地帯(38)
 サーペント×12
・ビスティッツ森林地帯(39)
 ユニコーン×1
 
 ジークの英雄は雇用が4人中、南ジャグ湿原地帯(36)にMP0の者が1人だけ就任。
 
ガイラム…南カルミスタ森林地帯(14)に侵攻、勝利。
 
 ジーク軍に別動隊の波状攻撃を食らわせるには、中立エリアのファミール平原地帯(25)にキマイラ集団を送り込まなければならない中、こんな風にSPを仕送りしてくれる孝行息子がいて非常に助かります。
 
■第97ターン ★イベント…瞬間移動→氷結と交換。
 
 キマイラ×1の戦死を出した南カルミスタ森林地帯(14)と、ジャイアント×1が居残るザクハルト丘陵地帯(13)は委任命令を継続。本隊でキマイラ×1を召喚後、不可解なことにミノタウルスを召集していたシヤバカナ丘陵地帯(27)へ、余計な行動を慎ませなければとガイラムを移動。
 
■第98ターン ★イベント…大嵐→瞬間移動と交換。
 
 シュワルベ密林地帯(38)とビスティッツ森林地帯(39)への大嵐で、ジークは僅かに減収。ガイラム・ジャイアント×2・ミノタウルス×1が本隊へ合流。
 
■第99ターン ★イベント…反乱工作。
 
 ジークの飼い慣らしたサーペントがうじゃうじゃいるシュワルベ密林地帯(38)に反乱工作を使用後、更に追い詰めようと本隊をニタラク丘陵地帯(29)に寄せ、バッシュラー火山地帯(28)には繁殖役のキマイラ×1のみが残留。ニタラク丘陵地帯(29)のユニット枠から溢れたジャイアント×2・ミノタウルス×1も置いておくと、軍備命令でLPを勝手に消費されてしまう為、東グラファス山岳地帯(24)に隔離しました。
 
■第100ターン ★北カルミスタ森林地帯(7)に部隊成長/イベント…錬金術。
 
 遊兵のザクハルト丘陵地帯(13)が数合わせのミノタウルス×2を動員したことが判明し、命令を維持に。
 
ジーク…北ジャグ湿原地帯(35)に侵攻、勝利。
 
 北ジャグ湿原地帯(35)はニタラク丘陵地帯(29)と接続するエリアであり、ガイラム軍の思惑を読み切ったかのような行動です。本隊が到達を目指すファミール平原地帯(25)も、黒騎士×2・バーサーカー×3・ロック鳥×7の平原としては最高の編成で、足止めを余儀無くされました。
 
■第101ターン ★南ガザ砂漠地帯(15)にロック鳥襲撃/イベント…部隊調略。
 
 防御側専用及び火に強いユニットは倒せない炎の壁より、攻撃側でも使えて即死どころか寝返りな上に防御側の策略封印効果まで有する部隊調略の方が、ガーディアン×4に囲まれるジークには恐怖でしょう。これでエンディングへの距離が急に縮まった気がします。
 
ガイラム…南ガザ砂漠地帯(15)に侵攻、勝利。
 
■第102ターン ★イベント…千里眼→捨て。
 
 
■第103ターン ★イベント…部隊召喚→強制退却と交換。
 
 SPさえあればキマイラの供給が滞らない現状に今回の策略交換はそぐいませんが、手札の1枚を水晶玉等の入手即使用したい策略向けに空けておきたかったので。部隊召喚は期待通り、バッシュラー火山地帯(28)が消費してくれました。
 
ガイラム…北ガザ砂漠地帯(10)に侵攻、勝利。
 
 止まらない仕送りは嬉しいものの、この千軍万馬が本来の戦場とは逆さまな方向に行ってしまったのは残念。領地交換で強引に引き寄せる以外の軌道修正は無理でしょう。
 
■第104ターン ★イベント…反乱工作。
 
 反乱工作は北ジャグ湿原地帯(35)の聖戦士×5・ヒュドラ×7にお見舞いしたいのに、英雄の指揮下にあって対象外。他の候補と言えば、南ジャグ湿原地帯(36)の聖戦士×3・ヒュドラ×1と、ビスティッツ森林地帯(39)のユニコーン×1しか挙がりませんが、前者が中立エリアになれば北ジャグ湿原地帯(35)は退路を失います。つまり、第42ターンにベルフレイムに仕掛けた作戦と同じケースとなり、ジークが戦術画面用の策略を未所持だと確認出来ました。情報料でキマイラ×1の損失に就き、ジャイアント×1を補充。
 
ガイラム…ジーク領の北ジャグ湿原地帯(35)に侵攻、敗北。
 
■第105ターン ★北ウンバール湿原地帯(16)にモンスター襲撃/イベント…濃霧。
 
モンスター…ガイラム領の南ガザ砂漠地帯(15)に侵攻、勝利するも静止。
ガイラム…北カルミスタ森林地帯(7)に侵攻、勝利。
 
 SPを求めて明後日の方向へ進軍する彼らに、労いの意味を込めて維持を命令。
 
■第106ターン ★シュワルベ密林地帯(38)に地震/イベント…領地交換→濃霧と交換。
 
 カンチャンずっぽし的な策略入手で部下への優しい前言を即座に撤回し、第100ターンからモンスターが全然変化しないファミール平原地帯(25)を、ジャイアントA×8・ジャイアントC×1・キマイラB×1の北カルミスタ森林地帯(7)と交換。そこにガイラムとキマイラB×1を加えることで本隊を挿げ替え、旧本隊はジャイアント×1を東グラファス山岳地帯(24)へ移動後、ジャイアント×3の召集で全12部隊を確保。
 
■第107ターン ★イベント…瞬間移動。
 
 カツーオ丘陵地帯(26)のジークを、ウルハ砂漠地帯(20)・ファミール平原地帯(25)・トスカニア平原地帯(30)の三方から、ガイラム・ジャイアント×21・キマイラ×14が包囲する好形とは言え、ガーディアン×4が立ちはだかるフォーリア聖騎士団&精鋭魔術団と真っ向勝負に挑めるガイラム軍はどこにもいませんから、不粋なのを承知しつつバランスブレイカーの部隊調略を使用決定。本隊全員で侵攻し、寝返り数が少ない時の為にガイラムはいつでも逃げ出せる安全地帯で開幕を迎えますが、ガーディアン×3が味方に変わった時点で結果確定でした。ただし、実は忠義を守ったガーディアン×1が、不用意に前進させたガイラムへ一目散に走って怒りの両拳を叩き付ける、奇跡の大逆転が起きないとも限らない冷や汗ものの場面も。
 
ガイラム…ジーク領のカツーオ丘陵地帯(26)に侵攻、勝利⇒ジーク死亡、残りマスターは2人。
 
■第108ターン ★イベント…反乱。
 
 先方からの短縮要求に頷きつつ、当方からも15LPを支払って、第80ターンから永続してきたクリムトとの同盟を円滑に幕切れさせ、バッシュラー火山地帯(28)で勃発した反乱の鎮圧命令を周辺の2エリアに出し、ガイラムの生命を脅かしたガーディアンに群がって全員健在で食い止めたジャイアントたちを木陰で休ませと、雑用をこなしていると。
 
ガイラム…南ガザ砂漠地帯(15)に侵攻、勝利。
ガイラム…バッシュラー火山地帯(28)に侵攻、勝利。
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、敗北。
 
 トスカニア平原地帯(30)の別動隊が独断で大陸覇者決定戦を仕掛け、策略使用音を鳴らされずして自滅。クリムト・デビルロード×5・サイクロプス×6がキマイラ×12を余裕で跳ね返せるとは思えず、相打ち程度の戦果はあったでしょうか。
 
■第109ターン ★レプラス平原地帯(4)に地震/イベント…回復。
 
 損害が全く出なかったらしいクリムト軍に、本隊からジャイアント×1を送り込んで爆裂攻撃の誤射を誘えました。金欠中に就き、そのジャイアントの代替はミノタウルスで。
 
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、敗北。
 
■第110ターン ★イベント…装甲強化。
 
 水晶玉で瞬間移動が無効に。現場の暴走で壊滅したトスカニア平原地帯(30)には、後方からジャイアントA×3・ジャイアントB×3・ジャイアントC×1が、追っ手を振り切って落ち延びられたキマイラC×1・キマイラD×1と合流済です。そちらの方がキマイラ供給源に近く、委任エリアを含めたユニットの編成が柔軟に出来そうなので、カツーオ丘陵地帯(26)よりキマイラB×2を連れてガイラムを向かわせました。
 
■第111ターン ★イベント…回復。
 
 ここよりおまけ話1「政策&作戦フェイズ命令順ルール」を踏まえ、カツーオ丘陵地帯(26)→トスカニア平原地帯(30)と順番が回るように注意を払います。モルソルン山岳地帯(31)のクリムト軍を、前者の別動隊が先程みたく適度に痛め付けてくれさえすれば、後者の本隊がお茶の子さいさいで悪魔退治を引き受けられるでしょう。
 
■第112ターン ★イベント…英雄離反→捨て。
 
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、敗北。
 
 思惑通りにカツーオ丘陵地帯(26)から第一弾が放たれ、クリムト軍はサイクロプス×1を失い、皆のMPは尽き、大半のHPが半分以下まで衰弱しました。鉄砲玉扱いの侵攻軍でありながら、ジャイアント×5が生還してくれたのも朗報です。
 
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、敗北。
 
 続け様に本隊発のミノタウルス×1で戦術画面用策略を探り、不確定要素を下げます。
 
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻するも、強制退却。
 
 ガイラムが真の大陸覇者決定戦の開幕を宣言するはずが、クリムトの用意周到さに阻まれました。大地滅壊や炎の壁を浴びてよもやのゲームオーバー、とならなかっただけマシでしょうか。
 
■第113ターン ★イベント…千里眼→捨て。
 
 どんな重体患者だろうが全治1ターン以下のバハムート大陸だけに、一度は迎えた決定的機会もターンを跨いでは仕切り直さなければいけません。2度の敗戦で多数の戦死者を出したガイラム軍ですが、出番を待ち構えるユニットが後方に控えており、貴重な指揮権を右に左に動かすような手間はいらず、別動隊本部のカツーオ丘陵地帯(26)は既にジャイアントA×8・ジャイアントB×1・キマイラD×3が配備されました。ここで1部隊の空きがある本隊にジャイアントを召集したいもののLP不足で諦め、別動隊及びジャイアントD×4が待機するファミール平原地帯(25)には維持を命令。
 
■第114ターン ★イベント…大嵐→捨て。
 
 ジャイアント×1を召集し、別動隊に軍事を命令して次のターンを待つはずが。
 
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、敗北。
 
 これは明らかな失着。政策フェイズの終了時点で全11部隊だった本隊より、全12部隊の別動隊の方が命令順は遅いことを見落としていました。
 
■第115ターン ★イベント…回復→捨て。
 
 潤沢な余剰戦力を擁して楽勝ムードだったのに、徒死を3度も重ねて余裕の色が褪せてきます。以下は現有のユニットで、LPとSPは合計しても50未満です。
 
・ザクハルト丘陵地帯(13)…維持
 ジャイアントA×1 ジャイアントC×1 ミノタウルスC×2
・東グラファス山岳地帯(24)…維持
 ジャイアントC×4 ジャイアントD×2 ミノタウルスC×1
 キマイラD×3 サラマンダーC×1 サラマンダーD×1
・ファミール平原地帯(25)…委任
 ジャイアントC×3 ジャイアントD×1
・カツーオ丘陵地帯(26)…維持
 ジャイアントA×5
・バッシュラー火山地帯(28)…委任
 キマイラD×7
・トスカニア平原地帯(30)…指揮
 ガイラムA ジャイアントA×3 ジャイアントB×3 ジャイアントD×1
 キマイラB×2 キマイラC×1 キマイラD×1
 
■第116ターン ★イベント…氷結→捨て。
 
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、敗北。
 
 徹底的な「策略誘発法」でジャイアントD×1とパラメーター加算系策略の交換を果たした後、ガイラムをカツーオ丘陵地帯(26)に移動。こうすれば次のターンに、カツーオ丘陵地帯(26)からガイラム以外を侵攻→ガイラムをトスカニア平原地帯(30)に移動→トスカニア平原地帯(30)からガイラム以外を侵攻と、気紛れな委任に頼らなくても波状攻撃が可能なので。
 
■第117ターン ★南セレブラス森林地帯(22)に金脈発見/イベント…英雄離反→捨て。
 
 ガイラムに背中を見送られ、ジャイアントA×5・ジャイアントC×3・ジャイアントD×1が装甲強化の加護の下に、クリムト・デビルロード×4・サイクロプス×7と敵地で相対します。これは全滅覚悟で二の矢に継げれば御の字の、ハイリスク&ローリターンを許容した戦いです。しかし、カツーオ丘陵地帯(26)からモルソルン山岳地帯(31)への侵攻は、CPU同士の初期配置が密着することを失念。機敏の遅いジャイアントは、流星→這虫→這虫→這虫→這虫の魔法多重奏に出迎えられ、一方的に殺戮されました。
 
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、敗北。
 
 あまりに厳しい展開に生存は絶望視されましたが、HP1で1人が離脱成功して拍手。とは言え、相次ぐ戦略ミスで深刻化した手駒不足に狼狽は否めず、不要ユニットの保管倉庫扱いの東グラファス山岳地帯(24)にまで動員を掛け、護衛不在の丸裸で危ういガイラムはトスカニア平原地帯(30)に避難させて事無きを得ようとします。
 
■第118ターン ★イベント…再行動。
 
 ジャイアント×1をカツーオ丘陵地帯(26)に送り、同ユニットを召集。保管倉庫の面々は無防備な国境線に素早く反応してくれ、東進を前ターンより開始済。また、キマイラの供給路は順調に稼働中。
 
■第119ターン ★北ガザ砂漠地帯(10)にモンスター襲撃/イベント…隷属→回復と交換。
 
モンスター…ガイラム領の北ガザ砂漠地帯(10)に侵攻、勝利→ガイラム領の南カルミスタ森林地帯(14)に侵攻、勝利→ガイラム領の南ガザ砂漠地帯(15)に侵攻、勝利→ガイラム領のウルハ砂漠地帯(20)に侵攻、勝利するも停止。
ガイラム…南カルミスタ森林地帯(14)に侵攻、勝利。
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、敗北。
 
 空閑地を蚕食されたり、隷属でギルフレイ平原地帯(37)を獲得したり、原状回復の為に維持命令を解いたザクハルト丘陵地帯(13)が的確に仕事をこなしたり、目的地に到着したばかりの保管倉庫が押せ押せで進軍したら、やっぱり押し返されて対クリムト戦の連敗記録を更新したりと、本隊の作戦フェイズが回ってこない内に様々な出来事が起こりました。最後の勝ち目無き侵攻を実行したのは、ジャイアントA×1・ジャイアントB×5・ジャイアントD×1・キマイラ×D×3・サラマンダーC×1・サラマンダーD×1で、注目のクリムト軍の損傷具合や如何に。
 
 
クリムト 78/12 サイクロプス 51/── 
デビルロード 51/──サイクロプス 54/── 
デビルロード 43/──サイクロプス 39/── 
デビルロード 64/──サイクロプス 38/── 
デビルロード 64/──サイクロプス 29/── 
サイクロプス 30/──サイクロプス 34/── 
 
 
 魔法大敵が合い言葉の我々を鼓舞する横線に、サイクロプスに体力自慢を誇らせないHPのおまけ付。ここまで追い詰めても、回復の策略で有利不利を初期化されるのはもちろん、それ以上の不安も案じ出せば尽きないとは言え、最終局面の足踏みにはもう耐えられません。ガイラムA・ジャイアントA×4・ジャイアントB×1・ジャイアントD×1・キマイラB×2・キマイラC×1・キマイラD×2にて、いざクリムト掃討戦へ邁進しましょう。
 
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻するも、強制退却。
 
 第112ターンの再来ですが、今度は強制退却に対抗して使えれば気持ち良い、再行動でカウンターアタック。
 
 三度目の正直で顔合わせに成功したガイラムとクリムトは、双方が戦術画面用策略を所持していません。南西の麓から通常ルートで出発し、登り坂が苦手なキマイラに歩調を合わせたガイラム軍主力に対し、デビルロードは自分から鞭を振るいに来ました。サイクロプスによる雨あられの投石は、別ルートに置いた陽動用のジャイアント×2が捨て身で引き付けます。
 第3ターンにはクリムトが部下の頭上を乗り越え、第二峰で衝突中の両軍に割って入り、彼を力尽くで拉げば良い簡単な局面へ。崖っぷちのクリムト軍にも起死回生の道筋は残り、デビルロード×1がガイラムの周囲で唯一空いていたヘクスに飛び込むも、公正なバハムート大陸の確率計算はCPU贔屓の致命的命中を起こしません。その後、クリムトの冥土行きが確定していたキマイラの攻撃で無意味に起きたので、ガイラムが致命的命中を食らう巡り合わせもあったのでしょうから、このリプレイは最後まで没の危険を孕みつつ完結を迎えられたようです。
 
ガイラム…クリムト領のモルソルン山岳地帯(31)に侵攻、勝利⇒クリムト死亡、ガイラムが大陸の覇者に。
 
 
■あとがき 所要時間:2時間4分
 
 普段通りにセーブ&ロードは未使用ながら、最弱マスターと最難シナリオの組み合わせは流石に強敵で、一発勝負での成功ではありません。過剰な守備重視の戦略となったのは、東西南北より敵襲が自領を圧縮してくる序盤の突破すら難しかった影響で、それは録画を当文章に変換してゆく際に自分で自分の臆病さを少し笑ってしまった程。ただ、かつてのガイラムリプレイ巨人族モットー順守挑戦と比較すれば、策略への依存度が下がっていますし、戦術画面外におけるジャイアントのパフォーマンスも発揮出来たので、終盤に多発した不手際を含めてもプレイヤーとしての満足度は高いですね。
 
 
 
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